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2016年7月11日
製品・サービス / プレスリリース
パナソニック株式会社は、可視光通信技術を発展させた当社独自の「光ID」技術*1を用いた情報連携サービスのよりスムーズな導入を目的として、サービス開始時に必要な「光ID」送信機、「光ID」プラットフォームサービスを用途別、シーン別に組み合わせたパッケージの提供を、2016年7月下旬から開始いたします。
当社は、2014年12月に、LED光源を高速点滅させることでさまざまな情報を送ることができる可視光通信技術を発展させ、その光源から送信されるさまざまな情報を搭載したID信号(「光ID」)を、スマートフォン*2のイメージセンサーと専用アプリを用いて高速受信する技術を開発しました。本技術は、スマートフォンに専用のアプリケーションソフトをインストールするだけで、受信側のスマートフォンと送信側の「光ID」の送信機器(デジタルサイネージ、LED照明など)の間での「光ID」送受信を可能とするものです。
昨年12月の事業内容の発表以降、一般社団法人銀座通連合会様、東京急行電鉄株式会社様などとの実証実験、東京ビッグサイト様への納入と様々な業種業態のお客様にご協力をいただきながら、当社独自技術の検証を進めてまいりました。今回、用途、利用シーンに合わせた3種類のパッケージとして提供開始することで、市場導入の拡大を目指します。
なお、本サービスについてはパナソニック システムネットワークス株式会社が窓口となり、導入提案から設置、障害時の保守対応まで、万全のサポート体制でお客様の運用を支えます。
今後、このようなパッケージを更に充実していくとともに、「イベント」「施設案内」「商品情報配信」「看板広告」等での活用を訴求していきます。
用途、利用シーンに合わせて3つのパッケージサービスを提供
「光ID」技術は、QRコードやARマーカーなどの画像読み取り方式とは異なり、受信時に読み取り位置を合わせたり複雑な画像を認識処理したりする手間が不要です。
このため、人混みのなかで対象のコードに近づかなくても離れたところから、起動したスマートフォンのカメラをLED光源またはその光源で照らされた対象物にかざすだけで「光ID」をすばやく受信することができます。
また、Bluetooth®や超音波などを用いた情報送信方式のように電波干渉・音波干渉を考慮する必要がないため、隣接する場所において複数の「光ID」送信機を設置し、多様な情報を提供することが可能です。
「光ID」の送信機器は、従来の可視光通信技術が適用されていた白色照明だけでなく看板照明・ショーウインドー等の間接光などに加え、デジタルサイネージに用いられる液晶ディスプレイの利用も可能で、幅広いシーンでの活用が見込まれます。
本パッケージは、以下の4つで構成されます。
(1)「光ID」を送信するハードウエア
(2)お客様のスマートフォンで「光ID」を受け取るための「スマートフォンアプリ」
(3)「光ID」の発行・登録サービス機能などを提供する「共通プラットフォームサービス」
(4)ログ解析やコンテンツの切り替え機能などの「アプリケーション」
多岐にわたる「光ID」技術を用いた情報連携サービスを用途別に構成し、3種類のパッケージをご用意いたしました。これらをお客様の使用環境に応じてカスタマイズすることで、サービス提供までの時間短縮を実現いたします。
以上
記事の内容は発表時のものです。
商品の販売終了や、組織の変更等により、最新の情報と異なる場合がありますのでご了承ください。