【訂正】2023年11月21日
2. ビジネスモバイルパソコン レッツノート SRシリーズ 2)の重複を削除
2023年度グッドデザイン賞(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)の受賞発表が2023年10月5日に行われ、パナソニック コネクト株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役 執行役員 プレジデント・CEO:樋口 泰行、以下、コネクト)は、システム・サービス1件を含む合計4件のグッドデザイン賞を受賞しました(パナソニックグループ全体ではグッドデザイン・ベスト100に3件選定され、合計41件のグッドデザイン賞を受賞)。
コネクトは、パナソニックグループにおいて、B2Bソリューション事業成長の中核を担い、顧客起点でお客様の「現場」に貢献する新しいソリューションを提供する会社です。そして企業としての存在意義であるパーパスを、「現場から 社会を動かし 未来へつなぐ」と掲げ、ビジネストランスフォーメーションを推進しています。
さらに2023年4月1日付で、トランスフォーメーションにおいて、社内のさまざまな部分をつなぐ役割を担う製品やサービス・ソリューションのデザインを行うデザイン部門と、ブランディングやデマンドジェネレーションを担当するマーケティング部門を統合しました。真の「顧客起点」を実践するために、企業活動のあらゆる顧客接点にデザイン&マーケティングが参加する体制を構築。「顧客起点」のビジネス戦略、製品・サービス開発、コミュニケーションの実践を可能にする体制として、開発・製造・営業・サポート・企画・人事・IT・知財等さまざまな部門と緊密に連携しながら、企業全体に「顧客起点」の考え方を浸透させる経営変革も行っており、この度の受賞は現場にお役立ちする顧客起点に立ったデザイン推進として、その評価を得たものと考えています。
※2023年3月30日プレスリリース「デザインとマーケティング部門を統合『デザイン&マーケティング本部』発足」
https://news.panasonic.com/jp/press/jn230330-7
今回のコネクトの受賞対象は以下の通りです。
1. 頑丈ノートパソコン Panasonic TOUGHBOOK(タフブック)FZ-40シリーズ
・受賞カテゴリー:パソコン・パソコン周辺機器
・概要:警察や消防車両への搭載や電力、ガス、水道など公益事業を担う市場をターゲットとした頑丈ノートPC。過酷な環境での作業を可能にする頑丈さと長時間駆動、騒音環境においても快適なWeb会議機能搭載。必要な機能をお客様自身で後付け可能なモジュラー構造を採用することで、機器の長期利用や環境負荷の低減に貢献する。
・デザインのポイント
1)お客様自身で必要な機能を後から追加・交換可能なモジュラー構造で機器の長期利用や環境負荷の低減に貢献
2)従来機種と車載ホルダー取付位置やIOポート位置を共通化することで、周辺機器の継続利用が可能
3)遮熱性シルバー塗装やフルバンパー構造、クロスパターンの組み合わせで”壊れず長い間使えるPC”を追求
・審査委員の評価:世界中の過酷な現場での使用のために作られたタフノートPC、TOUGHBOOKの10年ぶりの新型モデルである。これまでのTOUGHBOOKのデザイン哲学をしっかり継承しつつ、さまざまなI/Oデバイスに対応するためのモジュラー構造、大画面化、Web会議のための大音量スピーカーなど、シェアNo.1の地位に満足する事なく、常により良いもの目指そうとする開発者、デザイナーの心意気に敬意を表したい。
・詳細情報:
https://connect.panasonic.com/jp-ja/products-services/tough/lineup/40-a
2. ビジネスモバイルパソコン レッツノート SRシリーズ
・受賞カテゴリー:パソコン・パソコン周辺機器
・概要:頑丈・軽量・長時間駆動を備えたモバイル性、狭い環境でも快適に作業できる操作性、ビジネス基準のセキュリティ性能の3点をA4以下のコンパクトなボディに凝縮したビジネス用モバイルPC。働く環境が今まで以上に多様化しリアルとオンラインが混ざったハイブリッドな環境に変化する中、よりアクティブな働き方を叶えるため本機を開発した。
・デザインのポイント
1)一体成型による新ボンネット構造により、ビジネスシーンに調和しながらも頑丈で安心して持ちだせる
2)大口径化した円形タッチパッドにより、機内や車内などマウスが使いづらい狭い環境でも仕事がしやすい
・審査委員の評価:レッツノートの高性能コンパクトモバイルノートであるSRシリーズ。レッツノートのデザイン哲学をしっかり引き継いだ製品である。長く使い続けられる堅牢性、持ち運びが負担にならない軽量、一日中仕事ができる長時間駆動、これらの要求はどんな時代にあってもビジネス用ノートPCに求められる基本要求である。27年間このコンセプトからブレる事なく、ただただ実直に守り開発・デザインを続けてきたからこそ、現在のレッツノートブランドの強さがあると、改めて感じさせてくれる製品である。
・詳細情報:
https://connect.panasonic.com/jp-ja/products-services/letsnote/lineup/sr
3. プラズマダイサー APX300-PD
・受賞カテゴリー:生産・製造用機器・設備
・概要:半導体製造において、集積回路が形成されたシリコンウエハーをプラズマ制御によるエッチング方式で個片に分割(ダイシング)する装置。従来の回転砥石による切断方式と比べ、ウエハーへのダメージを大幅に軽減、クリーンで精密な断面のダイシングを実現する。微細化や3D構造化など半導体の高性能化を支援し、製造ロスの低減にも貢献。
・デザインのポイント
1)ダイシング部を4台まで増設可能な放射状レイアウトで設置環境に最適化出来る柔軟性と面積生産性
2)ダイシング部周囲の作業空間確保と回転開閉構造の蓋の採用で、メンテナンス時の安全性と作業性が向上
3)現行機から体積を半減し、白色基調と青色ラインの分割意匠で無味単調で圧迫感のある労働空間を改善
・審査委員の評価:プラズマダイシングによる革新的なウエハーの切断技術を軸に、従来の板金で作られた大きな箱型の機械のイメージを一新した、放射上のレイアウトモジュールが非常にユニークな装置である。ブルーのアクセントカラーが装置の重厚感を和らげ、軽快な印象を与える効果として成功している。またダイシング部を最大4台まで増設できるため、設置の柔軟性が高く、この方式の採用により通常の体積が半分に削減されたことも注目すべき点である。機械のあるべき姿として働く人を中心に考え、快適な生産環境の構築に貢献する素晴らしい提案である。
4. YOSS(R)(Yamano Osaka Screening System)クラウドサービス(大阪公立大学と共同)
・受賞カテゴリー:一般・公共用システム・サービス (※)コネクトではシステム・サービスがグッドデザイン賞を受賞するのは2022年に続き2回目です。
・概要:貧困や孤独など、支援が必要な生徒の潜在的SOSを、スクリーニング作業で早期発見し、学校と地域、専門機関が連携を促進し、適切な支援へつなぐサービス。教員の生徒への理解を深め、クラウドでデータをシェアすることで、支援者同士の連携がスムーズになり、サポートを必要とする子供の重大事案防止につながります。
・デザインのポイント
1)児童の状態をチェックリストに入力するだけで、表面化しにくい要支援の生徒を早期発見できる
2)教員だけの対応に留めず、地域、専門機関が連携し、客観的な指標に基づき支援を決定することができる
3)クラウドにより全国の教育現場への導入を促進。データ集約し学習モデルを深化することで判定精度を高める
・審査委員の評価:多様性が声高に叫ばれる中、多様性の包摂への取り組みは想像しているよりもずっと少ない。短期的にみれば、手間がかかるし、考慮しなくてはいけない要素も広がる一方で、ビジネスモデルは確立していないからだ。そんな中、本サービスは不登校という選択をする子供の状況をシステムで共有し、先生一人に依存するのではなく、複数判断で判定する仕組みをとることで、質を維持したまま迅速化を図っており、大切な一歩を踏み出したと言える。今後ますます増加が見込まれる不登校の生徒に対して、教育現場そのものも多様化していく必要があることを示してほしい。
・詳細情報:
https://connect.panasonic.com/jp-ja/products-services_yoss-cloud-service
【パナソニック コネクト株式会社について】
パナソニック コネクト株式会社は2022年4月1日、パナソニックグループの事業会社制への移行に伴い発足した、B2Bソリューションの中核を担う事業会社です。グローバルで約29,500名の従業員を擁し、売上高は1兆1,257億円(※)を計上しています。「現場から 社会を動かし 未来へつなぐ」をパーパス(企業としての存在意義)として掲げ、製造業100年の知見とソフトウェアを組み合わせたソリューションや高度に差別化されたハードウェアの提供を通じて、サプライチェーン、公共サービス、生活インフラ、エンターテインメント分野のお客様をつなぎ、「現場」をイノベートすることに取り組んでいます。また、人と自然が共存できる豊かな社会・地球の「サステナビリティ」と、一人ひとりが生きがいを感じ、安心安全で幸せに暮らすことができる「ウェルビーイング」の実現を目指しています。
※2022年度売上高
■人権の尊重と企業価値の向上に向けて
パナソニック コネクトは、「人権の尊重」と「企業価値の向上」を目的に、DEI(Diversity, Equity & Inclusion)推進を経営戦略の柱のひとつと位置づけ、多様な価値観を持つ一人ひとりがイキイキと力を発揮できる柔軟性の高いカルチャーを目指しています。
「少数であること」やその他の理由で権利が守られていない状況に対しては、妥協できない「人権」の問題として取り組みます。
例えば、2016年、国内の人事制度運用上の配偶者に「(同性婚も含む)事実婚を結婚したものと同様に取り扱う」ことを発信するなど、家族の在り方の多様化に対応しています。
▼その他の取り組みについてはこちら
https://connect.panasonic.com/jp-ja/about/sustainability/dei/lgbtq
▼パナソニック コネクト株式会社 ウェブサイト
https://connect.panasonic.com
▼パナソニック コネクトNewsroom
https://connect.panasonic.com/jp-ja/newsroom
<関連情報>
【グッドデザイン賞について】
http://www.g-mark.org/about/
グッドデザイン賞は、さまざまに展開される事象の中から「よいデザイン」を選び、顕彰することを通じ、私たちのくらしを、産業を、そして社会全体を、より豊かなものへと導くことを目的とした公益財団法人日本デザイン振興会が主催する「総合的なデザインの推奨制度」です。
・トピックス:2023年度グッドデザイン賞においてパナソニックがベスト100に3件選定
https://news.panasonic.com/jp/topics/205383