グループCEO楠見が新入社員に伝えたメッセージ――挑戦と変革を重ね「世界一」をともに目指す

2026年4月1日

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グループCEO楠見が新入社員に伝えたメッセージ――挑戦と変革を重ね「世界一」をともに目指す

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2026年4月1日、新年度のスタートにあたり、パナソニックグループは約1,000人の新入社員を迎えました。本記事では、同日に本格稼働を開始したパナソニック ホールディングス株式会社(以下、パナソニックHD)技術部門の研究・開発の中核拠点「Technology CUBE」を会場に、パナソニックHDおよびパナソニック オペレーショナルエクセレンス株式会社合同で実施した入社式「The DAY.1 2026」において、グループCEO楠見が新入社員向けに話した内容を紹介します。

はじめに

皆さん、ようこそパナソニックグループへ。ご入社おめでとうございます。私たちが今日のこの場を「The DAY.1」と呼んでいるのは、今日という日が、皆さんにとって新たな気持ちで、新たに挑戦を始める「1日目」だからです。後から振り返って、「ああ、私のパナソニックの“1日目”はこんなことがあって、こんな風に気持ちが切り替わったな」と思える、そんな1日にしてほしいと思っています。今日はそのためのプログラムを用意していますので、今日1日を精一杯楽しんでください。

仕事をする上で何よりも大切なこと

さて、皆さんのこれからの挑戦への期待についてお話しする前に、とても大事なことをお伝えします。
皆さんが、これから会社で仕事を進める上で、何よりも大切なことを二つ挙げるとすれば何でしょうか。

まず、何よりも一番大切なことは、皆さん自身、そして仲間の身体と心の健康。それを守るための安全の実践です。例えば技術部門で挑戦する方であれば、今までやったことがないような化学的な実験をすることもあるでしょう。そうした場合には、まず、薬品の取り扱いルールを把握し、経験のある先輩にも相談しながら、自らや仲間が怪我や火傷を負わない安全な手順を確立した上で進めてください。

また、心の健康という観点では、新たな挑戦がなかなかうまくいかないこともあるでしょう。そんな時は一人で思い悩まないでください。難しいことは皆で乗り越える。当社の経営における基本の考え方に「衆知を集めた全員経営」という言葉があります。多様な経験や知見を持つ皆さんが、一人ではなく皆で知恵を紡ぐからこそ、素晴らしい成果に向けてスピーディーに進むことができます。そして、一人ひとりが前向きな気持ちで成長に向かうことができるのです。

二つ目は、法令やお客様との約束を守ることですが、そのために皆さんに実践してほしいのが「誠実を貫く」ということです。
新しい挑戦においては、例えば新規の技術開発で、時として目指したゴールに到達しなかったり、スケジュールどおりに進まなかったりということもあります。
そうした時は「思った通りできていないんです」、あるいは、そうなる前に「思った通りできそうにないんです」ということを正直に、かつタイムリーに共有して周りの人に相談してください。精一杯努力をした結果であることを分かってもらえれば、必ず相談に乗ってもらえます。仕事は一人でするものではありません。皆でするものです。だからこそ、一緒に仕事をする仲間、社内のみならず社外の方々、すべての方々に対して、皆さんはどうか誠実であり続けてほしいと思います。

「誰にも負けない」仕事で「世界一」を目指す

ここからは、皆さんの挑戦への期待についてお話ししますが、その前に、このパナソニックグループの大きな考え方について二つお伝えします。

この中で「250年計画」という言葉を聞いたことがある人はいますか?

1918年、グループの原点である松下電気器具製作所を設立した創業者・松下幸之助は、「自分の会社の真の使命を悟った」ということで、1932年の5月5日に全社員(当時は店員)を集めて「第1回創業記念式」を執り行いました。その中で、「精神的な安定と物資の無尽蔵な供給が相まって、初めて人生の幸福が安定する。自分が松下電器の真使命として感得したのはこの点である」と述べました。つまり、一人ひとりが物質的にも精神的にも満たされるような社会の実現を目指すということを表明したのです。さらにこれを、250年かけて実現する、しかもこの250年を、25年を一節として10回繰り返して実現するという壮大な計画を発表しました。これが250年計画なのです。

どんどん社会が進展してゆき、技術も進化する中で、変化する人々のニーズや社会課題に向き合い、その時代ごとの新たなニーズ、新たな課題に応えながら、社会の繁栄に寄与してゆくのが当社のあり方だということです。

もう一つは、当社グループの経営基本方針の根幹にある、「厳しい競争の中で、誰にも負けない立派な仕事をして、お客様に喜んでいただければ、必ず報酬はいただける」という考え方です。例えば利益が出ていないということは、競合に比べてお役立ちが少ないということだと認識しなければなりません。

ここで大事なことは、「誰にも負けない」という点です。つまり、競合他社の商品や技術の方がお客様に喜ばれるというようなことでは、それは当社らしい仕事とは言えません。

「昨年より良くなりました」「あのやり方よりはいいやり方になりました」ということではなく、「誰にも負けない」、すなわち皆で「世界一」を目指す。社員一人ひとりがそういう考え方で仕事に取り組むことが、当社本来の伝統の考え方です。これを是非皆さんの心に留めてほしいと思います。

2025年度、当社グループがグループ経営改革を進めていることを、報道などを通じて知り、皆さん、あるいは、皆さんのご家族も、心配されたのではないでしょうか?

私は、グループCEOに就任して以来、当社グループ本来の伝統である「誰にも負けない」という精神・闘争心を、一人ひとりの心に灯すべく努力していますが、まだまだ道半ばです。しかし、皆でこの本来の精神を取り戻し、それぞれの仕事で「世界一」を目指して挑戦を続ければ、皆さんの先輩も含めて素晴らしい社員に満ち溢れている当社グループは、必ず停滞と決別し、成長に転じることができると確信しています。

だからこそ、今日新たに入社された皆さんには、特にそのことを知ってもらって、「誰にも負けない」「世界一を目指す」という心を強く持ち、その上で、皆さん一人ひとりが変革の担い手となり、私たちと一緒に、皆で一丸となって戦う仲間に加わっていただくことを期待しています
そして、そのような高い目標をもって、皆で挑戦を積み重ねる中で、お互いに知恵を出し合い、失敗からも学ぶ。そうすればきっと皆さん自身も大きく成長できるはずです。
その高みを目指した挑戦の中では、侃々諤々(かんかんがくがく)の厳しい議論も必要です。先輩社員も新入社員も関係ありません。
どんどん提案し、さまざまな人の意見に耳を傾けることも、また成長の機会となります。

最後に

冒頭にお話した、皆さん一人ひとりの健康と安全を第一に、「誠実を貫く」、その姿勢を忘れないでください。
その上で、一人ひとりが高い目標を掲げて挑戦し、ともに成長していきましょう!
皆さんと一緒に、挑戦と変革を重ねる新しいパナソニックグループを創っていけることを、楽しみにしています。

本日はご入社、本当におめでとうございます。

入社式「The DAY.1 2026」での集合写真

記事の内容は発表時のものです。
商品の販売終了や、組織の変更などにより、最新の情報と異なる場合がありますので、ご了承ください。

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