2025年度の新入社員へ――グループCEO楠見からのメッセージ

2025年4月1日

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2025年度の新入社員へ――グループCEO楠見からのメッセージ

新年度のスタートにあたり、パナソニックグループは新たに約1,500人の新社会人の皆さんを仲間に迎えました。本記事では、グループCEOの楠見が、4月1日にパナソニック ホールディングス株式会社(PHD)・パナソニック オペレーショナルエクセレンス株式会社(PEX)の合同で開催した入社式改め、「The DAY.1」で、新入社員に話した内容を紹介します。

はじめに

新入社員の皆さん、ご入社おめでとうございます。ようこそ、パナソニックグループへ。昨年までは、この場は「入社式」と呼んでいましたが、今年は「The DAY.1」。新入社員の皆さんへのお話も、これまでは何十年も壇上・演台から、偉そうな人が偉そうに話をする、という場だったんですが、今年から新たな形に変え、こうして壇上にも上がらず、スタンディングスタイルでお話ししたいと思います。

Panasonic Go

さて、皆さんは、パナソニックはどんな会社だと思って、何をやりたいと思って入社されたのでしょうか?

今年のはじめに、米国・ラスベガスで開催された世界最大級の先端技術見本市「CES 2025」で開幕基調講演をする機会があったので、そこで「Panasonic Go」というイニシアティブを世界に発信しました。これは、二つの意味でAIを徹底して使いこなすというもの。一つは、それぞれの仕事を徹底してAIで効率化して、社員一人ひとりはお客様への価値を生むことに集中する。もう一つは、お客様に提供するさまざまなソリューションも、他社に抜きん出てAIの活用で差別化する。この二つの点で競合をはるかに抜きん出た姿を目指す。これが「Panasonic Go」なのです。

昔、iPhoneやAndroidのスマートフォンが出たのが2007年、15年前なんですが、その2010年頃の新入社員は、そこに慣れた「スマートフォンネイティブ」という世代でした。一方でその頃の“おじさん”達の中には、まだ「フィーチャーフォン」、いわゆる「ガラケー」を使っている人が多くて、「まだそんなことやってるの?」という感じだったと思います。私の息子はだいたい皆さんと同年代で、まだ学生の身ですが、大抵のことは生成AIを使いながらやっています。今日入社された皆さんも、そんな感じではないかと思います。まさに、皆さんは生成AIネイティブの世代なんです。その皆さんへの期待は、これから配属される職場の先輩の仕事のやり方も、どんどん変えてもらうこと。皆さんが「Panasonic Go」のイニシアティブを加速してくれることを期待しています。

新入社員の皆さんへの期待

ところで、皆さんも認識していただいていると思いますが、2月4日にグループの大きな経営改革を進めることを社内外に発信いたしました。それを聞いて「パナソニック大丈夫か?」と不安に思われているかもしれませんし、もしかしたら皆さんの親御さんもご心配されているかもしれない。

しかし、松下電器・松下電工の時代から、パナソニックグループの経営の基本的な考え方は、商品、あるいはサービスで競合の誰にも負けず、お客様に喜んで選んでいただく。そしてお客様や社会を豊かにする。その結果として適正な対価をいただくならば、しっかりと利益を獲得できる、というものなのです。それを社員や株主、社会にしっかりと還元しながら、自らは成長を果たすということです。今回の経営改革は、そのための必要なステップであると理解していただきたいと思います。

当社グループでは、お客様に対する活動は事業会社が行うので、PHDやPEXが、実際の商品やソリューションを通じてお客様と接する機会はそれほど多くありません。皆さん一人ひとりのこれからの活動は、いわば、事業会社に「誰にも負けさせない」、そのための仕事。PHDの技術部門で研究開発をするのであれば、「未来のお客様に届ける誰にも負けない価値を、最速で創出する」。あるいは、事業会社のオペレーションを担うPEXでの仕事であれば、「誰にも負けない効率性とスピードでそのサービスを提供する」。そういう役割を担っていただきます。

一方で、皆さんが配属される職場では、まずは先輩から「この仕事はこのように進めたら良いよ」と教えられると思うんですね。でも、それに対して「この仕事は価値を生んでいるんだろうか?」、あるいは「より効率的な方法がないか?」と、皆さんのフレッシュな視点で見て、「こうした方が良いんじゃないですか?」と思ったら、思い切って改善の提案をしてほしいのです。会社から教えられるルールやプロセスは、絶対ではありません。中には古い仕事のやり方がまだまだ残っています。お客様に喜んでいただくために、ルールが妨げになっているならば、ルール自体を変えたらいい。フレッシュな視点で大胆なアイデアを出して、積極果敢にチャレンジし続けてほしいと思います。

最後に

今、私たちはグループ経営改革によって大きな飛躍を遂げようとしています。そのためには、未来に向かって私たち自身が「日に新た」に変わってゆかなければなりません。世界中のお客様の「幸せの、チカラに。」なるために、ともに挑戦してゆこうではありませんか。

本日はご入社、本当におめでとうございます!

記事の内容は発表時のものです。
商品の販売終了や、組織の変更などにより、最新の情報と異なる場合がありますので、ご了承ください。

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