
2025年4月10日
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2025年4月7日
製品・サービス / プレスリリース
パナソニック コネクト株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役 執行役員 プレジデント・CEO:樋口 泰行)は、2025年4月13日~10月13日に開催される2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)の、開催前の建設現場や開催中の会場内、開催後も残る周辺施設やインフラなど様々な場面で、生体認証を活用したシステムやエンターテインメントソリューションといった最新のテクノロジー・ソリューションを提供します。安心安全で効率的な万博の運営・開催のサポート、そしてサステナブルな社会の実現を目指します。
当社は、約40年以上開発してきた画像処理技術による世界最高水準(※1)の顔認証技術を活用し、空港での厳格かつ円滑な本人確認や、アミューズメントパークでのチケットレス入場、店舗でのキャッシュレス決済、オフィスでのICカードレス入退室など、あらゆるシーンで生体認証ソリューションを社会に実装してきました。また長年にわたって、官公庁や社会インフラ、国際的な大規模イベント等を、時代の変化に合わせたテクノロジーやソリューションで支え続けてきました。この度の世界中の文化・技術・産業が集結する大阪・関西万博においても、当社のパーパス「現場から 社会を動かし 未来へつなぐ」の実現で貢献し、現場にイノベーションをもたらすことで多様な人々が幸せに暮らせる、持続可能な社会の実現を目指します。
詳細は以下の通りです。
当社の世界最高水準(※1)の顔認証を活用した大阪・関西万博建設現場向け入退場管理システム(顔認証クラウドサービス)を、会場の統括施工管理者である株式会社大林組に建設全期間(2年間)にわたり提供しました。敷地面積155ヘクタールという広大な会場で作業した累計約12万人(※2)の工事関係者の入退場を顔認証で管理し、当初予定していた入場許可証による運用と比べて5分の1から6分の1の人員で管理可能となり、大幅な省人化に貢献しました。また、マスクやヘルメットを装着したままでも認証可能であり、セキュリティを担保しながら混雑時でも滞留を起こさないスムーズな入退場を実現し、作業員管理の効率化に貢献しました。実際に本現場で顔認証システムを使用した工事関係者を対象に事後アンケートを実施し、本システムへの満足度を5段階評価で取得したところ、「認証スピード:4.7(※3)」「認証精度:4.9(※3)」と高評価を頂きました。
<詳細>2023年7月11日発信 パナソニック コネクトと大林組が夢洲建設現場に世界最高水準の顔認証を本格導入:
https://news.panasonic.com/jp/press/jn230711-1
大日本印刷株式会社(DNP)と共同で、大阪・関西万博の運営を担う関係者の入場管理に使用する関係者入場証(AD証)、および顔認証を活用した入場システムを納入し、2025年4月上旬より運用します。10万人規模の関係者を対象に、会場内で関係者が利用する30台(※5)のゲート設備で、顔認証とQR認証(※6)を組み合わせたスムーズで厳格な本人確認を実現します。また、入場システムと連携するAD証登録システムを構築し、円滑なAD証発行フローに貢献します。
<詳細>2024年10月7日発信 DNPとパナソニック コネクト、大阪・関西万博の関係者入場に顔認証システムを導入
https://news.panasonic.com/jp/press/jn241007-1
西日本電信電話株式会社(NTT西日本)が提供する「All-Photonics Connect powered by IOWN(※7)」を利用したリモートプロダクションに、当社のIT/IPプラットフォーム「KAIROS(ケイロス)オンプレミス」が活用され、在阪放送局で共同利用されます。NTT西日本グループのデータセンターにスイッチャーとしてメインフレームKairos Core 200(AT-KC200T)を設置し、データセンター・万博会場・放送局をIOWN APNの技術を活用したAll-Photonics Connectで接続することにより、リモートプロダクションの環境を提供します。高速大容量・低遅延の通信環境を提供するAll-Photonics Connectと、従来のスイッチャーの枠にとらわれないフレキシブルな運用を可能にするKAIROS オンプレミスを組み合わせたMoIPシステムを構築することで、まるで現場で制作を行っているかのような環境を、放送局など複数の制作拠点で実現します。
<詳細>2025年2月20日発信 大阪・関西万博におけるIOWN APNを活用したリモートプロダクションに「KAIROS オンプレミス」を提供、在阪放送局が共同利用
https://news.panasonic.com/jp/press/jn250220-1
夢洲第1交通ターミナルの全36バースの乗降場、及び乗降場入口のマルチディスプレイに、デジタルサイネージシステムAcrosign®を用いてバス運行情報を配信します。Acrosign®はデジタルサイネージの幅広い活用シーンに対応する配信ソフトウェアです。本システムの活用でバス利用者に分かりやすい情報提供に貢献します。
当社の連結グループ会社であり、技術開発を担うパナソニック システムネットワークス開発研究所(PSNRD)は、大阪・関西万博において、Osaka Metroが運行する自動運転バス・舞洲万博P&Rシャトルバスに「ITSスマートポール」を提供します。ITSスマートポールは、PSNRDおよびPSNRDが参画するスマートモビリティインフラ技術研究組合が共同で開発したICTインフラであり、「死角」や「遠距離の移動体」など自動運転車両のセンサでは検知が難しい情報をリアルタイムに補完することで、円滑な走行を支援します。また、本取組では、ITSスマートポールとネットワークサーバをAll-Photonics Connect(※7)で接続し、超低遅延にセンシングデータを自動運転バスへ伝送・処理することで、通信遅延の影響を最小限に抑えながら広域な走行支援を実現します。All-Photonics Connectのモビリティ分野への適用は全国初(※8)となります。
<詳細>2025年3月18日発信「パナソニック システムネットワークス開発研究所、大阪・関西万博における自動運転バス走行ルートにITSスマートポールを提供」
https://news.panasonic.com/jp/press/jn250318-1
その他、万博会場のシンボルである「大屋根リング」の夜間照明制御や、パナソニックグループパビリオンのUnlock体験エリアの一部演出に当社のAI画像センシング技術が活用され、またパナソニックグループパビリオンにはプロジェクター他エンターテインメントシステムを納入するなど、当社の様々なテクノロジーやソリューションが活用されます。
株式会社高見沢サイバネティックスと共同開発した「ウォークスルー型の顔認証改札機」を大阪市高速電気軌道株式会社(Osaka Metro)に納入しました。本改札機は大阪・関西万博に向け、新たな技術の導入で「圧倒的に便利な改札」の実現を目指すOsaka Metroのもとで開発が進められ、全134駅中130駅に設置されました。立ち止まることなく通過しながらICカードと同等程度のスピードで認証可能な、ストレスフリーでどなたでも使いやすい改札となっています。
<詳細>2025年3月11日発信 Osaka Metro納入のウォークスルー型 顔認証改札機、130駅に設置完了し、3月25日より本格運用開始
https://news.panasonic.com/jp/press/jn250311-3
当社は国土交通省 近畿地方整備局 大阪国道事務所において実施している「道路交通の新たなモニタリング手法に関する現地実証実験(社会実験)」に令和5年度より参画しており、令和7年度には大阪・関西万博会場周辺道路等での社会実験を予定しております。本社会実験では、AI画像センシング技術とドローンを活用した道路交通モニタリングを実施しています。AI画像センシングした交通状況を他拠点とリアルタイムに情報共有し、より効率的な交通マネジメントにつなげます。令和6年度社会実験では、AI画像センシング、及び実験内容の検討推進は当社で実施し、ドローンの提供・操作は株式会社NTT e-Drone Technology、映像伝送システムは株式会社ソリトンシステムズと連携しております。
<参考>国土交通省 近畿地方整備局 大阪国道事務所「道路交通の新たなモニタリング手法に関する現地実証実験(社会実験)」の概要
https://www.kkr.mlit.go.jp/osaka/press/2023/86_240205_1.pdf
※1 2022年11月6日に公開されたNIST FRTE 1:1評価結果において、Mugshot(人種・経年変化を含む正面顔データ。他人受入率10万分の1)で世界1位を獲得。更に、2024年3月26日に公開されたNIST FRTE 1:N評価結果(検索精度)において、Mugshot(経年変化を含む正面顔データ。160万名登録)、Border(顔の向き変化や画質劣化を含む顔データ。160万名登録)の2つの評価カテゴリで世界1位を獲得。
※2 数値の集計対象は2023年5月~2025年2月。
※3「次も本システムを使いたいか」を5段階評価で取得した平均点数。回答者数83。
※4 本顔認証システムの利用は2025年日本国際博覧会協会が定める対象者のみとなります。
※5 関係者ゲート10台(東ゲート6台、西ゲート4台)、関係者・一般来場者兼用ゲート20台
※6 QR認証はQRコードを用いた認証方法です。QRコードは(株)デンソーウェーブの登録商標です。
※7 All-Photonics Connect powered by IOWNとは、東日本電信電話株式会社および西日本電信電話株式会社が提供するサービスで、通信ネットワークのすべての区間で光波長を専有することで高速・大容量、低遅延・ゆらぎのない新しいネットワークサービスです。本サービスの詳細については各社サービスホームページをご覧ください。
NTT東日本 https://business.ntt-east.co.jp/content/iown/
NTT西日本 https://www.ntt-west.co.jp/business/solution/iown/
※8 2025年3月18日現在、PSNRD調べ。
*記載されている会社名・商品名は、各社の商標または登録商標です。
*記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。
パナソニック コネクトの顔認証は、40年以上にわたるカメラの画像処理で培った画像を鮮明にする技術と、顔の特徴を学習するディープラーニング技術の応用により、米国国立標準技術研究所(NIST)の顔認証ベンチマークテスト(NIST FRVT 1:1)において、世界1位の評価を獲得しました。顔の向きや経年変化、メガネ・マスクなどにも影響されにくく、快適に利用できます。これまで、空港での厳格かつ円滑な本人確認や、アミューズメントパークでのチケットレス入場、店舗でのキャッシュレス決済、オフィスでのICカードレス入退室などで顔認証技術を応用したシステムを展開しており、1日30万回を超える固有の顔認証を行ってきました(パナソニック コネクト調べ)。今後も、世界最高水準の顔認証技術と、認証の現場での使いやすさを追求するとともに、顧客企業などとの実証実験を重ねて実現したUX(ユーザー体験)デザインとの融合によって、さまざまな認証の現場を安全・安心に、かつ効率化することに貢献していきます。
▼パナソニック コネクトの顔認証ソリューションについて
https://connect.panasonic.com/jp-ja/products-services/facial-recognition/top
パナソニック コネクト株式会社は2022年4月1日、パナソニックグループの事業会社制への移行に伴い発足した、B2Bソリューションの中核を担う事業会社です。グローバルで約約29,400名の従業員を擁し、売上高は1兆2,028億円(2023年度)を計上しています。「現場から 社会を動かし 未来へつなぐ」をパーパス(企業としての存在意義)として掲げ、製造業100年の知見とソフトウェアを組み合わせたソリューションや高度に差別化されたハードウェアの提供を通じて、サプライチェーン、公共サービス、生活インフラ、エンターテインメント分野のお客様をつなぎ、「現場」をイノベートすることに取り組んでいます。また、人と自然が共存できる豊かな社会・地球の「サステナビリティ」と、一人ひとりが生きがいを感じ、安心安全で幸せに暮らすことができる「ウェルビーイング」の実現を目指しています。
また、「人権の尊重」と「企業価値の向上」を目的に、DEI(Diversity, Equity & Inclusion)推進を経営戦略の柱のひとつに位置づけ、多様な価値観を持つ一人ひとりがイキイキと力を発揮できる柔軟性の高い企業文化の改革に取り組んでいます。
▼パナソニック コネクト株式会社 ウェブサイト
https://connect.panasonic.com/jp-ja/
▼パナソニック コネクト Newsroom
https://connect.panasonic.com/jp-ja/newsroom
▼パナソニック コネクト DEI(Diversity, Equity & Inclusion)
https://connect.panasonic.com/jp-ja/about/sustainability/dei
パナソニック ホールディングス株式会社は、大阪・関西万博で「解き放て。こころと からだと じぶんと せかい。」をコンセプトに、パナソニックグループパビリオン「ノモの国」を出展し、会期中のパビリオンでの体験に加え、閉幕後も子どもたちとつながり続けるオンライン次世代共創プラットフォームなどの活動を通じて、子どもたちの未来をより豊かで希望に満ちたものにできるよう取り組みを加速していきます。
▼パナソニックグループ公式 2025大阪・関西万博 ウェブサイト
https://holdings.panasonic/jp/corporate/expo2025.html
▼ノモの国ポータル ウェブサイト
https://the-land-of-nomo.panasonic/
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