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2019年1月30日
製品・サービス / プレスリリース
1958年換気扇第1号生産以来60年のものづくりで達成
換気事業を通じて世界のお客様の室内空気質向上に貢献
パナソニック エコシステムズ株式会社は、1958年に換気扇第1号を発売して以来、60年の年月を経て、2018年12月にグローバル生産累計2億台を突破しました。当社は1909年の創業以来、換気扇や扇風機、空気清浄機などの製品を通じてIAQ(Indoor Air Quality:室内空気質)の向上に取り組んできました。主力の換気扇のグローバル生産台数は年間700万台を超えています。当社の換気扇は、現在約40の国と地域で販売され、日本で培った経験と技術で、各国の室内空気質向上に貢献しています。
換気扇は当初「排気扇」などと呼ばれ、映画館や病院などに限って設置されていました。当社前身の川北電気企業社でも1928年に病院向け排気扇を納入していました。1956年、日本住宅公団(現独立行政法人都市再生機構)から公共住宅専用換気扇の開発要請を受け、1958年、当社の換気扇第1号として「公団住宅用指定換気扇」を発売。台所の煙や臭いを排出するための、局所換気からのスタートでした。
1970年代には地球環境保護・省エネ・快適性の観点から住宅の高気密・高断熱化が進み、結露の発生などから家全体換気が不可欠となり、熱と湿度を回収する省エネの「熱交換形換気システム」を開発しました。2003年にはシックハウス症候群対策として、居室に24時間換気設置が義務付けられました。当社は24時間換気に対応した商品・システムと換気設計支援サービスをいち早く提供しています。
2008年頃から花粉や黄砂、PM2.5など外気の汚れが暮らしに影響を与えるようになり、これまで主流の汚れた空気を排気するだけの「第三種換気」から、給気・排気共に機械換気を用いて、汚れた空気を室内へ取り入れないように配慮できる「第一種換気」が注目されるようになりました。住宅においても、国が普及を進めるZEHだけでなく、ウエルネスという観点からも長く安心して暮らせる性能が求められるようになりました。人は長時間室内で過ごし、多くの空気を体に取り入れるため、室内空気質を向上し、上質な空気環境を整える「スマートウエルネス換気」が注目されており、全熱交換形第一種換気を推進しています。
当社は、日本で培った技術や製品をベースに中国・北米・アジア・中東などに製品を投入し、市場を開拓してきました。1981年香港(※2)、1993年中国、1996年タイ、2016年メキシコに工場を設立。他にマレーシア、インドネシア、インドなどでも生産し、現地生産体制を確立しています。中国は最大の海外生産拠点で、現地のニーズに対応した商品をスピーディーに供給するため、中国で開発・生産する体制を構築するとともに、グローバル製造拠点として、各国向けの商品も開発・生産しています。また、アジアでは、各地域の特性に合わせた商品を開発・生産し、広く販売しています。北米では1993年から換気扇の販売を開始し、省エネ・静音・長寿命の製品が高く評価されて事業を拡大しています。
空気の重要性が強く認識される中、当社はこれからも日本、中国、北米、アジア、中東など世界のお客様にIAQ関連製品を通じて、室内空気質の向上に貢献していきます。
https://sumai.panasonic.jp/air/kanki/200million/index.html
パナソニック エコシステムズ株式会社 経営企画部
TEL:0568-81-1161
換気扇業界をリードしてきた当社は、その時代の市場ニーズに対応しながら、新しい製品を世の中に送り出してきました。同時に、海外にも工場を展開。日本で培った換気技術をベースに、その国のニーズに応じた製品を通じてグローバルに室内空気質の向上に貢献しています。
当社は、1918年に海外へ扇風機の輸出を開始して以降、環境事業でグローバルに貢献することを目指しており、北米、中国、アジアを中心に製造拠点、営業拠点を展開し、各国の気候や住環境に応じた商品を提供することで、IAQ(室内空気質)の向上に貢献しています。
当社の換気扇事業は、1993年から米国に展開しており、他社に先駆けて省エネ・低騒音・長寿命の天井埋込形換気扇Whisperシリーズを開発・販売してきました。アメリカの省エネ製品認証プログラムにおいて、最高賞のエナジースターアワード(ENERGY STAR Partner of the Year – Sustained Excellence Award)も獲得しており、高付加価値ゾーンで確固とした地位を確立しています。近年、省エネ住宅の高気密高断熱化が広がり、室内空気質(IAQ)および、室内環境への意識が強くなる中、人と住宅に健康で快適な室内空気環境を提供できるように商品開発に取り組んでいます。
中国では、政府が環境関連の規制を強化するなど、空気環境に対する関心が高まっています。当社は1993年から本格的にIAQ(室内空気質:Indoor Air Quality)事業を展開しており、現在、広東省仏山市(順徳)と北京で工場を展開し、現地のニーズに対応しながら製品開発も行っています。「空気を変えて 未来を変える」をスローガンに、特に熱交換気システムや浴室暖房換気乾燥機などの換気システムを通じて室内空気質の改善を徹底的に追求しています。
アジアでは、早くから換気扇を販売してきました。近年、PM2.5やヘイズなど空気環境の悪化に伴い空気質への関心が高まるとともに、中・高級住宅の割合が増えて高気密化が進み、換気システムの重要性がさらに高まっています。マレーシア、インドネシア、タイ、インドを中心にアジア各国のニーズに対応した換気システムを展開。ライフスタイルや住宅の進化にあわせて、空調と連携した換気システムなどソリューション提案を強化し、「快適な空気質とくらし」の実現で貢献しています。
以上
記事の内容は発表時のものです。
商品の販売終了や、組織の変更等により、最新の情報と異なる場合がありますのでご了承ください。