2023年3月16日

技術・研究開発 / トピックス

Microsoft Azure OpenAI Serviceを活用したAIアシスタントサービスを国内全社員向けに導入

パナソニック コネクト株式会社(本社:東京都中央区 社長・CEO樋口 泰行、以降「パナソニック コネクト」)は、日本マイクロソフト株式会社(本社:東京都港区)が同社のパブリッククラウド Microsoft Azure上で提供するAzure OpenAI Serviceを活用したAIアシスタントサービスの運用を国内社員向けに2月17日より開始しました。

【導入の背景】
パナソニック コネクトはGenerative AI時代を見据え、Azure OpenAI Serviceを活用したAIアシスタントサービス「ConnectGPT」を、2023年2月17日(金)より自社の国内社員12,500人を対象に導入しました。社員が簡単にAzure上のOpenAIを利用できる社内ウェブ・サービスを開発し、いつでもAIに質問をすることができる環境を整えました。このサービスを社員向けに提供することで業務の生産性向上につながると考えて導入を決定いたしました。

【ConnectGPTの機能概要】
Microsoft Azure上のOpenAIを活用してAIアシスタントサービスを開発、社員が社内イントラネット上からアクセスして、いつでもAIに質問をすることができる環境を整えました。
・MicrosoftがAzure上で提供するGTP3.5の法人向けサービス(3月13日からはChatGPT法人向けサービスも利用可)をベースに開発することで、入力した情報の2次利用をしない、入力した情報は一定期間を過ぎたら消去するなど、セキュリティ面に配慮しています。
・開発したサービスのユーザーインターフェースには使用に際しての注意喚起を明記、また英語で質問したほうが、より精度の高い回答が得られることから自動翻訳機能も搭載。日本語で入力した質問を英語に変換してAIに質問したり、英語で得た回答を日本語に翻訳することを可能にしております。

<トップ画面>

<入力画面の例>

【導入の目的】
パナソニック コネクトは、この「ConnectGPT」を社員に広く提供することで、業務の生産性向上につなげていきたいと考えています。社員がそれぞれの課題に自ら適用し、生産性向上などのアイディア出しを行うなどの活動につなげていきます。また、この活動を通じて、従業員が最先端のAIテクノロジーに日々自由に触れられる環境を提供することで、AIに強い人材育成が加速される副次的効果も狙っております。さらに、業務プロセスにAIを組み込みプロセス最適化に活用することも今後検討していきます。各種、企画資料やデータに基づく資料作成等の社内業務に適用、これらの質とスピードが飛躍的に向上することによる業務効率化により、生み出されたリソースを、担当するB2Bのお客様の価値を最大化する活動に振り向けることで、「現場から 社会を動かし 未来へつなぐ」というパーパスの実現、ひいてはサスティナブルな社会づくりに貢献していくことを目指しています。

【パナソニック コネクト株式会社について】
パナソニック コネクト株式会社は2022年4月1日、パナソニックグループの事業会社制への移行に伴い発足した、B2Bソリューションの中核を担う事業会社です。グローバルで約28,500名の従業員を擁し、売上高は9,249億円(※)を計上しています。「現場から 社会を動かし 未来へつなぐ」をパーパス(企業としての存在意義)として掲げ、製造業100年の知見とソフトウェアを組み合わせたソリューションや高度に差別化されたハードウェアの提供を通じて、サプライチェーン、公共サービス、生活インフラ、エンターテインメント分野のお客様をつなぎ、「現場」をイノベートすることに取り組んでいます。また、人と自然が共存できる豊かな社会・地球の「サステナビリティ」と、一人ひとりが生きがいを感じ、安心安全で幸せに暮らすことができる「ウェルビーイング」の実現を目指しています。
※旧パナソニック株式会社コネクティッドソリューションズ社の2021年度売上高

【日本マイクロソフト株式会社】
日本マイクロソフト株式会社は、マイクロソフト コーポレーションの日本法人です。マイクロソフトは、インテリジェントクラウド、インテリジェントエッジ時代のデジタルトランスフォーメーションを可能にします。「Empower every person and every organization on the planet to achieve more.(地球上のすべての個人とすべての組織が、より多くのことを達成できるようにする)」を企業ミッションとしています。

記事の内容は発表時のものです。
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