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2025年12月1日
製品・サービス / プレスリリース
パナソニック株式会社 エレクトリックワークス社(以下、パナソニック)はWELL認証の考え方を基にエリアごとに導入できるWell-Beingな「空間パッケージ」の提供を2025年12月より開始します。
近年、企業においては人的資本経営やWell-Beingの向上が重要視されています。しかし多くの企業はオフィス改修や移転に際し、「Well-Beingとは何か」、「どのように取り組めばよいか」といった課題に直面しています。
パナソニックは2022年より、業界に先駆けてWELL認証取得を支援するコンサルティング事業を展開し、国内唯一のIWBI(※1)公認の利用者アンケートの認定調査機関として、オフィスの傾向や課題に関するデータを収集・分析、Well-Beingな空間づくりにおける知見を蓄積してきました。今回、これまでのWELL認証取得支援や課題に対する空間商材の提案実績をもとに、エリアごとに導入できるWell-Beingな「空間パッケージ」の提供を開始します。
本パッケージでは「リフレッシュ」「マグネット」「会議室」の3つのエリアで発生する「リフレッシュ&リラックス」「コミュニケーション促進」「聞く・話すに適した環境」といった課題に着目し、WELL認証を基軸に、光・空気・音・香り・映像などのテクノロジーを活用し、最適な空間を提供します。
「リフレッシュ」エリアでは自然の中にいるような演出を取り入れ、効率的に気分の切り替えとパフォーマンス向上を促します。「マグネット」エリアでは、仕事の合間に立ち寄りやすい場所で、会話のきっかけとなる情報を発信し、コミュニケーションを促す空間を創出します。「会議室」では音響や温熱環境に配慮し、会話の聞き取りづらさや空気の淀みを解決し、活発に議論ができる会議空間を実現します。
また、「音」と「温熱」に関する要因分析と対策提案を行うコンサルティングサービスの提供も開始し、Well-Beingな音と温熱環境の実現をサポートします。具体策として、環境音BOX、スポット気流、遮熱フィルムなどのソリューションを活用した解決策を提案します。
パナソニックは「空間パッケージ」の提供と、音・温熱課題を解決する伴走型コンサルティングを通じてより良いオフィスづくりのための運用改善を長期的にサポートすることで、2030年度にはオフィスのコンサル・ソリューション関連事業で売上30億円を目指します。
※1 IWBI(International WELL Building Institute)は、 WELL Building Standard(WELL認証)を策定・運営する国際的な非営利団体です。
2025年11月現在、パナソニックは日本国内唯一のIWBI公認の利用者アンケートの認定調査機関です。
※2 空間パッケージとは、WELL認証の考えを基に“Well-Being”な空間を実現する商材を組み合わせた空間提案です。設置や付随する工事は含まれておりません。
※3 音響測定、音響シミュレーションはDAIKEN株式会社により実施
パナソニック株式会社 エレクトリックワークス社
ソリューションエンジニアリング本部 Well-Being事業開発室
Email:kukan_info@gg.jp.panasonic.com
空間ソリューション一覧ページURL:https://www2.panasonic.biz/jp/solution/office/genre/
パナソニックが目指すWell-Beingな空間における3つの重要な要素
(1)WELL認証の考えに基づく空間設計により健康でストレスがないこと
(2)Well-Beingな空間づくりをしてモチベーションUP・生産性向上につながる空間であること
(3)調査・分析・コンサルを通じて進化し続けるオフィスであること
上記の要素をベースにオフィスをエリアごとに区切り、WELL認証・体感価値・テクノロジーの視点から「リフレッシュ」エリア、「マグネット」エリア、「会議室」それぞれのエリアに最適なWell-Beingな空間を実現します。これにより予算や納期、ニーズなど優先順位に応じて段階的な導入を可能とします。
オフィスではリフレッシュする空間を創る際に、静かでリラックスできるスペースを確保することが期待されています。そのようなニーズに対し、効率的に気分を切り替えられる空間を構築することがパフォーマンス向上につながります。そこでWELL認証の要件【こころ・M07・休憩スペース】の考えを基に、「照明」「音」「気流」「映像」「香り」の要素を取り入れてWell-Beingな空間構成をパッケージ化しました。
※2 空間パッケージとは、WELL認証の考えを基に“Well-Being”な空間を実現する商材を組み合わせた空間提案です。設置や付随する工事は含まれておりません。
コミュニケーション不足により社員同士の連携不足、チームの一体感が希薄になるといったことが困り事としてあげられます。そこで仕事の間で自然と人が立ち寄り、会話をしやすい「マグネット」エリアという空間を設けることがコミュニケーションの促進に繋がります。そこでworXlabでWELL認証のイノベーションとして認められた『交流と創造の交差点』の考え方を基に、“偶発的な出会い”と“社員同士の交流”を促すWell-Beingな空間をパッケージ化しました。
会議室は音漏れが気になる、Web会議が聞き取りにくい、空気が淀むといったことが困り事としてあげられ、集中した議論が行われる会議室の構築には快適な音環境と空気環境が重要です。そこでWELL認証の要件【音・S04・残響時間/音・S08・音声明瞭度/温熱環境・T01・PMV】の考えを基に、Well-Beingな空間をパッケージ化しました。
(1)音響測定では、遮音性能や残響時間の測定により、音の課題を可視化したレポートを作成
(2)音響シミュレーションでは、3Dモデルにより音漏れや響き、跳ね返り、音の届き方の強さなどを可視化・可聴化して、音環境を評価したレポートを作成
(3)上記の検証をもとに、吸音材や環境音による対策を提案
※3 音響測定、音響シミュレーションはDAIKEN株式会社により実施
(1)現地調査により、温熱課題を抽出し、要因分析と対策提案をまとめたレポートを作成
(2)温熱シミュレーションでは、温度ムラの要因や、対策前後の温度分布が分かるスポット気流の最適な配置を提案
(3)遮熱シミュレーションでは、遮熱対策によるによる体感温度の変化をシミュレーションし遮熱対策を提案
パナソニック WELL認証取得支援サービスについて https://www2.panasonic.biz/jp/solution/office/genre/well-consulting/
記事の内容は発表時のものです。
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