
2025年2月6日
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2025年1月17日
製品・サービス / プレスリリース
~エリア共通プラットフォームで生活利便性向上・地域活性化の実現を目指す~
パナソニック コネクト株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役 執行役員 プレジデント・CEO:樋口 泰行)は、中部国際空港島及び周辺地域(以下「当該エリア」)で、暮らし・仕事・観光など生活圏をまたがる多様なサービスを「ひとつの生体情報」で利用可能にする、『常滑の街が笑顔でつながる!顔認証で遊んで・買って・体験しよう!!』と題した実証実験を2025年1月27日(月)~2月28日(金)に実施します。具体的には、エリアの生活圏全体で共有する「顔情報プラットフォーム」を構築し、複数の事業者の顔認証基盤ともシームレスにシステム連携することによって、顔認証活用に伴うサービス利用者・提供者両方の煩雑さを解消する、先進的な生体認証プラットフォームの実装を目指す検証を行います。
なお、本実証実験は、「あいちデジタルアイランドプロジェクト(※1)」の一環として、愛知県から委託を受けて実施します。
※1 愛知県「あいちデジタルアイランドプロジェクト」について
https://www.pref.aichi.jp/site/aichi-digital-island-pj/
愛知県では、2026年に開催されるアジア競技大会などを見据え、海外からのゲートウェイとなる中部国際空港島及び周辺地域を、『革新的事業・サービスのオープンイノベーションフィールド』として位置づけ、2030年に普及が見込まれる各種サービスやソリューションの早期社会実装を目指しています。その取り組みの一つとされているのが、本人確認や決済のスマート化を通してエリアの活性化を目指す生体認証システム実証事業です。
昨年度の実証実験では、パナソニック コネクトの顔認証を活用してエリア来訪者の周遊性向上を目指す実証実験を行い、平均施設訪問数が愛知県平均の約2.2倍(平均:1.45箇所(※2)、実証実験実績:3.2箇所)になり、実証実験参加者の98%が「エリアを満喫できた」と回答するなど、顔認証が滞在の快適性・周遊性の向上に有効であると立証できました。
(参考)2023年12月27日発表「中部国際空港島及び周辺地域の周遊性向上に向けて顔認証システムを活用した実証実験を実施」https://news.panasonic.com/jp/press/jn231227-1
※2 2018~2022年までの「愛知県観光入込客統計」を参考に算出
これまで国内で実施された顔認証を活用したエリア活性化の取り組み事例の多くは、「観光」や「移動」など目的別にシステムの構築や効果検証がされており、暮らし・仕事・観光など生活圏全体をとらえた横断的な活用は検討されてきませんでした。そのため、今後各エリアで提供される様々なサービスにおいて顔認証の活用が増加した場合、利用者側では、サービスごとの顔認証登録が発生して煩雑となることが予想され、自治体や企業などのサービス提供者側では、顔認証基盤を個別に開発・実装する必要があるなど、生活圏全体の利便性向上という観点では、課題が残されています。
この課題に対し、本実証では、サービスを横断して利用できるエリア共通の「顔情報プラットフォーム」を構築し、複数の事業者の「顔認証基盤」と「顔情報プラットフォーム」のシステム連携を実施。一回の顔登録でシームレスにサービスが利用できるかどうかを検証します。これにより、顔認証の活用における利用者・事業者両方の煩雑さを解消し、住民や観光客の利用・周遊の増加、エリア全体の消費促進を目指します。
また、実証実験を通じて、利用者の顔認証技術に対する理解促進や、施設・店舗など事業者の将来的な導入に向けた課題の整理、実装モデルの調査・検討を行い、将来の社会実装を目指します。
今後パナソニック コネクトは、当該エリアで共用利用できるスマートな顔認証インフラと、これを用いたサービスの提供を通じて、来訪者や周遊箇所の増加などによるエリア全体の消費促進、地域活性化の実現に向けて貢献してまいります。
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愛知県 |
-商業・観光施設における決済 -ミュージアムにおけるスタンプラリー -ホテル従業員への来訪者情報提供を通じたおもてなし支援 -施設入退(保育園) |
パナソニック コネクト |
-施設入退(ホテルにおける外部事業者入退) |
日立製作所 |
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※3 PBI=Public Biometric Infrastructureの略。指静脈や顔、虹彩などの生体情報を暗号化し、登録・照合することで、安全かつ確実に本人を特定する日立の独自技術。
(参考)日立製作所とパナソニック コネクトの協業について
https://news.panasonic.com/jp/press/jn230227-1
〇期間:2025年1月27日(月)~2月28日(金)
※施設・サービスによって実施期間は異なります。〇場所:中部国際空港島及び周辺地域
〇対象施設と提供サービス概要表:
施設 |
サービス |
設置場所 |
実施期間 |
---|---|---|---|
フォーポイントバイシェラトン名古屋 中部国際空港 |
決済 |
フロント、レストラン、バー、売店 |
2025年1月27日(月) |
おもてなし |
フロント
※対象:宿泊者のみ |
2025年1月27日(月) |
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外部事業者入退 |
外部事業者入退
※日立製作所と連携し実施 ※対象:従業者のみ |
2025年1月27日(月) |
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INAXライブミュージアム |
決済 |
チケットカウンター |
2025年1月27日(月) |
スタンプラリー |
館内7か所 |
2025年1月27日(月) |
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エスチャイル |
施設入退 |
お見送り・お迎え受付
※対象:保護者のみ |
2025年1月27日(月) |
CHEETAGO |
決済 |
電動キックボード レンタル窓口
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2025年1月27日(月) |
*対象施設ごとに利用可能なサービスが異なります。またサービスの利用にあたっては、サービスごとに、追加情報登録が必要な場合があります。なお、エスチャイル セントレア保育園での実証サービスについては、保護者様・園関係者様のみを対象とした独立した顔認証システムを利用し、一般の参加者様にご体験いただくことはできません。詳細は概要表をご参照ください。
*対象施設・店舗は追加・変更になる可能性があります。詳細については専用Webページよりご確認ください。
パナソニック コネクトの顔認証は、40年以上にわたるカメラの画像処理で培った画像を鮮明にする技術と、顔の特徴を学習するディープラーニング技術の応用により、米国国立標準技術研究所(NIST)の顔認証ベンチマークテスト(NIST FRVT 1:1)において、世界1位の評価を獲得しました。顔の向きや経年変化、メガネ・マスクなどにも影響されにくく、快適に利用できます。これまで、空港での厳格かつ円滑な本人確認や、アミューズメントパークでのチケットレス入場、店舗でのキャッシュレス決済、オフィスでのICカードレス入退室などで顔認証技術を応用したシステムを展開しており、1日30万回を超える固有の顔認証を行ってきました(パナソニック コネクト調べ)。今後も、世界最高水準(※)の顔認証技術と、認証の現場での使いやすさを追求するとともに、顧客企業などとの実証実験を重ねて実現したUX(ユーザー体験)デザインとの融合によって、さまざまな認証の現場を安全・安心に、かつ効率化することに貢献していきます。
▼パナソニック コネクトの顔認証ソリューションについて
https://connect.panasonic.com/jp-ja/products-services/facial-recognition/top
▼顔認証クラウドサービス「KPASクラウド」
https://connect.panasonic.com/jp-ja/products-services/facial-recognition/kpascloud
※2022年11月6日に公開されたNIST FRTE 1:1評価結果において、Mugshot(人種・経年変化を含む正面顔データ。他人受入率10万分の1)で世界1位を獲得。更に、2024年3月26日に公開されたNIST FRTE 1:N評価結果(検索精度)において、Mugshot(経年変化を含む正面顔データ。160万名登録)、Border(顔の向き変化や画質劣化を含む顔データ。160万名登録)の2つの評価カテゴリで世界1位を獲得。
パナソニック コネクト株式会社は2022年4月1日、パナソニックグループの事業会社制への移行に伴い発足した、B2Bソリューションの中核を担う事業会社です。グローバルで約28,300名の従業員を擁し、売上高は1兆2,028億円(2023年度)を計上しています。「現場から 社会を動かし 未来へつなぐ」をパーパス(企業としての存在意義)として掲げ、製造業100年の知見とソフトウェアを組み合わせたソリューションや高度に差別化されたハードウェアの提供を通じて、サプライチェーン、公共サービス、生活インフラ、エンターテインメント分野のお客様をつなぎ、「現場」をイノベートすることに取り組んでいます。また、人と自然が共存できる豊かな社会・地球の「サステナビリティ」と、一人ひとりが生きがいを感じ、安心安全で幸せに暮らすことができる「ウェルビーイング」の実現を目指しています。
また、「人権の尊重」と「企業価値の向上」を目的に、DEI(Diversity, Equity & Inclusion)推進を経営戦略の柱のひとつに位置づけ、多様な価値観を持つ一人ひとりがイキイキと力を発揮できる柔軟性の高い企業文化の改革に取り組んでいます。
▼パナソニック コネクト株式会社 Webサイト
https://connect.panasonic.com/jp-ja/
▼パナソニック コネクト Newsroom
https://connect.panasonic.com/jp-ja/newsroom
▼パナソニック コネクト DEI(Diversity, Equity & Inclusion)
https://connect.panasonic.com/jp-ja/about/sustainability/dei
パナソニック システムお客様ご相談センター
フリーダイヤル:0120-878-410
受付:9時~17時30分(土・日・祝日は受付のみ)
サービス |
概要 |
---|---|
決済 |
顔認証による「手ぶら・高速な決済」を提供します。 ※PINコードレスでの決済利用には所定の条件があります。 |
おもてなし |
事前登録済の来訪者情報を従業員に提供し、「おもてなし」支援可能性を測ります。 |
外部事業者入退 |
「外部事業者」の入館管理を顔認証で実施し、セキュリティ性・利便性向上と運用の効率化の可能性を測ります。 |
スタンプラリー |
手ぶらで体験可能なスタンプラリーを提供し、周遊を促進します。 |
施設入退 |
顔認証で、お見送り/お迎え時の保護者様の「本人確認」と、「ご利用時間記録」を行い、セキュリティ性・利便性向上と運用の効率化の可能性を測ります。 |
利用者は事前に専用Webサイトよりスマートフォンを用いて参加登録を行い、「顔情報」と、「体験を希望するサービスごとに必要な本人情報」を登録します(例:顔認証決済の場合は、クレジットカード情報)。登録が完了次第、対象施設における実証サービスの利用が可能となります。
▼「常滑の街が笑顔でつながる!顔認証で買って・遊んで・体験しよう!!」
専用Webサイト
https://aichidi-face2024.jp
※開設期間:2025年1月17日00:00~2月28日23:59
記事の内容は発表時のものです。
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