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2016年4月20日
製品・サービス / プレスリリース
高速道路の橋梁などの点検をより確実に安定して実施
プロドローン社との共同開発契約も締結
パナソニック株式会社 AVCネットワークス社は、高速道路の橋梁などの点検をより確実に安定して行うことができる、産業用ドローンを活用したインフラ点検ソリューションシステムの開発を開始します。また、同システムの開発にあたり、日本国内で高安全、高機能、高安定の各種産業用ドローンの製造販売を行う株式会社プロドローン(本社:名古屋市、代表取締役社長:河野雅一、以下、プロドローン社)との共同開発契約も締結しました。
国土交通省では、労働力不足が懸念される中、今後増大するインフラ点検を効果的・効率的に行い、また、人が近づくことが困難な災害現場の調査や応急復旧を迅速かつ的確に実施するための「次世代社会インフラ用ロボット」の開発・導入を促進されています。
このような中、これまで様々な社会課題を解決するために、映像・通信技術を活用した各種ソリューションを提供してきた当社に対して、各方面のお客様から社会インフラの維持管理や警備、災害調査などの場面において産業用ドローンを活用したソリューションシステムに対する要望を多くいただいていました。
開発を検討した結果、インフラ点検システムとしてドローンを活用するには、(1)安定した飛行と異常時の安全確保に対するプロの操作スキル、(2)用途に応じたドローンのカスタマイズ、が必要であることが課題として明確になりました。
これらの課題に対応するために、当社が保有するカメラ技術や映像解析技術に加え、姿勢制御、障害物回避、対象物追跡等のブラックボックス技術を強化していくことで、ドローン操作のスキルに依存しなくても安定操作を可能にするシステムを開発していきます。また、ドローン本体においては、業界のリーディングカンパニーであるプロドローン社との共同開発契約により、用途別のカスタマイズや機能追加が柔軟にできる同社の機体設計のノウハウや仕組みをベースにしながら、業務用途で必須となる統合安全装置の開発を共同で行っていきます。
当社は、肉眼では見えないものを見える化して、人にできない網羅点検と、経年変化を含めた全体俯瞰を可能にする新しい点検システムを開発し、劣化の兆候を捉えて早期に補修する「予防保全」型のソリューションとして、早期の事業化を目指します。
以上
記事の内容は発表時のものです。
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