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2020年5月20日
製品・サービス / トピックス
新製品
パナソニック スマートファクトリーソリューションズ株式会社
AI・3次元データ解析技術で外観検査を自動化・省人化
外観検査結果のトレーサビリティを実現
品名 | 溶接外観検査ソリューション |
希望小売価格(税別) | オープン価格 |
工場出荷予定日 | 2020年5月27日 |
月間生産台数 | 30台 |
パナソニック スマートファクトリーソリューションズ株式会社は、溶接後の検査をAI(Artificial Intelligence)技術・3次元データ解析技術を用いて自動化・省人化する溶接外観検査ソリューション Bead Eye(ビードアイ)をリンクウィズ株式会社と共同開発しました。2020年5月27日より発売します。
本製品は当社の溶接ノウハウとAI技術、リンクウィズ株式会社が持つ3次元データの解析技術を組み合わせることでさまざまな溶接欠陥を検出できる溶接外観検査ソリューションを実現しました。本ソリューションを適用することで溶接後の検査工程の自動化・省人化と検査基準の統一、トレーサビリティの確保を実現できます。
パナソニック株式会社 コネクティッドソリューションズ社 プロセスオートメーション事業部
プロセスイノベーションセンター 熱加工システム総括部 グローバルマーケティング課 菊地
電話 06-6866-8556(直通)
ホームページ:Panasonic Welding Solution
アーク溶接ロボットは主力顧客である自動車業界をはじめ、さまざまな業界の溶接現場で採用されています。しかしながら現状の溶接現場では適正人材の不足や人件費の高騰など生産設備を維持する『人』に起因する課題が増加しています。また、検査工程では『人』による目視検査のため、溶接点数が多く検査の作業負荷が大きい、ビード検査基準が人によってばらつく、トレーサビリティの確保が難しいといった課題がございます。
当社は「溶接外観検査ソリューション Bead Eye」で、溶接後の検査工程を『人』による目視検査から自動化・省人化して作業負荷を下げ検査基準を統一するとともに、検査結果をデジタル化することでトレーサビリティの確保などさらなる付加価値の提案を進めてまいります。
AIはさまざまな分野で活用されていますが、それらの多くが事前に多くのデータをもとに学習モデルを構築する必要があります。本製品には当社がこれまで蓄積した豊富な溶接実績をあらかじめ学習させたAIエンジンを標準搭載。これにより導入後、新たにデータを学習させることなくすぐにAIによる外観検査が可能です。
本製品はAIによる外観検査に加えて、良品ワークと形状比較する検査機能も備えております。そのため、溶接箇所ごとに溶接長やビード幅などのビード形状に関する不良を検出する為の閾値設定をする必要が無く、より簡単な設定で、溶接外観検査が実現できます。
本製品は外観検査結果をデジタルデータで保存することが可能です。外観検査結果を蓄積・解析することで、溶接欠陥の多い箇所は適切に溶接条件を見直すことが可能となり、さらなる生産性と品質の向上に貢献していきます。
項目 | 定格・仕様 |
---|---|
品名 | 溶接外観検査ソリューション |
適用ロボット | TM、TL、TS、LAシリーズ |
適用用途 | CO2/MAG 軟鋼ソリッドワイヤでの溶接ビード |
記事の内容は発表時のものです。
商品の販売終了や、組織の変更等により、最新の情報と異なる場合がありますのでご了承ください。