2024年12月26日
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パナソニック株式会社 空質空調社は、このほどオープンした新長崎駅ビルに、業務用空調機器「吸収冷温水機(以下、ナチュラルチラー)」を納入しました。電気をほとんど使わず、ガスで動く高効率なナチュラルチラーにより、省エネ性の向上や、電力負荷の平準化、停電時や災害時のレジリエンス強化に貢献します。
長崎駅から武雄温泉駅を結ぶ西九州新幹線は2023年9月に開業1周年を迎え、終着である長崎駅周辺は「100年に1度の変革」と言われるまちづくりが進んでいます。その中でも九州旅客鉄道株式会社が建設した新長崎駅ビルは、商業、ホテル、オフィスを一体的に展開し、まちのランドマークとしての役割を期待されています。新ビルは地上13階建てで、2023年11月10日には1~4階と5階の一部の商業施設「アミュプラザ長崎 新館」と、5~6階のオフィスゾーンが先行開業し、2024年1月16日には7~13階の「長崎マリオットホテル」が開業しました。
新長崎駅ビルには、西部ガステクノソリューション株式会社が提供するエネルギーサービス(※1)が導入され、ガス式と電気式の両方の高効率な空調機器が採用されています。電力負荷の状況に応じて、最適なエネルギー源を選択することで、電力負荷の平準化と停電時や災害時のエネルギー面でのレジリエンス強化を実現しています。
今回採用された当社製のガス式空調機器であるナチュラルチラーは、国内トップクラスのシェア(※2)を誇り、50年の歴史のある高効率な空調システムです。自然冷媒である「水」を利用することにより、特定フロンや代替フロンを使用せず、オゾン層破壊・地球温暖化に影響を与えない環境に配慮したシステムです。今回納入したのは空調の能力で560 RT(※3)の吸収冷温水機(ナチュラルチラー)2台で、新長崎駅ビルの「アミュプラザ長崎 新館」と「長崎マリオットホテル」の空調を担います。
当社は、高効率なナチュラルチラーを通じて、事業者の環境対応に応え、カーボンニュートラル社会の実現に向けて貢献していきます。
■九州旅客鉄道株式会社 事業開発本部 開発工事部 副課長 中村 伸教氏
JR九州グループでは2050年までにCO2排出量を実質ゼロにすることを目指しています。新長崎駅ビルでも、今回導入したガスと電気の高効率機器を組み合わせた最適な空調熱源システムとエネルギーサービスの運用により、省エネと環境負荷の低減を実現します。
URL:https://www.jrkyushu.co.jp/
■株式会社JR長崎シティ 総務部 施設運営課 課長 井上 真美氏
新長崎駅ビルでは、アミュプラザ長崎 新館を訪れるお客さまが、快適に過ごせる空間が提供できています。
URL:https://www.amu-n.co.jp/
■西部ガステクノソリューション株式会社 エネルギーソリューション本部 広域エネルギー営業部 専門部長 原 智徳氏
新長崎駅ビルへ高品質のエネルギーサービス(ES)を提供するために、パナソニックのナチュラルチラーを採用しました。保守メンテナンスにおいてもパナソニックと連携した体制を築くことで引き続き安定供給に努めます。
URL:https://www.sgts.co.jp/
※1 エネルギーサービス:事業者がシステムの設計から建設、運用、メンテナンスまでをワンストップで提供するサービス。
※2 日本冷凍空調工業会「2022年度 吸収式冷凍機国内出荷実績(冷凍トンベース)」からパナソニック試算。
※3 RT(冷凍トン)とは、冷凍機の能力を表す単位。0℃の水1トンを24時間で0℃の氷にするために取り去られる熱量。
記事の内容は発表時のものです。
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