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2022年4月12日
製品・サービス / プレスリリース
対面での受け取りが68%から18%に、再配達が6%から2%に減少
夜間の配達を減らしトラックドライバーの時間外労働規制対策に寄与
パナソニック ハウジングソリューションズ株式会社は、この度、国土交通省主催の「非接触・非対面型輸配送モデル創出実証事業」(※1)に参画し、2021年12月6日(月)~19日(日)に実証実験を行いました。結果、宅配ボックスと小包ポストを併用した実証実験で対面での受け取り率や再配達率が減少することが分かりました。
物流業界における人手不足は深刻な社会問題となっており、さらに2024年からトラックドライバーの時間外労働規制が適用され、今後は物流費高騰、荷物の配達が滞るなどの問題が発生する可能性があります。
宅配物の再配達率は減少していましたが、コロナ禍でEC(電子商取引)利用が急増していることなどが影響し、2020年10月頃から再び増加傾向にあります。また、当社宅配ボックスユーザーへのアンケート調査では宅配ボックスに欲しい機能として、荷物を複数個受け取りたいと答える方が87%(※2)いることから、1日に2個以上の配達が増えていることが考えられ、宅配ボックスがあっても使用中で預けられず再配達になる事象が発生していると推測されます。
近年、「メルカリ」(※3)などフリマアプリの利用が増加。その中で取り扱いの多い大型郵便物がポストに投函できないという課題を受け、当社は2021年6月に従来のポストに比べ投入口が広く最大7 cm厚の荷物が受領印不要で受け取りできる小包ポスト「Pakemo(パケモ)」を発売しました。
外廻りシステム事業部 外廻り設備商品推進部
06-6909-7676(代表)
宅配ボックスと小包ポスト「Pakemo」の設置前と設置後で比較をすると、対面での受け取り率は、68.4%から17.9%に減少、再配達率も6.3%から2%に減少しました。
また、今回新たな気づきとして、1期は、夜間(18時~)の配達が25%を占めていましたが、2期では8%に減少しており、配達時間帯の平準化にもつながる可能性があると推測できます。この結果より、宅配ボックスや小包ポスト「Pakemo」の設置がトラックドライバーの時間外労働規制の課題解決の1つになると考えられます。
その他、小包ポスト「Pakemo」で受け取れる「受領印不要の厚みのある配送物」に絞って比較すると、対面受け取り率は17%から0%に、再配達率は2.7%から0%に減少しました。
今回、宅配ボックスに加えて小包ポスト「Pakemo」も併用したことで、宅配ボックスが使用中でも複数個の荷物を同時に受け取ることができたため、対面での受け取りおよび再配達率減少の効果がより高かったと考えられます。
荷物の複数個受け取りが可能な機能門柱「Tecera Frame(テセラフレーム)」と化粧扉を付け衛生面に配慮した宅配ボックス「COMBO-FLAT(コンボ フラット)」を2022年4月21日(木)に発売します。
小包ポスト「Pakemo」と宅配ボックスを設置できる機能門柱。フリマアプリなどの大型郵便物がポストに入らないために対面での受け取りや再配達の発生、あるいは、すでに宅配ボックスに大型郵便物が配達されており、本来受け取りたかった宅配物が受け取れないといった問題を解決します。複数個の荷物を受け取ることができる「Tecera Frame」が「受け取りロス」を防ぎます。
フラットな化粧扉により、すっきりとしたエントランスを演出します。操作部が隠れているのでホコリがつきにくく衛生的です。
以上
記事の内容は発表時のものです。
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