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【訂正】2021年10月28日にWi-Fi6 アクセスポイントの発売日を以下に訂正しています。
(訂正前)発売日:2021年10月
(訂正後)発売日:2022年5月
※詳しくは以下URLをご覧ください
https://news.panasonic.com/jp/press/data/2021/10/jn211028-1/jn211028-1.html
2021年2月17日
製品・サービス / プレスリリース
~2025年に累計1,000億円の販売目標を目指す~
パナソニック株式会社(本社:大阪府門真市、代表取締役社長:津賀一宏)とパナソニック システムソリューションズ ジャパン株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:片倉達夫)は、2021年4月1日に、新事業「現場マルチネットワークサービス」注1の提供を開始します。同時に本事業をダイナミックに推進するため、全体のハブ機能を担うネットワークサービス事業センターを立ち上げます。
当社は、人やモノの動きをデジタルデータとしてとらえ、サイバー空間で分析し、そこから生まれた新たな価値で経営課題を解決する「現場プロセスイノベーション」を主力事業に掲げています。2020年7月にこれを実現するためのコア事業として、「現場センシングソリューション」を発表しましたが、この度ここに並ぶもう1つのコア事業として、本事業を発表致します。
過去70年間にわたり防災無線や様々な業界向け特化型無線分野において、端末からセンター設備までを結ぶシステムを提供してきました。無線のカバーエリアの現場調査・シミュレーションや免許申請など、無線を導入する過程において必要な工程や作業のノウハウがあります。この無線特有の付帯業務を遂行できる知見と全国のサポート体制を活かし、これまでのように業界特化型のネットワークシステムを提供するのみではなく、業界横断的にサービスとして提供することで、様々なお客様にご利用いただけると考え、本事業を提供開始します。
具体的には、プライベートLTE注2やローカル5G注3など様々な活用が期待されているセキュアなローカルネットワークと、当社が保有するタブレット端末やネットワークカメラなどのつながるエッジデバイスと、画像センシングなどのソフトウェア(ソリューション)に、防災などの人の命にかかわるようなミッションクリティカルな現場で使われてきた無線インフラを支える知見、体制を組み合わせることで、より多くの業界のお客様に提供するというものです。そして、これらをサービスとして切り出すことにより、今後は様々な役割のパートナー様にも使っていただけるビジネスモデルの構築を目指しております。また当社には無いエッジデバイスやテクノロジーをもつパートナー様との共創も視野に入れております。
パナソニックのエッジデバイス・ソフトウェアに加え、多くの知見を持つ無線ネットワークシステムをサービスとして提供することにより、経営や社会の課題を根本的に解決する鍵である「現場プロセスの改革」を進め、現場と経営をつなげることで、「現場プロセスイノベーション」を実現します。本事業により2025年に累計1,000億円の販売目標を目指します。
以下は本サービスの構成要素です。
これらのネットワークが個々に機能を発揮するだけではなく、それぞれのネットワーク間を繋ぎデータのやり取りを可能とすることで、現場のニーズに合わせた最適なネットワークの提供を可能にします。
現状のお客様の現場では、既設のWi-Fi等と連携しつつ、LTE、5Gといった新たなネットワークを構築、導入したいという要望があります。当社は、このような複数のネットワークを統合的に管理・運用するマルチアクセス技術の開発に着手しました。
その第一段階として、複数のPLMN-ID(携帯電話の国際的な識別番号)を認証するLTEコアを2021年6月より販売を開始します。共通のLTEコアで自営等BWAとsXGP、それぞれのシステムのSIM注7を認証することができるため、これらのネットワークの統合的な管理が可能となります。これにより、例えば屋外などの広域エリア(自営等BWA)から、屋内エリア(sXGP)においてシームレスな移動が可能になります。
第二段階として、このLTEコアの開発のノウハウを活かし、2022年4月発売予定のローカル5Gにおいては、LTE・5Gに加え、SIMを搭載しないネットワーク機器(Wi-Fi等)も統合的に認証することが可能な5Gコアを導入致します。5Gコアで様々なネットワークの制御を一元管理することで、複数のネットワークを統合的に運用しつつ、通信方式が異なる端末ごとのQoS注8制御も可能となります。またネットワークの管理も一元化できるので、運用・管理コストを低減することも可能となります。
当社には、ビデオカメラなど映像機器で長年培った画像圧縮など関連要素技術を多数保有しております。この技術に加え、HDコムなどのテレビ会議システムで培った画像伝送技術を活用し、変動が大きい無線回線でも、低遅延、滑らかな画像を伝送する技術を導入致します。
5Gのような超大容量帯域にも追従可能な無線回線の帯域推定技術で、画像の圧縮率を無線回線の変動に合わせて調整することで、違和感のない滑らかな映像を実現します。
防災無線や業界向け無線分野に加えて、通信キャリアの伝搬シミュレーションにも対応してきた経緯から、精度の高い電波伝搬シミュレーションの実施が可能です。加えて、お客様の環境にて電波伝搬測定、周囲との干渉調査など、システムを導入する際に必要な専門知識の伴う作業支援が可能です。
現場センシングソリューションのような画像認識やタブレット端末のアプリケーションなど、パナソニックの様々なソフトウェア・アプリケーションを提供し、現場の課題解決をサポートします。例えば、物流現場で荷分け作業の効率を上げたい場合に、カメラを通じて作業者の移動距離をセンシングしたり、仕分けする荷物側にプロジェクターで種別を投影するなど、現場に応じた様々なソリューションを提供しています。今後はローカル5Gを活かした多数のカメラセンシングや機器の遠隔操作など、様々な現場の課題解決に資するソフトウェア・アプリケーションを創出してまいります。
当社では、数多くのエッジデバイスを自社開発しています。将来5Gとの接続機能を搭載していく予定のエッジデバイス(タブレット端末・ウェアラブルカメラなど)や、ゲートウェイ機器をつないで5Gにつながるエッジデバイス(セキュリティカメラなど)に加え、自社に限らず様々なエッジデバイス(AGV・業務用ロボットなど)も通じてデータを取得するなどのお客様のニーズに対応していきます。
当社には、全国約70拠点に総勢1,100人の運用、保守を行うフィールドサポート体制を擁しています。また本サービスを立ち上げにあたり、提案力強化のためのネットワークコンサルタントの増強と、導入・運用におけるサポートメニューも充実させてまいります。
また、リモートサポートとして、ネットワークオペレーションセンターも2020年10月に開設し、24時間365日お客様のネットワークを遠隔で監視する体制を構築しています。そこでは、SIMカード発行/貸与から、システムアップデート、システム拡張/追加、ヘルプデスク等々 万全の体制を整えております。
ネットワークだけでなく、エッジデバイスやソフトウェア・アプリケーションの運用・保守に至るまで、END to ENDでお客様に寄り添うサポートを充実させてまいります。
2021年4月1日
4月1日サービス開始時点の提供可能機器は、プライベートLTE(自営BWA)とWi-Fiになります。プライベートLTE(sXGP)は21年6月、ローカル5Gは22年4月を発売予定としております。導入時期を見越した、事前の検討からご相談を承ります。
2021年1月13日にSAシステムの実験試験局免許を取得済みで、2021年春頃よりローカル5Gを体感していただくフィールドとして公開予定です。
▼「現場マルチネットワークサービス」のウェブサイト:
https://biz.panasonic.com/jp-ja/gemba-multinetwork-service
パナソニックシステムお客様ご相談センター
電話 0120-878-410(受付:9時~17時30分<土・日・祝日は受付のみ>)
以上
記事の内容は発表時のものです。
商品の販売終了や、組織の変更等により、最新の情報と異なる場合がありますのでご了承ください。