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2020年10月14日
製品・サービス / プレスリリース
LUMIX初、映像制作の自由度を高めるボックススタイルのミラーレス一眼
GHシリーズの系譜を継ぐ動画性能と
プロフェッショナルの制作現場に応える信頼性・拡張性
品名 | デジタルカメラ |
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品番 | DC-BGH1 |
メーカー希望小売価格 | オープン価格 |
発売日 | 11月19日 |
月産台数 | 受注生産 |
パナソニック株式会社は、LUMIXとして初めてボックススタイルを採用したLUMIX BOX「DC-BGH1」を11月19日より発売します。
本製品は映像制作に特化した小型サイズのボディに豊富な入出力インターフェースを搭載しました。撮影現場に合わせて自在にカスタムできるため、三脚やジンバルを活用した一般的な制作スタイルに加え、マルチカメラ撮影など幅広い撮影現場に対応可能です。
マイクロフォーサーズ規格の本製品は、LUMIX GHシリーズの動画性能を継承し、10.2M Live MOSセンサーとデュアルネイティブISOの高感度画質、4:2:2 10 bit記録、記録時間無制限(※1)等を備えています。LUMIX Sシリーズの開発で培った技術も継承し、13ストップ V-Log L、シネライクD2/V2、Cinema4K 60p 10 bit記録、リアルタイム認識AFに対応しました。また、LUMIXとして初めてBNC端子とLAN端子を搭載し、3基のBNC端子はそれぞれ3G-SDI出力、Genlock入力、タイムコード(TC IN/OUT)に対応しています。LAN端子ではパソコンからの複数台制御(最大12台(※2))や、PoE+対応機器からの給電が可能です。更に、本機の発売に合わせてLUMIX制御用のSDKを一般公開します。本機を始めとするLUMIX Tether対応機種をUSB経由で操作するAPIを使用して、自由なソフトウェア開発が可能になります。
当社は、現場に合わせて自由にカスタムできる本製品により、収録や配信の現場で新たな表現を求める映像クリエイターと共に新たな映像文化を創造していきます。
LUMIX・ムービーご相談窓口
フリーダイヤル 0120-878-638(受付9時~18時)
LUMIX初の斬新なボックススタイルのボディに、LUMIX GHシリーズで培った高度な動画性能を凝縮しました。トレンドになりつつあるマルチカメラ撮影に対応すべく、プロユースの拡張性の高いインターフェースをボディにレイアウトすることで、幅広いプロの映像制作現場を全方位的にサポートします。他社製のモニター、レコーダー、マイク、リグ、三脚、ジンバル、ドローン、オペレーション機器などとの連携で、ユーザーのニーズに合わせた自由度の高いカスタマイズ性を提供します。コンパクトなワンマン撮影から、複数台のオペレーションが必要なチーム体制の撮影現場まで幅広く対応が可能です。
高感度に優れた有効画素数10.2M Live MOSセンサーを採用し、低照度環境下でも美しい描写を実現します。また、1画素ごとに専用回路を2系統備えた「デュアルネイティブISOテクノロジー」を搭載。ノイズが増幅してしまう高ISO感度設定時、「低ISO感度回路」と「低ノイズ・高ISO感度回路」の2系統を切り換えることで、ノイズを抑えたより自然で美しい静止画・動画記録を可能にしました。常用の最高ISO感度はISO51200、拡張ISO感度はISO204800を実現し、撮影範囲の可能性を広げます。
本機は、優れたハイライト耐性を持つ13ストップの広ダイナミックレンジを実現しました。暗部からハイライト部分まできめ細かに描写し、映像制作の編集で自由度の高いカラーグレーディングを可能にします。V-Log L撮影時に、LUT適用後の映像を外部モニターに表示するV-Logビューアシスト機能で仕上がり時のルックを確認することができます。また、ポストプロダクションにおいてもV-Log Lに対応したLUMIX Gシリーズや、V-Logに対応した当社製シネマカメラ VARICAMやフルサイズ一眼カメラ LUMIX Sシリーズで撮影した動画と組み合わせて、一貫した絵作りの映像編集を行うことができます。
Cinema4K(4096×2160)モードで、60p 10 bit記録を実現しました。早い動きの被写体も、ローリングシャッター歪み現象を抑えながら自然で滑らかな映像が撮影でき、高精細で臨場感あふれる動画を記録できます。8 bit記録に比べ64倍の情報量を持つ10 bit記録は、グラデーションや微妙なニュアンスの階調を得られるので、編集やグレーディングの自由度を向上させます。8 bit記録に比べて2倍の色情報、全体として128倍の情報量を保有する4:2:2 10 bit記録をSDカードに内部記録することも可能で、さらにALL-Intra記録にも対応し、最大400Mbpsの高ビットレート記録は、高度なノンリニア編集に対応します。HDMI出力は、4:2:2 10 bitの4K 60p映像出力ができ、外部レコーダーへ高画質な4K映像を記録することができます。また4:3アスペクトのアナモフィックレンズに対応した、4Kアナモフィック動画記録など、プロの映像制作現場に応える充実の動画記録モードを搭載しています。
高精度な放熱シミュレーションと放熱ファンを搭載した放熱構造により、すべての動画記録モードにおいて、動作保証温度内における記録時間無制限(※1)を実現しました。長時間撮影を可能にすることで30分を超えるノーカット撮影やドキュメンタリー撮影など、幅広いプロの撮影現場の信頼に応えます。
Log撮影やポストプロダクションでのカラーグレーディングを行わなくても、当社製シネマカメラVARICAMやS1Hの絵作りの思想を反映したルックを再現するシネライクガンマを活用することで、シネマライクで印象的な絵作りが可能になります。ダイナミックレンジを優先した「シネライクD2」、コントラストを重視した「シネライクV 2」をフォトスタイルから選択可能です。
AI分野の先進技術であるディープラーニングを応用した自動認識のアルゴリズムに、人体の「頭部認識」を加えることで、人物に対するAF追従性能を強化したリアルタイム認識AFを搭載しました。動く被写体や、人物の顔が隠れてしまうようなシーンでも、頭部と人体の位置やサイズ、画角により撮影意図をカメラが自動で判別し、背景抜けを抑えながらフォーカスし続けます。人の顔と瞳を検知し、自動でピントを合わせる「顔・瞳認識AF」も「頭部認識」により、遠くの小さな顔も認識し続けることが可能になりました。強化された「人体認識AF」と「顔・瞳認識AF」の組み合わせで、人物へのより高精度なAF追従を実現します。また「動物認識AF」も搭載しているので、動物に対しても高いフォーカス性能を発揮します。
撮影用途に合わせて2基のSDカードスロットを搭載しました。容量がいっぱいになった際に1枚目から2枚目のSDメモリーカードへスイッチする「リレー記録」、2つのSDメモリーカードで同時に記録する「バックアップ記録」等の設定が可能なので、動画撮影に最適な記録方式を選べます。SDメモリーカードは、UHS-II Video Speed Class 90 に対応します。
マルチカメラ撮影時などに複数台のカメラを制御し、効率的なオペレーションを実現するために、3基のBNC端子とPoE+対応のLAN端子、HDMI端子を装備しました。
ハブとLANケーブルを使い本機とパソコンを接続し、パソコンからカメラをコントロールすることが可能です。本機の発売に合わせて公開する専用ソフト「LUMIX Tether for Multicam」をパソコンへインストールし、パソコン画面上でライブビューを確認できます。また、指定したカメラの絞り、シャッタースピード、ISO感度、ホワイトバランスなどの設定を変更することも可能で、マルチカメラ撮影時の細かな設定をスムーズに行えます。また、USBケーブルを経由して同様の制御を行うことも可能です。
LUMIX制御用のSDK(Software Development Kit)を初めて公開します。本機を始めとするLUMIX Tether対応機種をUSB経由で操作するAPIを使用することで、自由なソフトウェア開発が可能となり、ユーザー独自の撮影フローを構築できます。
以上
記事の内容は発表時のものです。
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