2024年12月17日
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パナソニック株式会社(以下、パナソニック)は、介護施設における夜間巡視などの見守り業務の負担軽減を実現する新しい介護業務支援サービス「ライフレンズ」の提供を今月より開始します。
当社は、介護施設の運営負担軽減とご入居者様のQOL向上を目指し、「みまもり安心サービス」を2016年から提供してまいりました。今回、さらに夜間巡視などの見守り業務の負担軽減を実現するため、シート型センサーと、AI機能搭載の「Vieureka(ビューレカ)カメラ」(以下、Vieurekaカメラ)を活用し、遠隔からの見守り機能を進化させたシステムを開発しました。
本システムにおいて、介護サービス事業を展開するHITOWAケアサービス株式会社(以下、HITOWA)と、実際の施設における共同実証を行い、夜間巡視にかかる業務時間を約91%削減できる効果を確認しました。本効果検証結果に基づき、新たな介護業務支援サービス「ライフレンズ」として提供を開始いたします。
本サービスは、HITOWAが運営する「イリーゼ練馬中村橋」等にて、運用を開始しております。
シート型センサーとVieurekaカメラの組み合わせにより、介護職員がこれまで訪室でしか把握できなかったご入居者様の状況を、リアルタイムで遠隔から確認することができます。離床時など、確認が必要な時に映像でチェックできるため、訪室に頼らない効率的な巡視オペレーションが可能になり、夜勤職員の業務をサポートします。
本サービスの導入により、訪室回数削減による介護職員の負担軽減に加え、不要な訪室によるご入居者様の覚醒を減らすことができます。また、必要な方にだけ訪室することで、より充実したケア提供の時間を増やすことが可能になり、ご入居者様のQOL向上にもつなげることができます。
本サービスの提供を皮切りに、高齢者のQOL向上や自立支援に向け、高齢者一人ひとりの生活向上を目指した「高齢者のくらしアップデート」の取り組みを強化していきます。
また、当社は「介護業務支援プラットフォーム」の開発を、日本医療研究開発機構(AMED)から受託※し、開発及び実証を行っております。本サービスや他社の記録システム・ナースコール・センサー等の介護機器の一元管理による介護作業の省力化、およびデータに基づく状態把握を目指します。今後は、本研究開発成果に基づき、介護現場から集まる様々な情報を集約/分析し、高齢者の重度化リスクを早期発見・対処につなげる先回りの介護ができる先進的介護を実践し、社会課題の解決に貢献してまいります。
HITOWAの介護施設「イリーゼ練馬中村橋(居室数63室)」に導入し、本システムを活用した夜間巡視の実証実験を実施。夜間における巡視業務は、1日で見る介護業務の割合のうち、全体の13.0%※を占め、導入前と比較すると、夜間巡視にかかる業務時間を約91%削減できました。
この効果をもって、HITOWAでは本システムの導入を促進し、2020年8月までに計660室の導入を計画しております。
パナソニック株式会社 イノベーション推進部門 テクノロジー本部 サービス開発担当
e-mail:sac_info@gg.jp.panasonic.com
以上
記事の内容は発表時のものです。
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