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画像:Panasonic CONNECTロゴ

2026年5月22日

製品・サービス / プレスリリース

Blue Yonder、NVIDIAとオートノマス(自律型)サプライチェーンを強化するAIモデル学習基盤を開発

~SCM特化型AIエージェントが、倉庫や工場、店舗の日々の判断をすばやく低コストでサポート~

パナソニック コネクトグループ(グループCEO:ケン・セイン、以下、パナソニック コネクト)で、サプライチェーン向けのAI企業であるBlue Yonder(ブルーヨンダー、本社:米国アリゾナ州スコッツデール)は、米国現地時間2026年5月18日、オートノマス(自律型)サプライチェーン用に特化したAIエージェントの開発を加速するために、Model Training FactoryをNVIDIA Nemotron(※1)を基盤に構築したと発表しました。

※1 NVIDIA Nemotronについては、https://www.nvidia.com/ja-jp/ai-data-science/foundation-models/nemotron/をご参照ください。

Blue Yonderの年次の顧客向けのフラッグシップイベントである「Blue Yonder ICON 2026」(※2)で発表されたModel Training Factoryは、サプライチェーンに高度に特化したAIモデルをファインチューニング(追加学習)し、テストするための再現モデル学習基盤です。

※2 ICON 2026については、https://blueyonder.com/events/icon(英文ウェブサイト)をご参照ください。

サプライチェーンの専門家と同等の水準で、高付加価値タスクを安定的に実行できるように学習されたモデル群は、サプライチェーンにおける、複雑で複数のステップにわたるワークフローを実行するために追加学習とビルドが行われ、人間のオペレーターと協調して動作し、高品質な結果を保証するための評価が行われます。エージェント型AIを通じて、アクセスされるこれらのモデルは、最終的にサプライチェーンプロセスのオートノマス(自律的)な運用を可能にし、倉庫管理、需給計画、輸送、マーチャンダイジング(商品政策・商品化計画)、およびネットワーク運営までの全ての意思決定をサポートします。

Blue YonderとNVIDIAは協力して、エージェント開発のためにNemotronオープンソースモデルをファインチューニングし、NVIDIAのNemotronオープンソースモデルとNeMo AIツールを、Blue Yonderの40年にわたるサプライチェーンにおける意思決定データおよび運用に関する専門知識を組み合わせたシステムをビルドおよびデプロイします。

■本件の重要性について

サプライチェーンにおける意思決定は極めて複雑であり、グローバルに分散したチーム間でのリアルタイムな分析と連携が求められます。何千もの倉庫、輸送レーン、店舗にわたり、低遅延と高い精度が必要とされます。

次世代のAIアシスタントは、より高度で精密なAIと、エージェント型AIによってのみ実現可能な速さを通じて、組織がサプライチェーンで起きていることを、より迅速に分析する手助けをします。企業では、AIアシスタントの利用から、認識、推論、ツールの使用、そして人間のオペレーターと協調して、機械のスピードで対応できる専門エージェントのチーム活用へと移行しつつあります。
これを大規模に実行するための「コスト」も急速に変化しています。コーディングAIエージェントが推論(インファレンス)需要(設計、コーディング、デバッグ、テストを自律的に実行・検証する計算処理プロセス)に対応するにともない、大規模なフロンティアモデル(最先端のAIモデル)を本番環境で実行するコストは上昇し続けています。

Model Training Factoryは、その課題に対して、ハイブリッドアプローチで対応します。その広範な能力が必要な場面ではフロンティアモデルを使用し、それと協調して動作するように学習されたカスタムのサプライチェーンモデルを組み合わせることで、個々のワークフローが要求する精度とスピードをより低コストで実現します。

Blue YonderのCEOであるDuncan Angove(ダンカン・アンゴーヴ)は、次のように述べています。「サプライチェーンは常にAIの領域でした。実際の倉庫業務や計画立案の意思決定で、エージェント型モデルがどのように機能するかについての私たちの研究こそは、フロンティアモデルがどこで壁にぶつかるかを知っている理由そのものです。NVIDIAと協力して、『レンタルされた知能』ではなく、『所有する知能』を構築します。すなわち、実際に倉庫や計画システムを動かしているワークフロー、テレメトリー(遠隔計測)データ、そして意思決定ロジックで学習されたサプライチェーンモデルを構築しています。これは一度きりのファインチューニングを行ったモデルではありません。これはファクトリー(工場)であり、オートノマス(自律型)サプライチェーンが求めるスピード、精度、そしてコストで、目的に特化したエージェントを生産するものです。」

■Model Training Factory概要

Blue Yonderは、Model Training Factoryを構築するたに、NVIDIAのエージェント型AIスタック(AIモデルの開発・運用に必要な、基盤となるソフトウェア、ツール、ライブラリなどの技術要素群)を利用しています。基盤としてNemotronオープンモデルを使用し、エージェントの構築、評価、およびオーケストレーション(連携・協調動作)には、NVIDIA NeMo Agent Toolkit(※3)を活用しています。

※3 NVIDIA NeMoについては、https://www.nvidia.com/ja-jp/ai-data-science/products/nemo/
をご参照ください。

Nemotronが持つ様々なサイズのモデルファミリーによって、Blue Yonderは、業務に合わせてモデルのサイズを適合させることができました。これにより、高頻度に行われる倉庫業務での意思決定に最適化されたコンパクトなモデルから、複雑な複数ステップの計画立案のために構築された大規模モデルまで、用途に応じた使い分けが可能になります。

各モデルは、特定のタスクの「専門家」となるように学習されており、エージェント型AIによる意思決定で特定の成果を出すことを目的としています。本番環境へのデプロイ前、およびその後の継続的な改善の過程で、厳格な評価基準に照らして評価されます。モデルの訓練には顧客データではなく、合成データが使用されます。
さらにModel Training Factoryでは、NVIDIA AI Enterprise(※4)も使用しています。これはAI開発用のマイクロサービス、フレームワーク、ライブラリと、高度なGPUオーケストレーションおよびインフラ管理と組み合わせ、完全なサポート付きの本番環境対応の商用ソフトウェアソリューションです。

※4 NVIDIA AI Enterpriseについては、https://www.nvidia.com/ja-jp/data-center/products/ai-enterprise/をご参照ください。

NVIDIAのリテールおよびCPG(消費財)担当ヴァイス・プレジデント兼ゼネラルマネージャーであるAzita Martin(アジタ・マーティン)氏は、次のように述べています。「サプライチェーン向けのエンタープライズAIが次の段階に進むには、ビジネスを動かすワークフローの中で稼働できる、専門的で、リーズナブルなコストかつ正確なドメイン特化型のエージェントが必要です。
Blue Yonderは、NVIDIA Nemotron、NVIDIA NeMo Agent Toolkit、そしてNVIDIA AI Enterpriseを活用して、Model Training Factoryを構築しています。独自のサプライチェーンデータでモデルをファインチューニングし、世界で最も大規模かつ複雑なサプライチェーンのためのエージェント型AIシステムの構築が可能になります。」

■倉庫における最初の実証について

Blue Yonderは、倉庫管理のワークフローに対応する最初のモデルを展開する予定です。これにはWMS(倉庫管理システム)における引当不足、在庫の例外処理、納期の緊急度、ヤード(構内)と入荷用トレーラーにわたる全体の在庫の管理が含まれます。
これらは、倉庫内において頻繁に発生する意思決定プロセスであり、そのスピードと精度は、納期遵守率、在庫不足、受注サイクルタイムに直接影響します。今後のモデルは、Blue Yonderのより広範なソリューションポートフォリオ(ラインナップ)へと拡張される予定です。

倉庫内では、シフトの予定は瞬く間に崩れることがあります。朝に立てた計画は、トラックの遅延、設備の故障、優先順位の変更などによって日常的に覆され、常に時間との戦いの中で再割り当てを余儀なくされます。
専門のAIエージェントは、人間が通常、数個しか検討できないような数百ものトレードオフを数秒で評価できます。さらに、それらを、すべての倉庫で毎日継続的に実行できるほど低コストで実現可能です。

■再現性のある優位性

Model Training Factoryは、運用の専門知識を再利用可能なAIの訓練データに変換し、その知見をサプライチェーン全体に拡張可能な、再現性ある方法で複数の領域にわたって組み込みます。
Blue Yonderの優位性は、このループそのものにあります。これはワークフロー、意思決定ロジック、テレメトリー(遠隔測定データ)、各分野の専門家、評価、および管理された再教育といった要素で構成されており、競合他社が容易に再現できるものではありません。最初のモデルは、2026年の後半にBlue Yonder Cognitive Solutionsを通じて、お客様の本番環境に導入される予定です。

NVIDIAは、Blue Yonderによる新世代のサプライチェーンAIの基盤構築をサポートします。このAI基盤は、モデル層ではオープンに、ワークフロー層では特化しており、世界中の製品を動かす企業全体に拡張できるように構築されます。

【Blue Yonderについて】

Blue Yonderは、End-to-Endのデジタルサプライチェーン変革における世界的リーダーです。統合されたAI駆動プラットフォームと多階層のネットワークを備えたBlue Yonderは、持続可能な企業運営や、収益性を持った成長、顧客満足を人が及ばない機械の速度で実現します。Blue Yonderの最新のサプライチェーン革新と比類のない業界専門知識で、3,000社を超える小売業者、製造業者、物流サービスプロバイダーがサプライチェーンの複雑性や混乱に自信を持って対処できるよう支援しています。
https://ja.blueyonder.com/

*「Blue Yonder」は、Blue Yonder Group, Inc.の商標または登録商標です。本リリース内で「Blue Yonder」の名称を使用して言及されている商品名、製品名、またはサービス名は、Blue Yonder Group, Inc.の商標であるか、もしくは所有物となっています。その他すべての会社名および製品名は、関連する企業の商標、登録商標、またはサービスマークである場合があります。

【パナソニック コネクトグループについて】

パナソニック コネクトグループはパナソニックグループのB2Bソリューションの中核を担う企業集団です。グローバルで約29,100名の従業員を擁し、売上高は1兆3,803億円(2025年度)を計上しています。「現場から 社会を動かし 未来へつなぐ」をパーパス(企業としての存在意義)として掲げ、製造業100年の知見とソフトウェアを組み合わせたソリューションや高度に差別化されたハードウェアの提供を通じて、サプライチェーン、公共サービス、生活インフラ、エンターテインメントのお客様をつなぎ、「現場」をイノベートすることに取り組んでいます。また、人と自然が共存できる豊かな社会・地球の「サステナビリティ」と、一人ひとりが生きがいを感じ、安心安全で幸せに暮らすことができる「ウェルビーイング」の実現を目指しています。
また、「人権の尊重」と「企業競争力の向上」を目的に、DEI(Diversity, Equity & Inclusion)推進を経営戦略の柱のひとつに位置づけ、多様な価値観を持つ一人ひとりがイキイキと力を発揮できる柔軟性の高い企業文化の改革に取り組んでいます。

▼パナソニック コネクトグループ ウェブサイト
https://connect.panasonic.com/jp-ja/
▼パナソニック コネクトグループ Newsroom
https://connect.panasonic.com/jp-ja/newsroom
▼パナソニック コネクトグループ DEI(Diversity, Equity & Inclusion)
https://connect.panasonic.com/jp-ja/about/sustainability/dei

※本リリースは、現地英文発信リリースhttps://blueyonder.com/media/2026/blue-yonder-develops-model-training-factoryの抄訳となります。

記事の内容は発表時のものです。
商品の販売終了や、組織の変更などにより、最新の情報と異なる場合がありますので、ご了承ください。

配信元:
パナソニック コネクトグループ

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