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2018年3月26日
サステナビリティ / トピックス
パナソニック株式会社は2018年3月から、本社を含む2拠点の社員食堂で、MSC及びASC認証(※1)を取得した持続可能な水産物(サステナブル・シーフード)を導入します。
「サステナブル・シーフード」とは、持続可能な生産(漁獲・養殖)に加え、加工・流通・販売過程における管理やトレーサビリティの確保について認証を取得しているシーフードのことです。2012年のロンドンオリンピックを契機に市場が拡大し、2020年の東京オリンピック・パラリンピック大会で消費する水産物をサステナブルにする動きに世界中から大きな関心が寄せられています。
日本国内に本社をおく企業が社員食堂で「サステナブル・シーフード」を継続的に提供するのは国内では初めて(※2)となり、パナソニックでは順次、この「サステナブル・シーフード」導入拠点を増やし、2020年には国内全ての社員食堂での導入を目指しています。
パナソニックは約20年にわたって、公益財団法人 世界自然保護基金ジャパン(WWFジャパン)との協働を通じて「海の豊かさを守る活動」(※3)を行ってきました。このたびの導入を、より多くの企業が「サステナブル・シーフード」の取り組みを推進するきっかけとしていただくため、2018年3月22日(木)、WWFジャパンと「サステナブル・シーフード導入説明会」を開催。説明会後、「サステナブル・シーフード」を用いたメニュー「びんちょう鮪&かつおの漬けと帆立貝柱の丼ぶり」の提供を行いました。
WWFジャパンの筒井隆司事務局長ならびに三沢行弘シーフード・マーケット・マネージャーは、「SDGs(※4)を構成する17の要素において、特に『環境』がその基盤的役割を果たしていると言える。今回の『サステナブル・シーフード』の社員食堂への導入による新たな一歩としての意義は大きく、2020年の東京オリンピック・パラリンピック大会後のレガシーにするためにも、パナソニックでの継続導入を機に海を守ることにつながる『サステナブル・シーフード』が日本中に広がってほしい」と、多くの企業による「サステナブル・シーフード」の導入に期待を寄せています。
パナソニックは、「サステナブル・シーフード」の社員食堂への継続導入の取り組みにより、消費行動の変革、および周囲への影響拡大などの「消費者の消費行動の変革」を通じて、SDGsへの貢献に取り組みます。
今後も生産地における持続可能な水産業の確立と、消費地における「サステナブル・シーフード」普及への支援を続けてまいります。
■MSC認証とASC認証に関連した取り組み
MSC認証とASC認証はWWFジャパンが唯一持続可能と公認しているもので、パナソニックは2014年から「南三陸における環境配慮型の養殖業復興活動」の支援を開始し、2016年3月に宮城県漁業協同組合志津川支所戸倉出張所の日本初の生産者ASC認証取得に貢献しました。
※1:MSC認証は海洋管理協議会が持続可能で適切に管理された漁業を認証するもので、ASC認証は水産養殖管理協議会が環境と社会への負荷を最小限にする責任ある養殖業を認証するもの。いずれも第三者の認証機関が厳格な基準に基づいて審査しています。
※2:MSC/ASCの認証ラベル付きで提供されるものとして。
※3:有明海干潟保全支援(2001-2006年)、黄海エコリージョン支援(2007-2015年) 等
※4:Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)の略。2015年に国連にて全会一致で採択された、2030年までに達成を目指す17の目標のこと。今回の取り組みでは、特に目標14 「海の豊かさを守ろう」等への貢献を目指しています。
<関連情報>
・[プレスリリース] サステナブル・シーフードを社員食堂に日本で初めて継続的に導入(2018年3月2日)
https://news.panasonic.com/jp/press/data/2018/03/jn180302-3/jn180302-3.html
・パナソニックのCSR・環境活動
https://www.panasonic.com/jp/corporate/sustainability.html
記事の内容は発表時のものです。
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