「雨が降ったら傘をさす」。――課題を客観視してシンプルに捉え直すことを教えてくれる、私が常に立ち返る創業者の言葉です。
今回のプロジェクトも、誰かの「幸せの、チカラに。」なるには何が必要か、を考えるところに端を発しています。相手にとって何が幸せなのかを理解するには、人と人の、もしくは心と心の対話の継続が必要なのでは、というのが私の答えでした。もちろん、対話というのは相手からもアクションがなければ成立しません。ならばまず、私たちが本気で相手の心に寄り添う姿勢を感じ、信頼してもらうことが第一歩なのではないか、と生まれたのが楽曲「ロードスター」です。制作過程においても、表現方法や発信方法においても、ターゲットとする若年層へ寄り添う姿勢を社員自らが体現することを第一義として進めてきました。
そのかいがあってか、グループのメンバーからも自分なりに「ロードスター」を解釈し直した作品が届いたり、SNSで実施した投稿キャンペーンでは一般ユーザーの方々からたくさんの「幸せ時間」が集まったりしました。中には、企画の主旨や楽曲の世界観に共感し、もっと広めたいと手話で表現してくださった方もいました。
これからも、お客様と深い対話のできる関係性の構築を通して、「幸せの、チカラに。」なるというパナソニックグループの活動に貢献していければと思っています。
田中が出演するポッドキャストエピソード q&dラジオ #2を聴く