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画像:最大2.8 m持ち出せる軒の出を活用した間取り提案を開始 繰り返す巨大地震に耐える「テクノストラクチャーEX」

2024年11月20日

製品・サービス / プレスリリース

最大2.8 m持ち出せる軒の出を活用した間取り提案を開始
繰り返す巨大地震※1に耐える「テクノストラクチャーEX」

パナソニック ハウジングソリューションズ株式会社グループのパナソニック アーキスケルトンデザイン株式会社(代表取締役社長:松川 武志 本社:大阪府門真市 以下 当社)は、パナソニック耐震住宅工法「テクノストラクチャー」に、震度7の繰り返す巨大地震(※1)にも耐えられる独自の基準を設定した「テクノストラクチャーEX」に、最大2.8 mの軒の出を実現できるテクノストラクチャーの技術特長を取り入れた間取り提案として、「ガレージでアウトドアライフを楽しむ家」と「わんこと楽しく暮らす家」のプランを拡充。2024年11月27日より設計受付を開始します。
このたび提案するプランでは、大きな軒の出を活用した半屋外空間を提案します。一般的な在来工法では屋根持ち出しをすると梁せいが大きくなり住宅内の天井高を下げる必要がありますが、テクノストラクチャーでは部材強度により高い天井高を実現し室内空間のゆとりを確保しています。また、屋根持ち出しにより建物の凹凸が大きくなることで、より変化に富んだ特長ある外観提案も可能になります。

「ガレージでアウトドアライフを楽しむ家」外観イメージ

「わんこと楽しく暮らす家」外観イメージ

■背景

新築戸建住宅の延床面積は2018年から約4 m2減少しており(※2)、コンパクトな住まいが増加していることが分かります。
そのような中、ライフスタイルについて当社が実施した調査(※3)において、1年以内に新築戸建て住宅の取得を予定している一次取得者層のうち、約45%の方が家族や友人と自宅で料理を楽しみたいと思っており、約30%の方がホームパーティーやテラスでの食事、家庭菜園に憧れを持っていることが分かりました。
住宅の面積が縮小することと相反して、人々が住宅に求める役割は増加していると言えます。

■概要

当社は『くらしの「ずっと」をつくる。“Green Housing”』を事業スローガンに、変化する価値観や社会課題に向き合い、持続性のある豊かな社会をつくっています。その取り組みの一つとして、屋外空間と住宅をつなげることでくらしの場の面積を広げ、人々の求めるくらしを実現するために2024年10月1日から最大2.8 mの軒の出を可能にしました。屋根の荷重だけでなく強風や積雪による荷重も想定した設計手法と設計基準を再構築し一般的な在来工法と差別化。独自部材「テクノビーム」の強さを従来以上に生かし、大きく屋根を持ち出した「ガレージでアウトドアライフを楽しむ家」と「わんこと楽しく暮らす家」の生活空間を新たに提案します。

<最大2.8 mの軒の出の特長>

1. 半屋外空間を大きく確保することで、多彩な空間活用が可能

2. テクノビームの強度で梁せいを抑え、高い天井高を確保

3. 建物の凹凸が大きくなることで、ダイナミックな外観を実現

※1 巨大地震とは震度7を想定しています。
※2 出典 国土交通省Webサイト 着工新設住宅の床面積の推移より(https://www.mlit.go.jp/common/001447644.xlsx
※3 2024年6月当社調べ、N数=200人

【お問い合わせ先】

パナソニック アーキスケルトンデザイン株式会社
住宅企画統括部 住宅企画部
電話:06-6909-7676(代表)
受付:平日 9:00~17:30

【特長】

1. 半屋外空間を大きく確保することで、多彩な空間活用が可能

半屋外空間を広くすることで、ガレージでアウトドアライフを楽しむことが可能なスペースの確保や、雨の日にペットがぬれずに車と家を移動できる動線を実現できます。
「ガレージでアウトドアライフを楽しむ家」では、一般的な在来工法では困難な大空間を柱なしで実現できるテクノストラクチャー工法の強みを、室内空間ではなく大きなガレージを確保することに活用。大空間のガレージと大きな軒の出で大切な車を屋根からはみ出さずに駐車できることに加え、休日にはガレージから車を出して家族や友人とバーベキューなどのアウトドア活動を楽しむ空間としても活用できます。
「わんこと楽しく暮らす家」では、玄関ポーチと駐車スペースにかかる屋根が、柱なしで持ち出されていることにより、雨天時の車の乗り降りがスムーズなほか、広い空間でゆったりとお散歩準備ができます。

「ガレージでアウトドアライフを楽しむ家」
外観イメージと間取り

「わんこと楽しく暮らす家」
外観イメージと間取り

2. テクノビームの強度で梁せいを抑え、高い天井高を確保

一般的な在来工法で軒の出約2.8 mを実現するには梁せい(梁の上下の寸法)480 mm(※4)の大きなサイズの梁が必要になり、梁のサイズアップの影響を受けて室内の天井高が低くなりますが、テクノストラクチャーでは同等の軒の出が梁せい340 mmの梁で対応可能。高い天井高を確保できます。
さらに、一般的な在来工法の場合は、持ち出した梁の2倍の長さを室内に引き込む必要があります。大きな梁を長く室内に引き込むため、天井高への影響がより大きくなるほか、吹抜けを計画できない範囲が広がるなど、設計自由度への影響が大きくなります。

画像:大きく持ち出す場合の梁サイズと引き込み

※4 積雪99 cm、基準風速38 m/s、2階建ての屋根の場合での比較です。木梁はベイマツ(無等級)梁幅105 mmを想定しています。その他建物条件によって計算結果は異なります。

3. 建物の凹凸が大きくなることで、ダイナミックな外観を実現

画像:建物の凹凸が大きくなることで、ダイナミックな外観を実現

屋根を大きく持ち出せることにより、凹凸のあるデザインや感性価値の高いダイナミックな外観など、建物外観のデザイン性も向上します。当社では、工法の強みとともに外観デザインの研修をパナソニック ビルダーズ グループ加盟店向けに提供し、工法特性を生かした魅力ある外観提案の支援を行っています。

■耐震住宅工法「テクノストラクチャー」について

パナソニック耐震住宅工法「テクノストラクチャー」は、構造の要となる梁に木と鉄を組み合わせた独自の梁「テクノビーム」を活用することで、木造住宅に鉄の強さを加えたオリジナル工法です。
1995年の発売以来、一般的な1・2階建ての木造住宅には義務付けられていない許容応力度計算による緻密な構造計算を独自システムを用いて全棟に対して行い、設計段階で地震や台風などの災害、積雪など荷重による建物へのダメージを計算し、万一の災害に備えた提案をしてきました。

加えて、2023年12月には繰り返す巨大地震(※5)にも耐えられる独自の基準を設定した「テクノストラクチャーEX」の提案を新たに開始しました。「テクノストラクチャーEX」は繰り返す巨大地震への強さを実現するために、独自に生成した人口地震波を用いた「4D(フォーディー)災害シミュレーション」(※6)を実施。耐震性の高い「テクノストラクチャー」の構造躯体に地震の力を吸収する制震ダンパーを、シミュレーションを元に算出した適切な量と配置で加えることにより建物への影響を最小限に抑制、繰り返す巨大地震への強さを実現しています。

累計77,000棟(※7)を超える実績があり、全国約350社のパナソニック ビルダーズ グループ加盟店やテクノストラクチャー工法採用ビルダーを通じて供給されています。

※5 巨大地震とは震度7を想定しています。
※6 木造住宅倒壊解析ソフトウェア「wallstat」(京都大学生存圏研究所の中川准教授が開発)を用いた独自地震波の「繰り返し地震」を与えるシミュレーションを指します。3次元の仮想空間に再現した建物モデルに地震波を加え、「時間軸」による変化も含めて評価するものです。
※7 2024年10月末時点。

【木と鉄を組み合わせた独自の梁 テクノビーム】

【4D災害シミュレーションイメージ】

記事の内容は発表時のものです。
商品の販売終了や、組織の変更等により、最新の情報と異なる場合がありますのでご了承ください。

配信元:
パナソニック ハウジングソリューションズ株式会社
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「ガレージでアウトドアライフを楽しむ家」外観イメージ1
「わんこと楽しく暮らす家」外観イメージ
「ガレージでアウトドアライフを楽しむ家」外観イメージ2
「わんこと楽しく暮らす家」外観イメージ2
大きく持ち出す場合の梁サイズと引き込み
木と鉄を組み合わせた独自の梁 テクノビーム1
木と鉄を組み合わせた独自の梁 テクノビーム2

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