【お知らせ】

Adobe Acrobat Readerの特定のバージョンに、一部のPDFが開けないバグが発生しております。PDFが開けない場合、お使いのAcrobat Readerを最新版へアップデートの上お試しください。

【訂正】2024年7月12日 品番を以下に訂正
(訂正前)FC-H99RJR1P
(訂正後)FC-H99PJR1P
また仕様欄について、停電時の停止時間を4 kW未満「60分」継続で停止と訂正いたします。

画像:FC-H99PJR1P

2024年7月3日

製品・サービス / プレスリリース

最大発電出力を約2倍に、設置自由度もアップ

純水素型燃料電池のラインアップに新製品9.9 kWタイプを追加

設計寿命を延ばしライフサイクルコストを低減

製品名

純水素型燃料電池 H2 KIBOU(※1)

品番

FC-H99PJR1P

発売年月

2024年12月(予定)

パナソニック株式会社 エレクトリックワークス社(以下、パナソニック)は、高純度の水素と空気中の酸素との化学反応で発電する純水素型燃料電池の新製品「PH3(三相三線タイプ)」を2024年12月から発売します。

当社は、2021年10月に5 kWの純水素型燃料電池「PH1(単相三線タイプ)」を発売し、2023年6月には、PH1をベースにご要望の多かった三相三線出力に対応した「PH1+(三相三線タイプ)」を発売しました。純水素型燃料電池にご興味を持たれたお客様から発電能力アップや設置制約の緩和に関するご要望をいただきました。

今回発売する新製品はお客様のご要望に応え、最大発電出力を現行の5 kWをベースに約2倍の9.9 kWまで高めました。発電出力を1 kW刻み(※2)で調整可能となり自由な発電計画を立てることも可能です。機器構成を見直すことでメンテナンススペースを大幅に削減し、その他の設置制約も緩和することでより幅広いお客様へご提供が可能となりました。また、システム全体の構成を見直すことでイニシャルコスト(kW単価)を低減し、総点検停止までの期間を15年に拡大することでライフサイクルコスト(kWh単価)低減にも貢献できます。

パナソニックでは、今後もお客様のご要望にきめ細かく対応し、カーボンニュートラル社会に向けて推進していきます。さらに、グループが掲げる「Panasonic GREEN IMPACT」に基づき、再生可能エネルギーの導入拡大に向けて、水素の本格活用という新たな選択肢の提案を通じて、脱炭素社会の実現に貢献していきます。

<特長>

1. 最大発電出力を約2倍にアップ

2. 出力調整機能により発電計画の自由度アップ

3. 設置自由度アップにより、幅広いお客様へご提案が可能

※1 H2 KIBOUおよび H2 KIBOUのロゴは、パナソニック株式会社の商標として登録されています。
※2 4 kW以上の出力で設定可能です。

【参考】2023年4月24日 プレスリリース「純水素型燃料電池5 kWライプのラインナップに新製品を追加」
https://news.panasonic.com/jp/press/jn230424-3

【お問い合わせ先】

エレクトリックワークス社 電材&くらしエネルギー事業部
電話:06-6908-1131(代表 受付 9:00~17:30)

【主な製品特長】

1. 最大発電出力を約2倍にアップ

お客様のご要望に応えるため現行の5 kW純水素型燃料電池をベースに、最大発電出力を約2倍の9.9 kWにアップさせました。複数台連結することで発電出力を更に上げることも可能です。
また、発電時に発生する熱は貯湯設備で集約することで工場やビルなどでお湯として利用可能です。

発電のしくみ

2. 出力調整機能により発電計画の自由度アップ

PH3アプリを使用することで発電出力を1 kW刻みで調整可能となりました。
また、純水素型燃料電池を複数台連結させることも可能なため、様々な需要変動が予想される工場などで柔軟な発電計画を立てられます。

発電計画の設定画面

制御線の接続イメージ

3. 設置自由度アップにより、幅広いお客様へご提案が可能

現行機で4面(機器前面、背面、左右側面)であったメンテナンス面を機器前面のみに見直すことで、設置スペースを現行機と比べて53%削減(※3)することが可能となりました。
また、設置環境温度を下限-15℃まで見直し、高地(標高1,000 m)、耐塩害仕様(※4)にすることで、より幅広いお客様へのご提供が可能となります。

※3 40 kW出力の場合
※4 外洋から500 m以上離していただき、潮風が直接当たらないようにしていただく必要があります。

機器設置イメージ

耐塩害仕様に関する補足

その他特長)イニシャルコスト、ランニングコスト低減に貢献

最大発電出力を約2倍にし機器全体の構成を見直したことで、イニシャルコスト(kW単価)を低減します。また、設計寿命を9万時間から10万時間に延伸し総点検停止までの期間を現行機の10年から15年にすることで、ライフサイクルコスト(kWh単価)低減にも貢献します。

<パナソニックグループの環境取り組み>

パナソニックグループは、「より良いくらし」と「持続可能な地球環境」の両立に向け、長期環境ビジョン「Panasonic GREEN IMPACT」を制定しました。
2030年までに自社の事業に伴うCO2排出量を実質ゼロに、また2050年に向けて現時点の全世界の排出総量約317億トン(※5)の「約1%」にあたる3億トン(※6)以上の削減貢献インパクトの創出と、資源効率が脱炭素化に寄与し限られた天然資源の消費を削減するサーキュラーエコノミー実現に向けた事業活動に取り組んでいます。

※5 2020年エネルギー起源CO2排出量317億トン(出典:IEA)
※6 CO2排出係数は2020年基準
Panasonic GREEN IMPACT - 企業情報- パナソニックホールディングス
https://holdings.panasonic/jp/corporate/panasonic-green-impact.html

【仕様概要】

画像:仕様概要

※7 アプリをインストールするPCはお客様でご準備が必要です。PCと燃料電池ユニット間はLAN接続が必要です。
※8 アプリをインストールするPCおよびPLCはお客様でご準備が必要です。PCとPLC間、PLCと燃料電池ユニット間はLAN接続(HUB中継)が必要です。
※9 扉用に本体正面横に400 mm必要です。
※10 デザインパネルを取り付ける場合は左右側面に70 mm必要です。

記事の内容は発表時のものです。
商品の販売終了や、組織の変更等により、最新の情報と異なる場合がありますのでご了承ください。

配信元:
パナソニック株式会社

画像ダウンロード

FC-H99PJR1P
デザインパネル有 正面
デザインパネル有 左斜め
デザインパネル無 正面
デザインパネル無 左斜め

注目ニュース