2025年1月15日
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パナソニック株式会社(以下、パナソニック)が、2012年4月に業界で初めて※1IHクッキングヒーターにグリル皿方式のグリル「ラクッキングリル」を搭載してから今年で10周年を迎え、累計生産台数は100万台を突破しています。
2011年当時、グリルの活用提案として調理メニューは増えつつありましたが活用は広がらず、依然として焼き魚調理にしか使用しない方が多い状況でした。グリルに関するお困り事は、約77%の方が調理後の焼き網や受け皿などの掃除で手間がかかることを挙げており、グリル内の掃除が簡単になって油や臭いなどの対処ができれば、焼き魚以外の調理にグリルを使用したいという声が寄せられていました※2。
ラクッキングリルは、これらの要望に応えるため、「掃除が『楽』、料理(cooking)が『楽しい』」をコンセプトに、お手入れ性と調理性能の両面を追求して開発したものです。それまで一般的だった焼き網からグリル皿を使用する方式へ変更するとともに、ヒーターの出っ張りが無い庫内形状の実現により、お手入れ性を高めました。
さらに、自動調理や時短調理、冷凍食材の調理など調理家電で培ったノウハウも生かしてメニューを拡充。焼き魚調理以外での使用頻度が少なかったグリルを、さまざまな調理が可能な調理機器へと進化させ、コンロ業界にグリル開発を促進する「グリル革命」を起こしました。その後も、お手入れ性と調理性能を追求し続け、ラクッキングリル搭載IHの販売構成は当社内比率で40%以上、業界全体でも20%以上を占めるまでに拡大しています※3。
パナソニックは、今後もIH技術の特長を生かした調理機器としてIHクッキングヒーターを進化させ、お客様のより豊かな食生活の実現に貢献していきます。
ラクッキングリルは発売から絶えず進化を続け、グリル調理の幅を大きく広げてきました。
庫内汚れの主な原因は、食材の脂などが庫内に露出した下ヒーターに接触して発生する油煙です。そこで、脂を受けるグリル皿方式を採用するとともに、油煙の発生源である下ヒーターが露出していない構造にすることで、油煙の発生を抑えました。さらに、グリル皿の溝に傾斜角度をつけて余分な脂を温度の低い周囲部に流し、庫内全体への脂の飛散を抑制。これらの工夫により、庫内汚れが発生しにくいグリルを実現しました。
また、焼き網からグリル皿への変更により洗浄の手間が削減したほか、面状の上ヒーターと、底面に埋め込んだ下ヒーターという構成でフラットな庫内を実現し、手軽に汚れを拭きとることが可能です。近年のモデルではLED庫内灯の点灯で汚れも見やすくなり、さらに簡単・快適にお手入れできます。
グリル皿表面は、どんな食材でも脂につからないように考慮した溝の深さと、熱伝導に最適な山の幅を採用。焼き網には対応していなかった食材の調理も可能です。
モジュール化されているビルトインIHクッキングヒーターは、グリル底面のスペースに制約があります。そこで、従来比で約50%薄型化したグリル専用薄型IHコイルを新たに開発し、2015年、グリル皿を直接加熱する下ヒーターに業界で初めて※4IHヒーターを搭載しました。加えて2018年、上ヒーターに面状のヒーターを採用したことで庫内高さの11mmアップを実現し、より大きな食材が焼けるようになりました。
そして、高火力で細かな温度制御が可能なIHヒーターの搭載と、調理科学に基づいたメニュー開発により、調理の幅も大きく広がりました。自動調理メニューの数は6メニューから12メニューに拡充したほか、2019年には冷凍保存した食材もそのまま調理可能な「凍ったままIHグリル」機能を開発して8メニューを追加。平日忙しい共働き世帯などを中心に、簡単で美味しい時短調理方法として活用いただいています。
当初のだ円形から角形に変更することで、より広範囲な加熱が可能となりました。市販の鍋やフライパンを直接グリルに入れて調理することも可能であるため、天面で調理した後、そのままグリルで焼くこともできます。
オーブン調理機能の温度帯も140℃~280℃から80℃~280℃へと広がり、お菓子などの高温調理からローストビーフなどの低温調理まで、幅広い温度帯での調理が可能になっています。
以上
記事の内容は発表時のものです。
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