2024年10月2日
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パナソニック株式会社は、当社が提唱するIoT向けの次世代PLC技術を2018年6月にIEEE標準化協会(注1)に提案し、この度、本技術が2019年3月21日ドイツで開催された同協会の理事会にて、国際標準規格IEEE 1901aとして承認されました。本規格はIoT関連サービスに求められる様々な要求に柔軟に対応することができます。
IEEE 1901aは、「IoT(Internet of Things)PLC」と称する通信規格で、周波数帯域を利用状況に応じて制御することにより、通信距離の拡張および通信速度を切り替える機能を持つ、スケーラブルな通信を特長とします。
本規格は、既にIEEE 1901規格(注2)として採用されている当社独自の「HD-PLC」(注3)の基本技術「Wavelet OFDM方式」(以下、標準モード)をベースに、新たに以下の機能を実現しています。
こうした通信速度のモードを切り換えることにより、ユーザー毎のニーズにも柔軟に対応することができ、くらしのあらゆる場面で「HD-PLC」の活用が期待できます。
当社は、お客様の生活に密着した商品やサービスの提供を通じて、日々のくらしが進化し続けより良くなる「くらしアップデート」をコンセプトに掲げています。その情報基盤として、様々なサービスプロバイダーや対応家電・設備パートナーが参画できるくらしの統合プラットフォーム「HomeX」を展開しています。そして、住む人に寄り添った新しいくらしの価値を提案し続けていくためには、くらしの中にある住宅設備・家電・センサーをインターネットと常時接続を行うことが必要です。今回の国際標準規格化されたIoT PLCは住空間における通信基盤技術の一つと位置づけています。また、この技術は、住空間だけでなく、ビル内や工場をはじめとした社会インフラまでをカバーする大規模ネットワークにも対応し、今後、幅広い分野への応用が期待されます。
当社は、本規格におけるIoT PLC技術のライセンス供与も行い、さらなる「HD-PLC」技術の進化を目指してまいります。また、HD-PLCアライアンス(注6)などの団体を通じてIEEE 1901シリーズの対応商品間の相互接続性の確保に努め、引き続きユーザーが安心して使用できるPLC商品を提供いたします。
以上
記事の内容は発表時のものです。
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