2024年12月5日
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パナソニック株式会社は、映像製作の現場からご家庭までEnd to Endで有する映像技術により、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団※1(以下、ベルリン・フィル)のコンサート映像配信サービス「デジタル・コンサートホール※2」を、従来のハイビジョン画質から4K・HDR(High Dynamic Range)※3へと進化させる映像システムを構築しました。
当社は、ベルリン・フィルと、ご家庭や車室内での高品位なコンサート体験の実現を目指した技術開発協業を2017年1月より推進しています。主要な取り組みの1つである「デジタル・コンサートホール」の4K・HDR化に向けて、当社は放送用カメラ9台、モニター7台、スイッチャーなどの業務用機器に加えて、お客様がご家庭で視聴される配信映像の確認用として、市販向け有機ELテレビ2台(65EZ1000/55EZ950)を含めた最先端の4K・HDR機器を、ベルリン・フィルハーモニーの映像収録・編集スタジオに7月より順次納入しました。
一方、ベルリン・フィルは、2017/2018年コンサートシーズン幕開けとなる、8月25日のコンサートを皮切りに、納入機器を用いた撮影および編集を開始しています。4K・HDRの高品位なコンサート映像は、10月より全世界に向けてオンディマンド配信予定で、テレビ・ブルーレイディスクレコーダー/プレーヤー向けサービスについては、開始後120日間、当社対応機器※4を通じてのみ、先行してお楽しみいただけます。楽器の輝きや質感までをも映し出す高精細な映像で、ご家庭に居ながらにして、まるでコンサートホールにいるような臨場感あふれるライブ体験をお届けします。
また、パナソニックおよびテクニクスの映像・音響機器において、ベルリン・フィル・メディア※5のレコーディングプロデューサーや音響技術者の知見を得ながら、感性領域にまで踏み込んだ高品位な音を追求し、その音を再現する技術開発にも取り組んでいます。日本市場向けには、協業成果により、「デジタル・コンサートホール」用にサウンドを特別にチューニングした4K液晶テレビ EX850シリーズを10月20日より発売します。
当社は、今後もベルリン・フィルと共に「伝統と革新の融合」への挑戦を通じてお客様に新たな感動をお届けし、映像・音響文化のさらなる進展に貢献していきます。
以上
記事の内容は発表時のものです。
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