2024年12月17日
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パナソニック株式会社 空質空調社は、コージェネレーションシステム(※1)などの廃熱を有効活用した業務用空調ソリューションによる分散型エネルギー事業(呼称:)に本格参入します。この事業を通して、中小規模事業者・地方自治体のカーボンニュートラルへの挑戦、更なる省エネ、BCP/レジリエンスの追求をサポートしていきます。
日本は石油、石炭、天然ガスなど一次エネルギーの約9割を輸入に依存し、その額は16兆円(※2)と言われています。しかし、一次エネルギーの約6割が電気エネルギーなどへの変換時に廃熱(未利用熱)(※3)として失われると同時に、CO2として排出されています。この廃熱をエネルギーとして活用することが、2050年カーボンニュートラル実現を目指す上で重要な課題です。
当社は、こうした廃熱を有効活用した空調ソリューションによる分散型エネルギー事業に本格参入、その特長は次の3点です。
業務用空調機器「吸収式冷凍機(※4)(ナチュラルチラー)」を50年に亘り販売し、国内でトップシェア(※5)を誇っています。今後は、従来の本製品単体の展開から、コージェネレーションシステムと組み合わせた展開を加速し、潜在ニーズが見込める中小規模事業者・地方自治体を中心に提案します。
IoT技術開発を強化し、活用したサービスとして「Panasonic HVAC CLOUD(パナソニック ヒーバック クラウド)」を22年12月に市場導入します。同サービスは、業界で初めて(※6)運転効率をリアルタイムで分析し、消費エネルギーの低減を実現します。さらに、部品単位の設備計画を作成支援することで、機器の保守メンテナンスの省力化に貢献します。
今回、「分散型エネルギー事業推進室」を新設し、業務用空調機器やクラウドの導入コンサルティングから、運用、アフターフォローまでを、エンジニアリング販売会社であるパナソニック産機システムズ株式会社と連携して推進します。
分散型エネルギー事業の先行事例として導入している、当社大泉拠点(群馬県邑楽郡)では、工場全体でCO2排出量を17%削減(※7)し、エネルギーコストを23%削減(※8)する効果が得られました。
当社は、見逃されがちな廃熱有効活用ソリューションを医療、公共施設、工場・農業などの幅広いお客様へ提案し、世界規模の課題となっているカーボンニュートラル実現に貢献していきます。
コージェネレーションシステムは、1つのエネルギー源から、熱・電気など複数の有効なエネルギーを同時に取り出し利用するシステムです。発生した熱を吸収式冷凍機で有効活用し、高効率なエネルギー利用を実現します。
パナソニック(株)空質空調社 空調冷熱ソリューションズ事業部 業務用空調ビジネスユニット 分散型エネルギー事業推進室
(0276-61-5354/carbon-neutral_derd@gg.jp.panasonic.com)
以上
記事の内容は発表時のものです。
商品の販売終了や、組織の変更等により、最新の情報と異なる場合がありますのでご了承ください。