パナソニックグループは、「より良いくらし」と「持続可能な地球環境」の両立に向け、長期環境ビジョン「Panasonic GREEN IMPACT」を制定しました。自社でのCO2排出量削減に加え、社会におけるCO2削減貢献量の拡大と、資源効率が脱炭素化に寄与し限られた天然資源の消費を削減するサーキュラーエコノミー実現に向けた事業活動に取り組んでいます。その中の一つの取り組みとして、2015年より石油由来樹脂の使用量削減による環境負荷低減を目指し、天然由来のセルロースファイバーを活用した材料開発を進めてきました。2019年にセルロースファイバーを55%以上樹脂に混ぜ込んだ成形材料「kinari55-PP」を、2021年にセルロースファイバーを70%の高濃度で樹脂に混ぜ込んだ成形材料「kinari70」を、2022年にバイオマス度90%以上で「kinari55-PP」と同等の強度をもつ成形材料「kinari90」を開発しました。