【最新ポイント解説】中期環境行動計画 GREEN IMPACT PLAN 2024の進捗~パナソニックグループ サステナビリティ データブック 2025

2025年11月6日

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【最新ポイント解説】中期環境行動計画 GREEN IMPACT PLAN 2024の進捗~パナソニックグループ サステナビリティ データブック 2025

パナソニック ホールディングス株式会社は、2025年8月28日、サステナビリティ経営の重要性に鑑みて、パナソニックグループの環境・社会・ガバナンスへの取り組み姿勢や活動を報告する「サステナビリティ データブック 2025」を公開しました。本記事では、その概要および中期環境行動計画 GREEN IMPACT PLAN 2024の実績と2025年度目標を、わかりやすくインフォグラフィックスで解説します。

図版:パナソニックグループの長期環境ビジョン「Panasonic GREEN IMPACT」(2022年1月発表):自社のCO2排出を減らし社会のCO2削減に貢献しながら、循環経済の実現にもつながるさまざまな活動のインパクトを拡げることで、カーボンニュートラルとサーキュラーエコノミーの実現に挑み 「より良いくらし」と「持続可能な地球環境」の両立を目指す。①カーボンニュートラル実現に向けて:2050年に向け、3億トン以上のCO2削減インパクトを目指す。②サーキュラーエコノミー実現に向けて:持続可能な社会に向けて、サーキュラーエコノミーに取り組む。
図版:「CO2削減貢献量」の認知拡大に向けた取り組み:CO2削減貢献量とは、社会やお客様のCO2排出量における「CO2排出量削減に貢献する製品・サービスの導入なし」と「導入あり」の差分。国や業界、金融界などと「削減貢献量の社会的意義・標準化の必要性」を議論。G7広島以降、金融機関等に評価指標として浸透。
図版:パナソニックグループの中期環境行動計画「GREEN IMPACT PLAN 2024」(2022年7月発表):Panasonic GREEN IMPACTで定める2050年の目標に向けたマイルストーンとして2024年までに実現する具体的な行動計画と2030年の目標を策定。
図版:GREEN IMPACT PLAN 2024 実績ハイライト:3年目の実績 カーボンニュートラル「OWN IMPACT」:算定対象製品追加の影響で、3,811万トン増。2024年度と同じ対象範囲で比べた場合、実質1,901万トン減。省・再エネが進展し、CO2実質ゼロ工場は累計45工場達成。カーボンニュートラル「CONTRIBUTION IMPACT」:拡大・可視化が進み、5,325万トン。サーキュラーエコノミー:リサイクル率は、3年間連続99%以上継続達成。サーキュラーエコノミー型事業は、新たに2事業生み出し累計15事業達成。再生樹脂利用は、3年間で45,000トンと目標未達。
図版:GREEN IMPACT PLAN 2024 主な実績 1:カーボンニュートラル「OWN IMPACT」:自社バリューチェーンのCO2排出量(OWN IMPACT)は算定範囲の拡大により、2020年度比で3,811万トンの増加。一方責務とする領域を拡大していく中で、対象製品が33製品→63製品へと拡大。排出量算定範囲を拡大した後の同じ基準で2020年度と比較した場合、実質1,901万トンのCO2排出量を削減。
図版:GREEN IMPACT PLAN 2024 主な実績 2:カーボンニュートラル「OWN IMPACT」CO2実質ゼロ工場:2024年度は13工場が加わり累計で45工場へ拡大(目標37工場)。2030年度全ての事業会社でCO2実質ゼロ達成に向け着実に推進。
図版:GREEN IMPACT PLAN 2024 主な実績 3:カーボンニュートラル「CONTRIBUTION IMPACT」:当社の製品・サービスを通じて社会全体のCO2排出削減に貢献する「削減貢献量」は、5,325万トンとなり、目標(3,830万トン)を大幅に達成。新たに算定対象に加えた空調・冷蔵庫用DCモータや蓄電システムなどが大きく貢献。
図版:GREEN IMPACT PLAN 2024 主な実績 4:サーキュラーエコノミー実現に向けて:機器のモジュール設計で省資源化を実現する「MULTISHAPE」「TOUGHBOOK」や洗濯機のシェアリングサービス「LAUNDROOM」が新たに加わりCE型事業は累計15事業(目標13事業)。
図版:GREEN IMPACT PLAN 2024 主な実績 5:TNFD開示に向けた取り組みを開始:TNFD(Taskforce on Nature-related Financial Disclosures)は、自然資本に関連するリスクと機会の情報開示を促進する国際的な枠組み。事業リスクの低減と持続可能な成長の両立に向け気候変動だけでなく、生物多様性など「自然資本」に関するリスクと機会を体系的に評価。2050年を見据えた4つのシナリオを設定:重要な2つのシナリオにおけるリスクと機会を抽出し、具体的な対応策を検討。中長期的企業価値創出を加速させる基盤として、さらなる深化を図る。
図版:GREEN IMPACT PLAN 2024 2025年度目標:「GREEN IMPACT PLAN 2024」 は、3年間の取り組みを完了。しかしPGI※戦略は、次期中期計画と連動しサステナ全KPI・目標を織り込んで更新するため。25年度はGIP2024を1年延長した目標を策定。30年度目標は据え置く。
図版:パナソニック ホールディングス(株)サステナビリティ経営担当 奥長 秀介、パナソニック オペレーショナルエクセレンス(株)品質・環境本部 園田 圭一郎 両名コメント:サステナビリティ経営の進化に向けて:「『持続可能な社会への貢献を果たし、 その結果として持続的な企業価値の向上を図る』という基本方針を明文化。事業を通じた社会インパクトの可視化にも着手した。これらの全体戦略は、『統合報告書』と『サステナビリティ サイト / データブック』で連動・補完して発信しており、ぜひ双方をご覧いただきたい。」GREEN IMPACT PLAN 2024 3年目を終えて:「CO2実質ゼロ工場の目標前倒し達成や、お客様・社会へのCO2削減貢献量の大幅達成など、着実な成果を創出。一方で、再生樹脂の活用拡大など明確になった課題には、2025年度目標『GIP2024+1』においても真摯に向き合う。環境への取り組みは事業の大前提と捉え、社会全体の脱炭素化に貢献していく。」

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