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画像:Video Mixer Plug-in Version2イメージ

2025年3月24日

製品・サービス / プレスリリース

Media Production SuiteのVideo Mixerプラグインが
AI×顔検出技術を活用した自動顔フィルター処理と、
顔ピクチャーインピクチャー(PinP)に対応

イベントやインターネット配信、放送業務まで、リアルタイム映像制作に求められる機能を拡充

パナソニック エンターテインメント&コミュニケーション株式会社(本社:大阪府守口市、CEO:豊嶋 明、以下、パナソニック)は、高品質な映像制作が簡単に行えるソフトウェアプラットフォーム「Media Production Suite」の有償プラグイン「Video Mixerプラグイン AW-SF400G」のバージョン2を2025年度第1四半期より提供します。(※1)

これまでにも、グリーンバックなどの特別な設備を用意することなく人物を背景から切り抜き、別の映像と簡単に合成できる「AI Keying」や、1クリックで様々な合成パターンを呼び出せるスマートスイッチング機能など、多彩な編集機能を提供してきたVideo MixerプラグインAW-SF400G。バージョン2では、より高度なAI技術を活用した新機能を追加します。

近年、インターネット配信やテレビ番組、イベント映像制作など、様々な現場でプライバシーへの配慮が重視され、無関係な人物が映り込んでしまうことを避ける対応が求められています。しかし、人物を避けながら撮影することは困難な状況が多く、後処理で顔にモザイクをかけるためには多くの時間と労力が必要になります。そこでVideo Mixerバージョン2では、高精度なAI顔検出技術とAI顔認証技術を組み合わせたリアルタイムのモザイク処理「AI Effect Filter」を搭載。プラグインをPC(※2)にインストールして撮影すると自動で顔を認識し、モザイクなどの指定したフィルター処理を施すことができます。

さらに、バージョン2ではライブ映像制作をより一層効率化する自動顔PinP処理「AI Face Crop」も搭載。AI顔検出技術を活用して任意の人物を認識・追尾し、顔PinPの自動挿入を可能にします。これにより、対象ごとにカメラを準備する必要がなくなり、カメラ1台で誰でも簡単に複数人の顔PinPを表示させることが可能。放送業界のみならず、企業イベントや講義配信など様々なシーンで円滑な映像制作をサポートします。

バージョン2では、この他にもオーディオ入出力への対応や外部API対応などライブ映像制作を効率化する多彩な機能を追加。これまで以上に現場作業を省力化する制作環境を構築できます。

当社は、これからもMedia Production Suiteを通じて多様な制作現場の課題を掘り起こし、解決へ導くための機能を拡充していきます。

なお、Video Mixerプラグインバージョン2は、2025年4月6日から4月9日(現地時間)に米国ラスベガスで開催される国際放送機器展「2025 NAB(National Associations of Broadcasters)Show」に出展を予定しています。

※1 最新のプラグイン提供時期についてはWEBサイトをご覧ください。

※2 PCの動作環境については、パナソニックWEBサイト
https://connect.panasonic.com/jp-ja/products-services/proav/software/mps/vm#operationをご覧ください。

<機能詳細>

1. AI Effect Filter(顔フィルター処理)

AI機能を活用して入力映像から人物の顔を認識し、リアルタイムでモザイクなどの指定した処理を施すことができます。

  • 最大25名の顔にモザイクなどのフィルター処理が可能
  • 指定した人物の顔のみにモザイクなどのフィルター処理を施すことも可能
  • 指定した人物の顔のみ、モザイクなどのフィルター処理を除外することも可能
  • Blur(ぼかし)、Mosaic(モザイク)、Image(画像貼り付け)の3種類のフィルター効果を選択可能
  • Blur(ぼかし)、Mosaic(モザイク)ではエフェクトの濃さを指定可能
  • Image(画像貼り付け)では顔の上に貼り付ける画像を1名ずつ指定することが可能(最大8名)
画像:AI Effect Filter(顔フィルター処理)参考イメージ

■AI Effect Filter(顔フィルター処理)参考イメージ

2. AI Face Crop(AI自動顔PinP)

AI機能を活用して入力映像から人物の顔を認識し、リアルタイムに追尾して顔のPinP表示が可能です。

  • 最大8名の人物をCrop(自動PinP挿入)することが可能
  • 人物が動いても追尾を続け、撮影範囲から出てロストしても再度人物が映ると復帰
  • Crop映像を自由なレイアウトで配置可能
  • Crop映像の周囲に枠を付けることが可能(幅の変更は可・色は単色)
  • Crop映像をαチャンネル付きでキー出力、外部スイッチャーにて合成可能
  • 複数のPinPそれぞれに、顔登録で指定した人物を割り当てることが可能
画像:AI Face Crop(AI自動顔PinP)参考イメージ

■AI Face Crop(AI自動顔PinP)参考イメージ

3. 用途が広がるオーディオ入出力と外部API対応

<オーディオ入出力対応>

  • SDI/NDI/SRTのエンベデッドオーディオ入出力に対応
  • 出力ごとに入力音声の割り付けができ、設定画面にて入力音声の情報が閲覧可能
  • PCのLine outで音声出力をモニタリング可能
  • 映像出力中も音声ソース切り替えが可能
  • PGM切り替えに追従した音声の切り替え(Audio Follow Video)が可能(IN、Sceneのみ対応)
  • Sceneの設定にPGM選択された際の音声ソースの設定が可能
  • マルチビュー画面にて出力音声のボリューム調整が可能

<外部API対応>

  • HTTP/TCP経由の外部制御に対応
  • 対応コマンドはPGM切替、DSK ON/OFF、PGM/KEY Capture、AI Keying用背景画像キャプチャーの4コマンド

※製品仕様は開発中のものであり、発売時変更する可能性がございます。

▼詳細については下記WEBサイトをご覧ください。
https://connect.panasonic.com/jp-ja/products-services/proav/software/mps/vm

【お問い合わせ先】

放送・業務用映像システムサポートセンター
https://connect.panasonic.com/jp-ja/products-services/proav/supportcenter

【パナソニック エンターテインメント&コミュニケーション株式会社について】

パナソニック エンターテインメント&コミュニケーション株式会社は、パナソニックグループの事業会社化の一環として2022年4月に設立し、有機ELテレビをはじめとするAV機器、LUMIXデジタルカメラ、ヘッドホン、電話機、インターホン等の個人のお客様向け商品、ならびに放送・業務用映像制作システム、業務用音響機器システムといった法人のお客様向けソリューション機器・ソフトウェア・ソリューションサービスの提供を通じて、人と人との絆を強め、お客様の生活を豊かにしています。私たちの使命は、エンターテインメントとコミュニケーションの力で人々に新しい「感動と安らぎ」を提供することです。その実現に向けて、人と人をつなぐ、明日を創造し続けるプロフェッショナルでありたいと考えています。詳細については、ウェブサイトをご覧ください。
https://www.panasonic.com/jp/peac/corporate-profile.html

記事の内容は発表時のものです。
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配信元:
パナソニック エンターテインメント&コミュニケーション株式会社

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