2024年11月25日
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2024年12月19日
製品・サービス / プレスリリース
~4号特例縮小にともなう手間にも配慮~
パナソニック ハウジングソリューションズ株式会社(代表取締役社長:山田 昌司 本社:大阪府門真市 以下、当社)は、リフォーム業務の効率化に向け、インテリア建材ベリティス(以下、ベリティス)のリフォーム部材を強化、2025年2月3日より発売を開始します。
近年、リフォーム市場は伸長し、国土交通省の発表によると2023年度の受注高は前年比115%で13兆2,739億円(※1)と堅調に推移。あわせて既存住宅流通およびリフォームの市場規模は長期的目標として20兆円まで拡大させる計画(※2)です。その一方でリフォーム工事は、「躯体や間取り」「近隣環境」「許容工期」などが現場により異なるという特性上、新築以上に打ち合わせ回数が増えたり、施工スキルの平準化が困難なため、従来より業務の効率化が課題となっています。加えて昨今の「熟練大工の減少」や「時間外労働の上限規制」「2025年4月からの建築基準法改正(4号特例の縮小)」などの社会情勢により、今まで以上にその必要性が高まりつつあります。これらを受け、このたび当社はリフォームの業務効率化に向けて対応すべき要素を「壊さず新しく」「躯体や間取りにフィット」「搬入や取付けが簡単」「空間にフィット」「くらしにフィット」の5つのコンセプトに整理。リフォーム対応製品の拡充とともに、専用パンフ作成等でリフォーム業者への支援を実施します。
「壊さず新しく」として「2.7 mmリフォーム用USUI-TA階段」を発売。「上貼りなので4号特例の縮小にともなう確認申請が不要」な製品として、4年連続前年2桁伸長と好評の「1.5 mmリフォームフロアUSUI-TA(ウスイータ)」とともに業務効率化へ貢献します。また、同様に騒音・粉塵・廃材の軽減や工期短縮の選択肢として、和室の洋室化が可能な「和室リフォーム引き戸 FU-SMART(フスマート)」を合わせて発売します。「躯体や間取りにフィット」としては、「玄関収納コンポリア」を刷新。新設定の「地板が無いユニット」は土間を活用できるため、収納量アップと間取り変更が不要で、打合せや工事の手間が省けます。また、配送時の搬入性も考慮し、短尺造作材拡充も実施。「搬入や取り付けが簡単」になり作業効率が向上します。加えて、床材人気色に合わせた「式台の色柄拡充」は「空間にフィット」として玄関コーディネートの効率化に貢献します。直近のトレンドから「くらしにフィット」した提案として、新たにゲーミングルームやリモートワークの遮音に最適な「簡易遮音ドア」の特注も対応。また、ペットリフォーム向けには犬や猫の爪でも傷つきにくい「ベリティスシート」を使用したドアや壁材などを提供していきます。
※1 令和6年6月11日発表 国土交通省「建築物リフォーム・リニューアル調査報告(概要)」より
※2 令和3年3月19日発表 国土交通省「住生活基本計画(全国計画)(概要)」より
パナソニック ハウジングソリューションズ株式会社 建築システム事業部 営業戦略企画部
電話:06-6909-7676(代表 受付 9:00~17:30)
2025年4月より建築基準法の改正(4号特例の縮小)が施行され、これまで不要だった各種の建築確認申請が必要な場合があり、申請の手間増と工期延長が懸念されます。一方で、上貼り製品を活用すれば「確認申請が不要(国住指針209号)」とも国土交通省より発表されました。また、従来よりリフォーム工事は、「騒音・粉塵・廃材の抑制」や「工事時間帯の遵守」など近隣環境の考慮が必要です。このような環境下で当社はこのたび「壊さず新しく」改修可能な製品を拡充。「2.7 mmリフォーム用USUI-TA階段」や「1.5 mmリフォームフロアUSUI-TA(ウスイータ)」「USUI-TA専用両側見切り」を使った上貼リフォーム工事なら4号特例縮小に伴う確認申請が不要となります。また、「和室リフォーム引き戸 FU-SMART(フスマート)」は既存の鴨居・敷居を使い、洋室化リフォームが可能。ウスイータと同様に騒音・粉塵・廃材の軽減や工期短縮の選択肢として貢献します。
専用段鼻材を利用することで、販売好調の「1.5 mmリフォームフロアUSUI-TA(ウスイータ)」と組み合わせて使える上貼りリフォーム階段です。踏み板は2.7 mmの厚みのため、これまで時間を要していたカット後の幅調整も紙やすりで簡単に行えます。また、端部カバーを使用すればラフカット施工も可能です。踏み板の施工には仮固定の釘は不要で、既存の階段に接着剤と両面テープで上貼りする施工方法となっており、踏み板設置後すぐに昇降できます。また、段鼻材に設置する樹脂カバーは滑り配慮や視認性向上にも繋がります。色柄は床材と組み合わせやすい木目9柄のラインアップ展開です。
販売好調の「1.5 mmリフォームフロアUSUI-TA(ウスイータ)」の施工部材として、両側につばがついているため、貼り方向異なる場合でもキレイに納まる「USUI-TA専用両側床見切り」を追加。
和室リフォーム引き戸「FU-SMART(フスマート)」は既存の鴨居・敷居を残したまま、引き戸に変更が可能で、和室を簡単にリフォームできます。重量もわずか5 kgと軽量でふすまのように簡単に着脱が可能です。扉表面に「ベリティスシート」を採用することで、一般的なふすまの弱点である汚れやすさや破れやすさを克服しています。
※3 2024年11月時点において、リフォーム店3社での見積り金額の平均値を採用
<条件>階段形状:14段上がり切り180°3段廻り×2|施工人数:1人|施工時間帯:9:00-17:00(月曜日~金曜日)
リフォームは、現場毎の躯体や間取りが異なります。状況に合わせキレイに納めるための特注範囲や商材の選択肢を広く持つことがお役立ちに繋がると考えています。同時に、部材の現場への搬入や取付のしやすさ、コーディネート性の向上も作業効率を上げるための非常に重要なポイントです。
間取りや暮らした方や収納方法に合わせて選べるように「玄関収納コンポリア」を刷新。新設定の「地板が無いユニット」により土間まで活用することで、間取り変更無しでの収納量アップが可能になります。また、同時発売する「クロークシェルフ」は背面固定で、側面に壁が無い箇所にも増設できる自由度の高い玄関収納です。また、見積りシステムも3D表記に刷新し使いやすくなりました。
配送時のトラックやマンションのエレベーターサイズも考慮し、短尺造作材拡充を実施。「搬入や取り付けが簡単」になり作業効率が向上します。キッチン前の笠木に使う「無目枠固定枠110(短尺)」や幅木の継ぎ目を隠す「平継ぎ部材」も設定します。
「間取り」と「ドアや収納の設置箇所」の関係により、手の届きにくい場所にも取り付け可能なドアストッパーは必要です。今回新たに発売する「マグネットキャッチ式ドアストッパー」は操作時にストッパー自体を触らずに「立ったままでキャッチ(固定)&リリース(解放)」が可能です。
用途や条件に合わせ、選べるドアストッパーの選択肢が増えました。
ストック市場の30%を占める築30年以上の物件における玄関土間からの段差は300 mm程度が一般的です。今回、式台に床材で人気の高い4色を追加ラインナップ。「式台」と床材の色柄が合わず、現場で生じていた手間を削減します。
直近のトレンドを見据えた提案として、近年遮音ニーズが増えてきています。サイズ限定で先行発売した簡易遮音ドアは2024年5月の発売以降、計画の約3倍の販売を達成するなどと好評です。また、収納に関しては集中収納も人気ですが、各部屋へのちょっとした収納が欲しいというニーズも多くあります。さらに当社のペット向け「わんにゃんSmile建材」の販売は全製品で前年から1.5倍以上の伸長するなどペット向けニーズも堅調に推移しています。
コロナ禍以降、リモートワークは常態化し、直近は趣味の部屋としてゲーミングルームを作るなど遮音のニーズが高まっています。また、住宅の狭小化によりリビング横に寝室を設置するなど、活動する部屋と休まる部屋が隣接する間取りも増えています。リニューアルした「簡易遮音ドア」は様々なシーンに対応できるようにサイズ特注範囲を拡大しました。クッション付きの戸当たりとドア下部のボトムタイトで隙間をふさぎ、ドア扉の重量を増やすことでT1等級相当の遮音性能(25 dB程度遮音)(※4)を確保。一般的な人の話声をささやき声のレベルまで低減できます。
各部屋にちょっとした収納がほしいというニーズに最適なシンプルな扉付き収納をベリティス柄で新たに発売。従来現場造作していた収納が既製品で手に入るので提案~設計~施工の手間が省けます。
人間やわんちゃんの爪の硬さは目安として2 H程度となっていますが、「ベリティスシート」を用いた「ベリティス建具」や「ベリティスウォール」は6 H以上(※5)の硬さがあります。そのため、わんちゃんやねこちゃんの爪相当の負荷をかけてもキズがつきにくい仕様となっています。他にも、軽い力で開く「くぐり戸」やわんちゃんの鳴き声などを軽減する「簡易遮音ドア」などわんにゃんSmile建材を用いたペットリフォームを提案していきます。
※4 JIS A 4702「ドアセット」およびJIS A 1416「実験室における建築部材の空気音遮断性能の測定方法」に基づいた試験による遮音性の等級。各中心周波数帯域において全て遮音等級線以上。ただし、遮音等級線に満たない場合でも、満たない値の合計が3 dB以下の場合は、その遮音等級とする。
※5「JIS K 5600-5-4:1999引っかき硬度(鉛筆法)」に準ずる 単位:H(鉛筆硬度)
記事の内容は発表時のものです。
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