2024年9月20日
- 企業・経営
- プレスリリース
- 企業・経営
- Panasonic GREEN IMPACT
- 環境・サステナビリティ
- パーパス
- 経営方針
- 経営の考え方
- くらし
- CEATEC
- テクノロジー
- 地域・まち
Adobe Acrobat Readerの特定のバージョンに、一部のPDFが開けないバグが発生しております。PDFが開けない場合、お使いのAcrobat Readerを最新版へアップデートの上お試しください。
【訂正】2024年8月27日 生分解性セルロースファイバーに関する説明内容の一部を訂正
(訂正前)生分解性セルロースファイバー「Kinari」
(訂正後)生分解性セルロースファイバー「kinari」
2024年8月26日
企業・経営 / プレスリリース
大阪・関西万博 パナソニックグループパビリオン「ノモの国」を支える「大地」
パナソニック ホールディングス株式会社(以下、パナソニックHD)は、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)のパナソニックグループパビリオン「ノモの国」の「大地」エリアにおいて、ひとと自然の営みが循環する未来社会を体験できる展示を行います。「大地」は5つのテーマで構成されており、研究開発中の技術を活用する予定です。実証実験などを経て、8月より順次、展示制作などの準備を進め、11月以降、施工を開始する予定です。
大阪・関西万博で、パナソニックHDは「解き放て。こころと からだと じぶんと せかい。」をコンセプトにパナソニックグループパビリオン「ノモの国」を出展します。パナソニックグループは、「物と心が共に豊かな理想の社会」の実現を使命としており、「ノモの国」は、「モノの捉え方はココロの持ちようで大きく変わる」いわば「モノとココロは写し鏡のような存在である」という考えから名付けました。「Unlock your nature」をタグラインとし、子どもたちに、「自分を信じるチカラと一歩を踏み出すきっかけ」を提供することを目指します。また、パナソニックグループでは、使命達成に向けた喫緊の社会課題である地球環境問題の解決のために、長期環境ビジョン「Panasonic GREEN IMPACT」を掲げてさまざまな取り組みを進めており、「ノモの国」の建築・展示工事、運営等においても、家電リサイクル鉄の利用や工場端材の活用など循環型パビリオンの実現に向けて取り組んでいます。
パビリオン「ノモの国」は、Unlock体験エリアと、それを支える展示エリア「大地」で構成します。「ノモの国」の体験エリアでは子どもたちが常識や思い込みから解き放たれ、自身に秘められた力を解き放つ体験を提供します。「大地」では、ひとの営みと自然の営み、それぞれ360°の循環が作用し合ってひとめぐりする720°のつながりの中で、より良い未来を共に考える展示空間を目指します。具体的には、ひとと自然の営みが新たな関係性を築くことで720°の循環を実現するアイデアを、研究開発中の技術であるシアノバクテリア(光合成微生物)、ペロブスカイト太陽電池、生分解性セルロースファイバー、バイオライトと、バイオフィリックデザインの考え方を活用して、子どもたちや共創パートナーと共に具現化します。子どもたちには、実際に手に触れたり、匂いを嗅いだりする直感的な体験を通じて、ひとと自然がお互いの可能性を広げる未来を体感する機会を提供します。
■シアノバクテリア(光合成微生物)
解き放て。光合成微生物のチカラによる食の未来。
光合成微生物の一種であるシアノバクテリアの力を活用し、CO2の有効利用と食糧生産力の向上を同時に実現するアイデアを紹介します。
会場では、野菜や果物が生き生きと成長する姿を観察できます。自然のたくましさを感じ取ってもらうとともに、CO2活用による環境負荷の低減と持続可能な食糧生産を両立する“720°の循環”を実感できる展示内容となっています。
■ペロブスカイト太陽電池
解き放て。「発電するガラス」によるエネルギーの未来。
「発電するガラス」を活用して、まちやくらしに調和しつつ、人々に再生可能エネルギーをもたらすだけでなく地表の植物や微生物にも木漏れ日を届けるアイデアを紹介します。
会場では、ペロブスカイト太陽電池にアートの感性を取り入れた吊りオブジェやハンズオン型の展示を通じて、都市の景観に溶け込むデザインの自由度の高さを体感できます。街中の至るところで発電しながら植物との共生を両立する“720°の循環”を体験できる展示内容となっています。
■生分解性セルロースファイバー(植物由来成形材料)
解き放て。自然に戻るモノづくりの未来。
生分解性と強度を高めた新たなグレードの生分解性セルロースファイバー「kinari」を活用した高強度とデザイン性を兼ね備えた多様な生活必需品の可能性を示すなど、石油由来プラスチックの使用量を減らすためのアイデアを紹介します。
会場では、子どもたちとのワークショップからつくられたさまざまな形のハンズオン用小物や3Dプリンターによる大型オブジェを展示します。新たなものづくりの可能性を感じ取るとともに、機能性を維持・向上しながらも自然界にごみとして残らない環境性を両立する“720°の循環”を実感できる展示内容となっています。
共創パートナー:株式会社積彩(3Dプリントデザイン・製造)
■バイオライト(発光微生物)
解き放て。発光微生物のチカラによるあかりの未来。
大阪・関西万博の準備および開催期間を通じて発光微生物の長期培養技術の経験値を蓄積するとともに、未来の日常生活を彩るあかりへの応用やあかりそのものの在り方について議論するきっかけとなるアイデアを紹介します。
会場では、発光微生物を培養している展示水槽に酸素を送り込むことで、微生物が発光する様子を観察できるハンズオン型展示を行います。来場者はこの展示を通じて、生き物ならではのゆらぎや生命のつながりを実感することができます。ひとの営みに彩りを与えつつ、発光微生物との共生を実現する“720°の循環”を体感できる展示内容となっています。
■バイオセンサリードーム
解き放て。ひとと自然の営みが循環する未来。
外界からのノイズを軽減しつつ、さまざまな感覚刺激により自然環境に包まれる心地よさを感じることのできる、バイオフィリックデザインの考え方を取り入れたドーム空間のアイデアを紹介します。この空間では、リラックスと適度な集中が調和した状態へと導き、来場者に自己対話や自己解放を促します。
会場では光、音の技術に加え、自然な香りや質感のある菌糸をパネルにして建材として活用し、五感を心地よく刺激する空間を創出します。来場者は深いリラクゼーションを感じながらも、感覚や感性を研ぎ澄ませ、自然との一体感を体験出来ます。自然の心地よさに触れながら「つながる世界の中の自分」に気付き、“720°の循環”の世界について深く考えるきっかけとなる場を提供します。
共創パートナー:株式会社BIOTA(菌糸パネル制作)
パナソニックグループはパビリオン「ノモの国」のUnlock体験や、未来社会のアイデアを具現化した展示エリア「大地」、さらには万博閉幕後も子どもたちとつながり続けるオンライン共創プラットフォームなどの活動を通じて、子どもたちの未来をより豊かで希望に満ちたものにできるよう取り組みを加速していきます。
パナソニックグループ公式 2025大阪・関西万博サイト
https://holdings.panasonic/jp/corporate/expo2025
ノモの国WEBサイト
https://the-land-of-nomo.panasonic/
記事の内容は発表時のものです。
商品の販売終了や、組織の変更等により、最新の情報と異なる場合がありますのでご了承ください。