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画像:共同研究枠組み概要図

2023年10月12日

  • 国立大学法人京都大学フィールド科学教育研究センター
  • 学校法人大阪産業大学
  • パナソニック ホールディングス株式会社

技術・研究開発 / プレスリリース

パナソニック 草津拠点「共存の森」にて生物多様性保全に関する学術調査ならびに共同研究を開始

画像:共存の森全景
画像:共同研究枠組み概要図

国立大学法人京都大学フィールド科学教育研究センター(以下、京大フィールド研)と学校法人大阪産業大学(以下、大産大)とパナソニック ホールディングス株式会社(以下、パナソニックHD)は、パナソニック 草津拠点「共存の森」にて、生物多様性保全に関する学術調査ならびに共同研究を本年10月より開始します。
具体的には、京大フィールド研とパナソニックHDとの共同で、「共存の森」を中心とした周辺環境など広域への影響解明を実施すると共に、大産大とパナソニックHDとの共同で、「共存の森」の形成過程および生物多様性に関する調査研究を実施いたします。

【共存の森について】

共存の森にくらす動植物:840種(29%)

 

※( )内の数字は「草津市の自然2014」で確認された種数に対する割合

「地域の生物多様性への貢献」及び「景観保全」を目指すパナソニックの「エコロジカルネットワーク構想」の重要緑地と位置づけ、生きものの生息に配慮した保全活動をおこなっている緑地です。保全活動では、樹林や草地、水辺など複数の環境タイプを有する周辺地域の里山モデルとし、専門家によるモニタリングにより里山環境の再生状況を定量的に把握しながら、社員による指標生物の用いた緑地管理、特定外来生物等の監視、地域種苗を用いた保全活動をおこなっています。こうした生物多様性の価値を有し、事業者、民間団体・個人、地方公共団体による様々な取組みにより、生物多様性の保全が図られている区域として、環境省の「自然共生サイト」の認定を受けました。

【共同研究活動の概要】

・過去約10年間の「共存の森」形成過程を、科学的知見も盛り込みつつ紐解きを行うとともに、動植物を含めた生物多様性に関する学術調査・研究を実施

・滋賀県の里山生物多様性保全に対し、「共存の森」が持つ機能、周辺環境との関係性、他の滋賀県取り組みとの比較などの整理と理解促進

【実施期間】

2023年10月より開始
第1期 2023年10月より2024年3月 「共存の森」形成過程の紐解き、学術調査
第2期 2024年4月より2025年3月 「共存の森」周辺の学術調査、関係機関連携

こうした「共存の森」での共同研究を通じて、生物多様性に富んだ森などの緑地環境構築の在り方、ならびにこのような緑地環境を形成したことによる周囲領域との関係性や影響を明らかにすることで、持続的な地域の生物多様性への貢献を目指します。

【関連情報】

・京都大学フィールド科学教育研究センター

https://fserc.kyoto-u.ac.jp/wp/

・パナソニックの草津工場における生物多様性保全活動への取り組み

https://www.panasonic.com/jp/about/sustainability/environment/ecology/kusatsu_factory.html

・草津拠点「共存の森」が環境省の「自然共生サイト」に認定

https://news.panasonic.com/jp/press/jn231006-1

記事の内容は発表時のものです。
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配信元:
パナソニックホールディングス株式会社
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