2024年12月17日
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パナソニック オートモーティブシステムズ株式会社(代表取締役社長:永易正吏、本社:神奈川県横浜市)の新世代ワイヤレス充電器が、トヨタ自動車株式会社(以下、トヨタ)の「新型アルファード/ヴェルファイア」(2023年6月21日発売)に採用されました。
本製品は、従来のムービングコイル方式に加え独自の充電アルゴリズムを採用することで、従来品に対して体積比3.6倍(※1)の充電範囲を実現し、より幅広い形状のスマートフォンを高効率で充電することができます。また、本製品は商品力向上に大きな成果を上げたことを評価され、トヨタより2023年度「新型アルファード・ヴェルファイア プロジェクト表彰 技術の部」を受賞しました。
当社独自のムービングコイル方式は、スマートフォンを充電トレイに置くだけで、充電最適位置にコイルが移動して充電を開始します。幅広い形状のスマートフォンに対応できるほか、低い熱損失、高い充電効率を維持することが特長です。また、走行時の振動でスマートフォンの位置ずれが発生し充電が停止した場合でも、ずれたスマートフォンの位置を検知し、充電器側でコイルが位置補正することで、自動で充電を再開します(※2)。
(※1)iPhone 13 Pro Maxでの測定結果
(※2)一部のスマートフォンでは、自動で充電が再開しない場合があります。
(※3)「Qi」規格は、WPC(Wireless Power Consortium)が策定したワイヤレス給電に関する国際規格です。
「Qi」は、Wireless Power Consortiumの登録商標です。Qi規格のver1.3.2に対応しています。
(※4)Qi規格のVer1.3.2に準拠した製品に対して最大15 Wまで急速充電可能。
iPhone 7.5 W充電とGalaxy急速充電仕様(10 W)にも対応しています。(※5)
(※5)「iPhone」は、Apple Inc.の商標です。「Galaxy」は、Samsung Electronics Co.,Ltd.の商標または登録商標です。
パナソニックは、拡大するスマートフォン向け車室内充電に対するお客様ニーズに応えるべく、ムービングコイル技術を活用したワイヤレス充電器の大電力化・高効率化を進化させ、安全・安心で快適なドライビング環境に貢献して参ります。
スマートフォンとワイヤレス充電器の充電コイル位置が数ミリずれていても、電流損失が発生して充電効率が下がるほか、電流損失に起因する発熱で、加熱したスマートフォンが充電機能を停止させるケースがあります。
ムービングコイル方式は、端末側のコイルを検出し、そこに充電器側のコイル位置を合わせることで、端末の形状や位置ずれを問わず、高効率な充電を実現します。また、独自のアルゴリズムによる充電コイル制御で従来品に対して体積比3.6倍の充電範囲を実現しています。
「Qi」規格は、「Wireless Power Consortium(WPC)」が定めるワイヤレス国際充電規格であり、スマートフォン等を対象とした15 W以下の低電力向け規格です。本製品は、「Qi」規格に対応し、ユニバーサルで安全なワイヤレス充電環境を提供します。Qi規格のver1.3.2に対応しています。
ソフトウェアと部品構成の見直しにより、従来製品の充電範囲を体積比3.6倍と凌駕し、かつ、モーター数を削減。55 gの軽量化を実現。
記事の内容は発表時のものです。
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