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業務用ロボット掃除機RULO Bizを活用した清掃スキームを構築

2022年10月17日

  • パナソニック株式会社
  • パナソニック ファシリティーズ株式会社
  • パナソニック ハートファームアソシエイツ株式会社

製品・サービス / プレスリリース

障がいのある方の新たな活躍の場と働き甲斐を創出

業務用ロボット掃除機RULO Bizを活用した清掃スキームを構築

パナソニック株式会社 くらしアプライアンス社(以下、くらしアプライアンス社)とパナソニック ファシリティーズ株式会社(以下、パナソニック ファシリティーズ)、パナソニック ハートファームアソシエイツ株式会社(以下、パナソニック ハートファーム)は、RULO Biz清掃プラットフォームサービス(以下、RULO Biz)を活用し、障がいのある方の活躍の場を広げ、自立を支援する取り組みを共同で推進します。

障がい者雇用促進法では、一定数以上の常用労働者を雇用する事業主に対して2.3%以上の障がい者を雇用することが義務付けられています。令和3年の障がい者雇用状況は、雇用障がい者数、実雇用率ともに過去最高を更新した一方で、実雇用率2.2%、法定雇用率達成企業の割合は47%(対前年比1.6ポイント低下)に留まっています※1。障がい者の雇用が進まない背景には、適した業務内容やポジションがない、指導を対応する職員の負担、職場内の理解不足などさまざまな要因があります。

RULO Bizは、清掃業界における人手不足や清掃員の高齢化などの課題解決を目的に、清掃スケジュールの設定や機器管理をより簡単に行えるようにデザインすることで、清掃員の負荷低減を実現しています。今回、障がいのある清掃スタッフが在籍する清掃現場へのRULO Biz導入を通じて、誰もが安心して清掃業務に従事できる作業環境を実現します。

くらしアプライアンス社、パナソニック ファシリティーズ、そしてパナソニック ハートファームは、パナソニックグループが掲げるDEIポリシー※2を実現する取り組みの一つとしてRULO Bizの導入を促進し、障がいのある方の新たな活躍の場の創出や社会参加における自立支援に貢献していきます。

【取り組み概要】

障がいのある方が従事しているオフィスビルでの清掃業務にRULO Bizを導入し、業務用小型掃除機ロボットを活用した新たな清掃業務のスキームを構築。作業効率化と品質向上を目指すとともに、管理システムやロボット掃除機の操作、ロボットが対応できない特殊清掃などを通じて働き甲斐を醸成し、清掃員のスキルアップや新たな活躍の場の創出を図ります。

画像:RULO Bizの清掃スタッフ向け勉強会
画像:RULO Bizを活用した清掃時のイメージ

取り組みの狙い

(1)RULO Bizでの自動清掃と清掃員の手作業での清掃を組み合わせ、ロボットと人、それぞれの長所を生かした役割分担による新たな清掃スタイル・清掃スキームを構築
(2)RULO Bizの設定・管理を通じた清掃員のITスキルアップ、特殊清掃などの機会創出による働き甲斐の醸成と清掃技術の向上に貢献
(3)清掃作業の効率化による清掃員の負担軽減と清掃品質の向上

清掃員の作業の流れ

(1)清掃作業前:RULO Bizの管理システムで清掃スケジュール作成
(2)清掃作業中:床面以外の清掃作業や特殊清掃作業を重点的に実施
(3)清掃後:ゴミ回収などの簡単なメンテナンスを実施

各社の役割

くらしアプライアンス社:業務用小型ロボット掃除機RULO Biz清掃プラットフォームサービスの提供
パナソニック ファシリティーズ:オフィスビル清掃業務の受託
パナソニック ハートファーム:清掃スタッフの派遣

【関係者の声】

くらしアプライアンス社 ランドリー・クリーナー事業部 マーケティング総括
ビジネスデザイン部 部長 木原麻登
RULO Bizは、深刻な人手不足や高齢化が進む清掃業界における社会的な課題の解決を目指しているサービスです。RULO Bizは、従来は清掃スタッフがすべて手作業で行っていた床面の吸引清掃を自動化することで、清掃スタッフは手作業でしかできない清掃作業や清掃場所に注力できるようにし、作業負担を軽減すると同時に清掃品質の維持向上を図るものです。また、RULO Bizは複雑な設定を必要とないようにサービスをデザインしておりますが、少しでも利用者の負担を低減させるため、本取り組みにおいては清掃スタッフ向けの勉強会や清掃オペレーション構築に協力し、障がいのある方々も安心して使っていただけるような支援を行います。

パナソニック ハートファームアソシエイツ株式会社 取締役 藤井賢哉
本取り組みは今までにない取り組みであり、当社として、現場スタッフへのRULO Bizの利用方法に関する教育活動や、困りごとや課題が生じた際のサポート体制の構築を図り、障がいのあるスタッフの新たな活躍の場になれるよう準備を進めてまいります。本取り組みが、今後、障がい者雇用を推進する上で新たな清掃モデルとなることに期待をしています。

パナソニックファシリティーズ株式会社 執行役員 技術部 部長 仲川真次
清掃業務を含む建物管理業務を担う中で人手不足の問題が顕著になっていますが、その一方で、ビルオーナーから環境や社会的貢献を期待されること等が増えてきています。それらのご要望や課題に対し、本取り組みによりロボット掃除機RULO Bizのオペレーションに障がいのある方々の雇用推進を実現することで、人手不足の解消とともに、清掃品質の維持向上を目指しております。また、本取り組みに際し、障がいのある方々が「RULO Bizの取扱いが難しいのでは」と不安に思われることも想定し、事前に勉強会を開催し、機器に触れていただく機会を増やすことで、その不安を少しずつ解消していこうと考えています。

※1 厚生労働省:令和3年 障害者雇用状況の集計結果 https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_23014.html
※2 パナソニックグループのDEIポリシー https://holdings.panasonic/jp/corporate/sustainability/diversity-equity-inclusion/policy.html

【お客様からのお問合せ先】

パナソニック株式会社 くらしアプライアンス社 ランドリー・クリーナー事業部
ビジネスデザイン部:rulobiz_request@ml.jp.panasonic.com

記事の内容は発表時のものです。
商品の販売終了や、組織の変更等により、最新の情報と異なる場合がありますのでご了承ください。

配信元:
パナソニック株式会社

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