パナソニック株式会社(以下、パナソニック)は、子会社 Yohana. LLC(創業者兼CEO 松岡陽子、以下 Yohana)を通じて、米国・シアトルで、忙しい家族のサポートを行う新たなサービスの提供を開始しました。
Yohanaは、テクノロジーを活かして、仕事と家庭を両立する忙しい親とその家族が、家族全員の幸せを最優先し、お互いと向き合う時間を大切にするためのサポートに特化した新しいウェルネス企業として設立されました。Yohanaが提供する第一弾のサービスとして、様々な「こなさねばならない用事(タスク)」を抱える親たちの負担を軽減する、パーソナルアシスタントサービス「Yohana Membership」の提供を、9月9日より米国・シアトルで開始しました。
コロナが流行する前から、仕事と家庭の両立は、親や家族に大きな負担をかけていました。米国では、コロナ禍以降、精神状態の悪化を訴える母親やバーンアウト(燃え尽き症候群)に陥っている母親が多くいると言われています。松岡陽子も、仕事と家庭の両立をする4児の母であり、コロナ禍でこのような課題に直面しました。
業界をリードするテクノロジー企業数社で、家庭用サーモスタットの改革や最新のロボット義手の開発を行うなど、人間を中心とした設計を行う独自のアプローチで、世の中の人がより健康で幸せなくらしを送るためのサポートをするテクノロジーの開発に取り組んできた松岡陽子は、この課題を解決するため、これまでの経験やスキルを活かし、テクノロジーと人間の各々の良さを組み合わせたパーソナルアシスタントサービスを開発しました。
「Yohana Membership」では、お客様は、「Yoアシスタント」というお客様のタスクの遂行を手伝う問題解決のプロフェッショナル(実在する人間)と、「Yohanaアプリ」のチャットで連絡を取り合います。お客様には、個別に実在する担当アシスタントがつくため、長期的に信頼と人間関係を築くことが出来る点が他のスマートアシスタントサービスや生産性向上アプリと異なる特長です。お客様が、家のメンテナンス、子どもの習い事や課外活動、自分のための用事、その間にこなすあらゆることなど無限にあるタスクについて、「Yoアシスタント」に解決を依頼すると、「Yoアシスタント」は、社内外の様々な分野別エキスパート、専任リサーチャーや経験豊富なプロフェッショナルの地域ネットワークを駆使し、タスクをこなすための手配を行います。タスクの進捗状況は、両者が「Yohanaアプリ」で確認できるため、すべてのタスクを一緒にやり遂げることができます。
「Yoアシスタント」は、データシステムと直感的なツールを利用し、完了したタスク一つ一つから学習することで、会員独自の好みに合わせた解決策の提案が出来るようになり、より速く、より巧みにタスクを完了できるようになります。
「Yohana Membership」は、9月9日より、米国全土からウェイティングリストへの登録が可能になります。シアトルでウェイティングリストに登録したご家庭には、サービスの体験利用をご案内します。「Yohana Membership」はタスク件数の制限なしに月額149ドルでご利用頂けます。
Yohanaは、様々な忙しい家族が、幸せを最優先し、心豊かに生活ができるくらしを実現することを目指して、今後、「Yohana Membership」の会員プラン、価格、利用可能なタスクの種類をさらに進化・拡大させるとともに、同サービスを必要とするお客様がいる地域を中心に展開を検討してきます。
松岡陽子(Yoky Matsuoka)のコメント
「4児の母親、妻、高齢の親を持つ娘、そしてCEOとして、山ほどある仕事を今までは何とかこなしていました。それが、コロナ禍により、夫も私も、生活をまったくコントロールできなくなってしまいました。何百万人もの女性や家族も同じ経験をしています。」
「技術者として歯がゆく感じたのは、多くのイノベーションがあるにもかかわらず、家族が幸せで、最も良い状態でいられるようにサポートするためのものが無いことでした。そこで、最先端のテクノロジーと人間を融合し、真のソリューションの開発に取りかかることにしました。」
「自分の全キャリアをかけて人々がベストな状態でいることを可能にするテクノロジーとソリューションを確立しました。Yohana Membershipを第一弾とし、家族の幸福感を高める個人向け製品・サービスを創出することをYohanaでは目指しています」