2024年12月17日
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パナソニック株式会社 オートモーティブ&インダストリアルシステムズ社は、HEV、EV、ガソリン車などの車載ECU(Electronic Control Unit:電子制御ユニット)の電源回路に適した、耐振動 面実装タイプ導電性高分子ハイブリッドアルミ電解コンデンサ[1]を製品化、2018年1月から量産を開始します。
環境対応車の燃費改善や環境規制への対応を背景にECUの搭載数増加や機電一体化[2]が進むにつれて、ECUの小型化と振動対策へのニーズが高まっています。そのため、ECUの電源回路の電圧安定化やノイズ除去などを目的に使用されるコンデンサにも、小形化と高耐振動性能が要求されています。当社では業界初(※1)の直径6.3mmサイズで30Gの高耐振動性能を実現した面実装タイプ導電性高分子ハイブリッドアルミ電解コンデンサを製品化しました。
HEV、EV、ガソリン車の高機能ECU電源回路、機電一体型ECU回路
小型軽量化や搭載数の抑制を目的にパワートレイン系ECUは、エンジンルーム内の設置からエンジン直接搭載へと変化しています。その動きに伴って、ECUに搭載されるコンデンサへの、小形、大容量でかつ高耐振動性能のニーズが高まっています。現在、耐振動性能を満たすコンデンサは、直径8mmや10mm品が主流ですが、市場からはさらなる小形化が要求されています。当社では独自の補助端子構造の採用により、業界で初めて、直径6.3mmサイズで振動加速度30Gの耐振動品を製品化、ECUの小型化や振動対策に対応します。
従来、ECUの基板実装工程では、ECUの耐振動性能を確保するために、非耐振動部品を使用する場合は、ボンディング(接着剤)で部品を固定する振動補強が必要でした。本製品は、振動加速度30Gを実現しており振動補強が不要でお客様の工程の合理化に貢献します。
本製品は、補助端子をコンデンサの側面に配置した構造で、補助端子のはんだ付け状態の確認が容易にでき、安定したはんだ付け性を実現、ECUの振動対策に対応します。
シリーズ名 | ZA、ZC、ZK |
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サイズ(直径Φ×高さ) | 直径Φ6.3×6.1mm 直径Φ6.3×8.0mm |
振動加速度 | 30G(294m/ S²) |
周波数 | 5~2000Hz |
全振幅 | 5mm |
振動性能(振動方向、時間) | X,Y,Z方向、各2時間 |
以上
記事の内容は発表時のものです。
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