2024年12月17日
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品名 | caos |
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愛称 | |
品番 | N-M55/A2(他7品番) |
メーカー希望小売価格 | オープン価格 |
発売日 | 2016年10月上旬 |
パナソニック株式会社 オートモーティブ&インダストリアルシステムズ社は、業界最高の大容量を実現したアイドリングストップ車用バッテリーの新製品を、「caos(カオス)」シリーズとして2016年10月上旬より発売します。
車の電子化や省燃費技術の進化により、カーバッテリーの電力使用量は増加傾向にあります。特にアイドリングストップ車では、アイドリングストップ(エンジン停止)の度に、エンジン始動や電装品駆動への電力供給が必要となり、大容量で耐久性の高い専用バッテリーを使用しない場合、バッテリーの早期劣化を引き起こします。新製品の「caos」は、電池材料や構造を改良することで、業界最高の大容量と従来品比1.8倍※1の長寿命化を実現しました。アイドリングストップ車用に加えて、「標準車(充電制御車[1])用」(10品番)、「ハイブリッド車(補機)[2]用」(10品番)の「caos」も発売し、用途に適した特性を持つ高性能バッテリーを展開します。
当社では、2006年から市販カーバッテリー「Blue Battery(ブルーバッテリー)シリーズ」の発売を開始し、今年で10周年を迎えます。中でも、大容量の「caos」シリーズで市場を牽引してきました。今後も車の進化に合わせて、カーバッテリーの高性能化を図っていきます。
アイドリングストップ車では、エンジン停止時にエアコンのファンやカーナビなどの電力を全てカーバッテリーから供給する必要があり、専用バッテリーを使用しない場合容量不足でアイドリングストップシステムが停止したり、「バッテリーあがり」を起こしたりすることがあります。当社では、正極・負極材料に2種類の鉛粒子を配合した「三次元構造」とすることで広い反応面積を確保し、大容量化しています。また、今回バッテリー内部の極板レイアウトを最適化して材料の充填性を高めたことにより、当社従来品の「caosPRO」の「性能ランク42」から約3割アップの業界最高容量となる「性能ランク55」を実現。充電不足になりがちなアイドリングストップ車にも安心してお使いいただけます。
アイドリングストップ車は充放電頻度が高いため、バッテリーが劣化しやすくなります。劣化によってバッテリー電圧が下がると、バッテリー寿命に至る前にアイドリングストップシステムが機能しなくなることがあります。本製品は、正極・負極板(グリッド)に使われるシルバー合金の組成を改良し、グリッド径を約20%拡大することで、耐久性と導電性を高めました。導電性向上により、電圧低下を最小限に抑え寿命末期まで高い電圧を維持できるため、従来品に比べて電池寿命が1.8倍に向上しました。これにより、アイドリングストップシステムを正常に作動させ、燃費性能の維持向上に貢献します。
「製品保証延長キット」をオプション購入いただくことにより、2年間の製品保証期間が3年間に延長します。このキットには、カーバッテリー寿命判定ユニット「LifeWINK(ライフ・ウィンク)」が付属しており、ユーザーご自身でバッテリー状態の検知や高精度な寿命判定が可能となります。「バッテリーあがり」などのトラブルは、車両側(充電系)の異常が原因となるケースもあり、正確なバッテリー診断と適正な時期でのバッテリー交換により、トラブルや不要なバッテリー交換を抑制することができます。
以上
記事の内容は発表時のものです。
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