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2016年5月20日
製品・サービス / プレスリリース
海外のスマートホームなどの遠隔制御システムの小型薄型化、高機能化に貢献
高さ15.8mmの薄型を実現、海外の安全規格にも適合し安全性向上
パナソニック株式会社 オートモーティブ&インダストリアルシステムズ社は、スマートホーム[1]に使用されるスマートスイッチ(以下スイッチ)[2]や、スマートコンセント(以下コンセント)[3]などの遠隔制御に適した薄型の「DWリレー(インラッシュ・低背タイプ[4] )」を製品化、2016年5月から発売を開始します。海外の各種安全規格に適合しており、海外でのスマートホームの需要拡大に応えます。
地球温暖化や資源問題を背景に、エネルギーや資源の有効利用を目指すエネルギーマネジメントが普及しつつあり、スマートホーム市場も世界的に拡大しています。スマートホーム内では、照明や家電製品などの各種機器を遠隔操作するためにスイッチやコンセントなどの採用が進んでいます。これらスイッチやコンセントの内部には、電源のON/OFF機能のために複数個のリレーが搭載されていますが、室内の限られたスペース内にスイッチやコンセントを収納する必要があり、市場からは薄型で低消費電力のリレーが要望されています。当社では高さ15.8mmの薄型を実現したリレーを製品化しました。スイッチやコンセントの小型薄型化、高機能化に貢献します。
スマートホームの照明・家電製品などの遠隔制御(スマートスイッチ、スマートコンセント)
スマートホーム内では、照明や家電製品など各種機器を遠隔操作するために、スマートスイッチやスマートコンセントなどの採用が進んでおり、今後、システム本体の薄型化や、遠隔制御する機器の増加などに伴う高機能化が予想されます。システム内部の電源のON/OFF機能のために搭載される遠隔制御用リレーには、小型薄型化が要求されています。当社では、独自のリレー解析技術と内部構造の最適化により、高さ15.8mmの薄型化を実現したリレーを製品化しました。これにより遠隔制御システムの小型薄型化と高機能化に貢献します。
遠隔制御を行うスマートスイッチやスマートコンセントなどでは、遠隔操作する回路ごとにリレーが必要であるため、複数個搭載されるケースが多く、リレー自体の消費電力を抑えることが重要になります。本製品は、コイルの保持電力がゼロのラッチングタイプリレーとなり、遠隔制御システムの消費電力低減に貢献します。
本製品は、電子部品の安全性などを定めた海外安全規格である米国UL規格、cUL(CSA)規格、ドイツVDE規格に適合しています。また中国CQC認証も2016年度に取得予定で、スマートホームの遠隔制御システムの安全性、信頼性向上に貢献します。
項目 | DWリレー(インラッシュ・低背タイプ) | |
---|---|---|
外形サイズ | 幅10.0mm×長さ24.0mm×高さ15.8mm | |
接点構成 | 1a | |
コイル消費電力 | 1巻ラッチングタイプ:200mW、2巻ラッチングタイプ:400mW | |
接触抵抗(初期) | 100mΩ以下 | |
定格制御容量(抵抗負荷) | 16A 277V AC | |
接点最大許容電流 | 16A(AC) | |
電気寿命 | 抵抗負荷 | 2万回以上(16A 277V AC) 5万回以上(8A 250V AC) |
耐突入 電流負荷 | 2.5万回以上(突入電流100A 600W(120V AC) タングステン) | |
機械寿命 | 100万回以上 | |
使用周囲温度 | -40℃ ~ +70℃(8A~16A) -40℃ ~ +85℃(~8A) | |
取得規格 | UL規格、cUL(CSA)規格、VDE規格(取得済み) CQC認証(2016年度中に取得予定) |
以上
記事の内容は発表時のものです。
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