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2016年2月2日
製品・サービス / プレスリリース
株式会社NTTドコモ(以下、ドコモ)及び株式会社ドコモ・バイクシェア(以下、ドコモ・バイクシェア)とパナソニック株式会社(以下、パナソニック)は、2020年またその先の社会に向け、電動アシスト自転車をはじめとした、利便性の高い移動手段のシェアサービスや分散充電環境などのインフラ整備に向けた実証実験を共同で行うことを本日合意しました。
2020年に向けて、現在官民挙げて様々な取組みが行われている中、自転車のシェアリングサービスについても、東京都心部において区域を越えた広域相互利用の実証実験が開始されるなど、益々導入が進んでおります。一方、電動アシスト自転車のシェアリングサービスの普及や利用頻度の増加に伴い、再配置の作業を軽減するための電動アシスト自転車本体の軽量・小型化、およびバッテリー充電の利便性向上が新たな課題となります。こうした状況をふまえ今回、ドコモとドコモ・バイクシェアが保有する「コミュニティサイクル等のバイクシェア事業の事業ノウハウ」と、パナソニックグループ※1が保有する「バッテリー充電システム」「電動アシスト自転車に関する技術」を融合し、自転車本体の軽量・小型化に向けた開発検討、及びバッテリーの充電状況を常に快適に保つための分散充電環境の整備(バッテリーシェア)の検討を行ってまいります。
今回の取り組みとして、電動アシスト自転車の利便性向上を目的としたバッテリーシェアの事業性の検証を共同で行います。具体的には、2016年4月より、東京都臨海地区(晴海、月島、豊洲)において、バッテリーシェアの実証実験を実施します。実証実験では、シェアリングサービス事業者側が用意した予備バッテリーを店舗やサイクルポートで常時充電し登録会員が自由に共有できる環境を構築することで、利用者の動向を把握・分析し、技術的課題の発見や事業ノウハウの蓄積を行います。
また今後は、シェアリングサービスに適した軽量・小型の電動アシスト自転車の共同開発に向けた検討を行うとともに、将来的にはバッテリーを活用し、携帯電話の充電や災害時の予備電源とするなど、新たな社会インフラの提供も視野に入れ取り組んでまいります。ドコモ、ドコモ・バイクシェア、パナソニックの3社は、バイクシェアやバッテリーシェアを始めとした新たなサービスを共同で検討し、環境に優しい利便性の高い社会づくりに今後も貢献していきます。
(1)バイクシェア分野
ドコモが推進するバイクシェア事業において、自治体等と推進しているコミュニティサイクル分野の知見と、パナソニックが保有する自転車及びバッテリー関連技術を用いて、シェアサービスに適した電動アシスト自転車の機能や仕組みを共同で検討し、小型・軽量化をめざす。
(2)バッテリーシェア分野
パナソニックが保有するバッテリー、充電機器等のソリューション技術を活用し、電動アシスト自転車の利便性向上を目指したバッテリーのシェアサービス事業化の検証を共同で行う。
(1)名称
電動アシスト自転車におけるバッテリーシェア実証実験
(2)目的
電動アシスト自転車のシェアリングサービスの普及や利用頻度の増加に伴い、バッテリー充電の効率化が新たな課題となる。バッテリーシェアは、バッテリーを充電・保管できる環境を複数個所に分散配置し、利用者が自由にシェアすることで上記課題を解決するアプローチであり、本実験ではその技術的課題の発見や事業ノウハウの蓄積を目的とする。
(3)実験内容
実験区域内の複数個所(店舗や自転車の保管場所など)で電動アシスト自転車のバッテリーを常時充電し登録会員が自由に共有できる環境を構築し、利用者の動向を把握・分析する。
(4)実施期間
2016年4月1日(金)~9月30日(金)
(5)実施場所
東京都臨海地区(晴海、月島、豊洲)
以上
記事の内容は発表時のものです。
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