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2015年4月2日
製品・サービス / トピックス
パナホーム株式会社(本社:大阪府豊中市、社長:藤井 康照)は、このたび、エネルギー収支ゼロを超えるエコ性能を備えた「ゼロエコ」仕様を標準採用したNEW『CASART(カサート)』を、2015年4月1日に発売しました。
NEW『CASART』は、主力商品「CASART」(特長:業界トップクラスの環境性能・省エネ性能、独自の制震構造による耐震性能・設計対応力、耐久性に優れた光触媒の外壁タイル)に、同社が2015年4月より戸建住宅に新しく仕様展開する「ゼロエコ」を標準採用し、主要部材を大型化して現場施工の省力化を図った新商品です。
▼『CASART(カサート)』スペシャルサイト
http://www.panahome.jp/casart/
NEW『CASART』は、国が2020年までに標準的な新築住宅で実現を目指すZEH(※1)を先取りした未来標準の住まい。国の誘導施策より2年早い2018年に戸建住宅の100%ZEH化を目指すパナホームの主力商品として、高い環境性能と経済性を両立するとともに、住む人の健康・快適性の向上に役立つ設備・仕様やくらし心地を自由にデザインできる設計対応力も備えています。
環境性能では、エネルギー収支ゼロのくらしを実現できるほか、経済産業省のZEH支援事業における補助金制度の要件をクリアできる優れた断熱性能<UA値0.6以下>(※2)を標準仕様で実現します。
●NEW『CASART』の概要
1. 優れた耐震性能と設計対応力を備え、工期短縮と施工の省力化を図る制震鉄骨軸組構造
(1)優れた耐震性能
NEW『CASART』の構造は、パナホーム独自の鉄骨構造を基本に、地震エネルギーを熱に変換して逃がす「アタックフレーム」を採用した制震鉄骨軸組構造。構造体自体の強度に加え、ボルトによる頑強な接合で構造全体としての強靭さを確保し、高い耐震性と設計の自由度を両立します。
要所に設置する耐力壁「アタックフレーム」は、斜材部に「座屈拘束+低降伏点鋼」を使用した「アタックダンパー」を要とし、地震による揺れを低減します。多くの超高層ビルに採用されている「座屈拘束+低降伏点鋼」による座屈拘束技術は、地震時の揺れで建物を支える材料が変形しないようにする、現代の制震技術を代表するもの。パナホームではその先進技術をダウンサイジングし、工業化住宅に初めて搭載(※3)しています。耐力壁の強度と地震エネルギーの吸収能力の高さを実現し、さらに制震材料の低降伏点鋼を使用することで繰り返す地震に対する強さを高めています。
(2)優れた設計対応力
外観は、屋根形状をはじめ、窓等の開口部、バルコニーやファサードの位置・大きさを自由にデザインできるほか、室内空間も柱の少ない大空間や部分的に床を下げるダウンフロア等が可能になるなど、優れた設計対応力を備えています。
(3)工期短縮と施工の省力化
屋根・外壁・床等の主要部材のサイズを約2倍に大型化。現場施工の省力化を図ることで、同等構造の従来商品に比べて工期を約10%(約6日)短縮します(※4)。さらに、部材の工場生産化率を高めることで現場施工の工数を低減して作業負荷の軽減を図り、労働力の供給不足や労働者の高齢化に対応します。
2. 省エネルギーと快適な居住性を実現する優れた断熱性能
(1)家まるごと断熱
壁や天井はもちろん、基礎の内側にまで断熱材を施した「家まるごと断熱」により、通年で温度が安定している地熱を有効活用します。外気に比べて夏涼しく冬暖かいベース空間(床下)の空気を、「HEPA(ヘパ)フィルター」を通して各居室に給気する「エコナビ搭載換気システム HEPAプラス」との組み合わせで、1年を通じて家中をきれいな空気で満たし、省エネにも貢献します。
(2)優れた断熱性能
NEW『CASART』は、経済産業省のZEH支援事業における補助金制度の要件をクリアできる優れた断熱性能(UA値0.6以下)を標準仕様で実現します。
3. きれいな空気にこだわる「エコナビ搭載換気システム HEPAプラス」
「エコナビ搭載換気システム HEPAプラス」は、空気中の微粒子PM2.5(※5)の中でもより身体に危険とされるPM0.5(※6)にも対応し、0.3マイクロメートルの微小粒子を99.97%除去する(※7)「HEPAフィルター」を工業化住宅業界で初めて標準搭載した(※8)、パナホームオリジナルの換気システム。1年を通じて冷暖房コストを抑え、きれいな空気で快適にくらせる住環境を実現します。また、自動で省エネ運転に切り替えるエコナビ(※9)機能も搭載しています。
4. エネルギーを効率的に創る「太陽光+蓄電システム」
太陽電池モジュール「HIT」(※9)で創ったクリーンな電気を、毎日のくらしにも、非常時にも有効活用できるリチウムイオン蓄電池ユニットを連携させた、「太陽光+蓄電システム」を採用。リチウムイオン蓄電池ユニットは、太陽光発電の余剰電力や夜間電力を蓄電し、日常生活で効率的に放電することで光熱費を抑えるほか、非常時のバックアップ電源としても機能します。
5. エネルギーを効率的に使う「スマートHEMS」
パナソニックの「スマートHEMS」(※9)は、家全体の消費電力や水道・ガスの使用量だけでなく、部屋ごとのエネルギー消費量も見える化して住む人の省エネ意識を高め、省エネ行動を促すシステム。エネルギー消費量が大きいエアコン・エコキュート・IHクッキングヒーター等の機器を自動制御し、電力消費のピーク時にはエネルギー消費を抑制する機能も備えています。
コントローラーは、家中持ち運べる「プライベート・ビエラ」(住宅機器コントローラーモデル)を採用。「AiSEG」(※9)との連携によりエアコンや照明を遠隔操作でON・OFFが可能。さらに、窓・シャッター、玄関の電気錠等の対応機器もコントロールすることができ、テレビや録画番組の視聴や番組の録画予約も可能です。
6. 美しい外観を長期間維持し、空気浄化にも貢献する光触媒タイル「キラテック」
「キラテック」は、光触媒技術による「セルフクリーニング効果」で、外観の美しさを長期間維持し、外壁のメンテナンスにかかる費用を大幅に節約できる外壁タイルです。また、光触媒技術による空気浄化機能も備えています。
7. 住む人の感性・こだわりに合わせて選べる8つのインテリアスタイル
インテリアスタイルは、パナソニックが提案する8つのスタイルから選択可能。住む人それぞれの好みやくらし方に合ったインテリアから、くつろぎと歓びに満ちたくらしを提案します。
●NEW『CASART』の優れた環境性能による経済メリット
「ゼロエコ」の標準採用による優れた環境性能により、太陽光発電システムの平均的な搭載容量(※10)である4.61kWの搭載で、太陽光発電の売電額が年間約13.3万円となり、年間光熱費は約6.3万円のプラスになります。また、約20年前(1990年代前半)の住宅と比較した場合は、光熱費を年間約28.4万円低減でき、年間売電額(約13.3万円)と合わせて41.7万円の節約となります。(※11)
商品名: NEW『CASART』(カサート)
発売開始日: 2015年4月1日
構造: 制震鉄骨軸組構造
参考価格: 参考プラン 標準本体価格2,931万円(消費税込)
※延床面積130.46平方メートル(39.45坪)・2階建
※「ゼロエコ」仕様(太陽光発電4.61kW・蓄電池5.6kWh)含む
※価格は、地域、延床面積および設備・仕様等により異なります
販売地域:北海道、沖縄および一部地域を除く全国
販売目標:初年度2,400棟
▼『CASART(カサート)』スペシャルサイト
http://www.panahome.jp/casart/
■お問い合わせ先
パナホーム株式会社 広報・宣伝部(東京) 井筒 克彦・古矢 直美
〒163-0927 東京都新宿区西新宿2-3-1 新宿モノリス27階
TEL 03-6864-7111
(※1)ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス。国が2020年までに標準的な新築住宅として実現を目指すもので、住宅の躯体・設備の省エネ性能向上、再生可能エネルギーの活用等により、年間での一次エネルギー消費量が正味(ネット)でゼロ、または概ねゼロとなる住宅
(※2)建物外皮の熱貫流率の平均値。外皮表面積に占める単位温度差当たりの総熱損失量で算出。住宅・建築物の省エネルギー基準(2013年10月1日改正)で規定
(※3)2010年5月パナホーム調べ
(※4)延床面積130.46平方メートル(39.45坪)における延べ日数の比較割合。延床面積および設備・仕様等により異なります
(※5)PM2.5は粒径が2.5μm(マイクロメートル)以下の微小粒子状物質の総称。1μmは1mmの1000分の1
(※6)PM0.5は粒径が0.5μm以下の微小粒子状物質の総称
(※7)HEPAフィルターの工場出荷時の性能値であり、換気システム全体の性能値ではありません。また、0.3μm未満の微小粒子状物質については、除去の確認ができていません
(※8)2014年9月パナホーム調べ。粒径0.3μmの粒子を99.97%除去するHEPAフィルターを通して給気する換気システムとして工業化住宅業界初
(※9)「ECONAVI(エコナビ)」「HIT」「スマートHEMS」「AiSEG」はパナソニックグループの登録商標
(※10)4.56kW。一般社団法人太陽光発電協会 太陽光発電普及拡大センター「平成26年度(平成26年4月~平成27年2月)住宅用太陽光発電補助金交付決定件数」による
(※11)【試算条件】2015年3月現在◎パナホームNEW『CASART』(太陽光+蓄電システム含む)での独自試算◎パナホーム2階建モデルプラン(延床面積123.04平方メートル)における試算◎建築地:大阪地区◎家族人数:4人想定◎冷暖房:ルームエアコンを想定(APF5.9を採用)◎家電製品(冷蔵庫、TV、洗濯機等)については、最新型を想定◎光熱費の算出には建築地での電気・ガス供給会社の料金体系を使用◎太陽光発電による売電金額は、固定価格買取制度の余剰買取方式による2015年度売電単価33円/kWhを使用し、初年度の数値を算出。*算出した数値は目安であり、それを保証するものではありません。実際の生活パターンや、設備・家電の使用状況等により異なります。また、節約効果の試算額には設備機器の初期費用(機器及び工事費)は含まれません。◎【新省エネ基準レベル住宅】(電気・ガス併用、太陽光発電設置なし)との独自試算による比較◎冷暖房:ルームエアコンを想定(COP3.0を採用)◎家電製品(冷蔵庫、TV、洗濯機等)については1990年代を想定
<関連情報>
▼【パナホーム】エネルギー収支ゼロを超える住まい『ゼロエコ』誕生~戸建住宅商品にZEH仕様として展開~(2015年3月17日)
http://news.panasonic.com/jp/topics/2015/43513.html
▼パナホーム ホームページ
http://www.panahome.jp/
記事の内容は発表時のものです。
商品の販売終了や、組織の変更等により、最新の情報と異なる場合がありますのでご了承ください。