2024年11月21日
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パナソニック ハウジングソリューションズ株式会社(代表取締役社長:山田 昌司 本社:大阪府門真市 以下当社)は過去に納入した内装ドアのハンドルの後継品を画像で判定できるAI画像識別システム「写真de判定」のサービスを2024年10月1日より開始しました。
当社は『くらしの「ずっと」をつくる。“Green Housing”』を事業スローガンに、変化する価値観や社会課題に向き合い、持続性のある豊かな社会をつくっていくことをミッションに掲げています。
昨今の建築・建設業界を取り巻く環境は、2019年4月施行の「改正労働基準法」が定めた猶予期間が終了し、建築・建設業界でも2024年4月より時間外労働の上限規制が実施されたことで業務時間内で煩雑な業務を効率的に行うことが求められています。そのような状況下において、当社においても住宅に納入後の設備・建材などの部品や後継品の問合せ等により、流通や供給主体で判別に時間がかかっている事実があります。画像などの情報から過去の品番を検索し、後継品を探し出すことはスキル・経験が必要で、定型化することが困難な業務でした。
このたび当社は「AI画像認識システム」を開発。スマートフォン等で該当製品を撮影するだけで、後継品の選定や加工情報等の必要資料の閲覧が可能となりました。これにより従来後継品の判別・選定にかかっていた時間を削減し、業務のスキル平準化にも貢献します。現時点においては当社の内装ドアのハンドルのみの運用ですが、今後、キッチンや洗面の水栓の画像でも判定ができるようにサービスを拡充予定です。
当社は持続性のある豊かな社会をつくっていくために、今後も「AI画像認識システム」を活用し、建築・建設業界のバリューチェーン全体の業務効率改善に取り組んでいきます。
・写真de判定ページ(内装ドアハンドル)
https://www2.panasonic.biz/jp/support/sumai/hantei/door_handle.html
パナソニック ハウジングソリューションズ株式会社 CS部 お客様相談センター
メール:shashinde-hantei@gg.jp.panasonic.com
現在使用している内装ドアのハンドルについて、エンドユーザーから供給主体や販売代理店への問合せは非常に多く、問い合わせ全体では200~250件/月程度、ハンドルの交換の要望については100件程度にも上ります。問い合わせを受けた供給主体もしくは販売代理店が現場に出向いても品番がわからないことが今まで多々ありました。
今回のAI画像識別システム「写真de判定」を使用することで、現場で交換等に必要な情報を簡単に取り出すことができます。まずスマートフォン等から「写真de判定」サイトに接続、フィルターの条件を入力してから、写真を撮影します。設置している商品と類似点が多い商品が数点(※)上がってくるので、そこから該当製品を選定します。取り出すことが出来る情報としては、下記の3点となります。
(1)現場に設置されていると思われるドアのハンドル図面
(2)ハンドルの後継品品番
(3)施工をするために必要な資料
また、このシステムはパソコンでも判定が可能なため、販売代理店などの事務所でも活用できます。
内装ドアハンドルの問合せ業務については、品番が多岐にわたり、年代によって形状や納まりが違うため、製品知識の経験則によるスキルが必要となります。社内・社外問わず、担当部署の社員が入れ替わるたびに、問合せ業務の継承が課題になっていました。今回のAI画像識別システム「写真de判定」を使うことによって、経験やスキルに関係なく同じ検索作業で、高い回答精度・品質に寄与します。
※候補は1~5(最大)つ表示。候補が特定できない場合はエラー表示される。
記事の内容は発表時のものです。
商品の販売終了や、組織の変更等により、最新の情報と異なる場合がありますのでご了承ください。