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2014年11月28日
技術・研究開発 / トピックス
モノづくり日本会議と日刊工業新聞社が主催する「2014年 “超”モノづくり部品大賞」において、パナソニック株式会社の「家庭用燃料電池の『基材レス ガス拡散層(GDL)』の開発と実用化」が、“超”モノづくり部品大賞を受賞しました。
2014年11月27日、東京都内で開催された贈呈式の受賞者代表挨拶で、パナソニック・常務取締役 野村 剛氏は、「現状の燃料電池システムはまだまだ課題を抱えており、本格的な普及には、さらなる低コスト化、コンパクト化が求められています。今後、本技術の応用展開により、燃料電池システムのさらなるコストダウンの実現に邁進し、来るべき水素社会の実現に向けて貢献していきたいと思います」と述べました。
受賞内容は以下のとおりです。
■テーマ:
家庭用燃料電池の『基材レス ガス拡散層(GDL)』の開発と実用化
■開発概要:
家庭用燃料電池の心臓部であるセルスタックに使われるガス拡散層(Gas Diffusion Layer, GDL)において、今回、導電性カーボン粒子とフッ素樹脂材料(ポリテトラフルオロエチレン)の配合比率の最適化と、混合・シート化・焼成からなるプロセスを独自開発することで、多孔質であり、且つガス拡散性と導電性、および撥水性を有する多孔質カーボンシートを業界初(※)で開発するとともに、家庭用燃料電池のGDLに適用した。この開発により、材料コストを大幅削減し、従来比10%化することに成功した。本新開発GDLを、2013年4月発売の家庭用燃料電池「エネファーム」に搭載し、機器の低コスト化と高効率化に貢献した。
なお、本件開発にあたっては、独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の委託業務により得られた成果の一部を活用しています。
※2013年1月当時。パナソニック調べ。
【お問い合わせ先】
パナソニック株式会社 モノづくり本部 企画グループ TEL:06-6905-4530
▼パナソニックの家庭用燃料電池 エネファーム
http://panasonic.co.jp/ap/FC/index.htm
▼パナソニックの技術・研究開発
http://panasonic.co.jp/company/r-and-d/
▼"超"モノづくり部品大賞 公式サイト
http://www.cho-monodzukuri.jp/award/
記事の内容は発表時のものです。
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