2022年12月22日

技術・研究開発 / トピックス

香川県のスタートアップと都市部で働く会社員が交流し、「自己の見つめなおし」と「関係づくり」のきっかけを提供するツアーを実施

パナソニック ホールディングス株式会社 事業開発室は、ローカルスタートアップと都市部で働く人材の関係づくりから、一人ひとりが本当に大切にしたいものを探索し、心の豊かさを実現するためのプロセス提供を目指した取り組みの第1回目の実証実験を行いました。事業開発室では、イノベーション創出加速を図る取り組みに挑戦しており、地域課題の解決を通じて、新規事業創出へ繋げる「ホームタウンDX」の活動を進めています。本取り組みでは、都市部で働く人材とローカルスタートアップの人材交流を活性化していくことで、地方と都市部の企業の双方が人材を獲得・成長させられる好循環を創出してまいります。

写真左:レコメンデーションに応じた気が合う可能性が高い企業と参加者の交流、写真右:スタートアップ企業の開発現場を訪問し、実製品を交えた取り組み説明

交流活性化を図る地方創生の流れが膨らむ中、厚生労働省による副業・兼業の普及推進により働き方が変化してきたことで、都市部で働く人が地方を体験する機会は増えてきました。一方、体験の人口が増える中、継続的な関係構築を作っていくことが次の課題となっています。

そこで、今まで見落とされてきた人材交流を促すため、情動やバイタルデータに基づいたレコメンデーションシステムを活用し、新たな関係構築のきっかけや継続的な交流機会の創出を目指した実証実験を2022年11月25日から2日間、瀬戸内サニー株式会社と共催で実施しました。

今回の実証実験では、東京・大阪に拠点を構える20代から40代の会社員と香川県のローカルスタートアップ3社が集まり、「実は気が合う人との関係づくり」「交流を通じた自己の見つめなおし」を1泊2日のツアー形式で実施。普段の職場では得られない交流を通して、自分が大切にしたいものを見直し自分らしいキャリア・生き方を探索するきっかけや、将来的な副業実現を目指す方への継続的な関係性構築の第一歩を提供しました。

青空の下、高松港でツアーでの学びを共有

本取り組みでは、情動やバイタルデータに基づいたレコメンデーションシステムを提供することで、スキルベースで「今」の事業に必要な人材を今日獲得するのみならず、パッションベースで感性が似ている人材と繋がる機会を提供します。変革が激しいスタートアップ企業が「明日こんな人が必要」となったときに備えた人材プールの構築への貢献を目指します。

今後も「地方と都市部の関係づくり」、「交流を通じた自己の見つめなおし」を行うツアーの継続的な実施を予定しています(第2回は2023年2-3月実施予定)。こうした検証活動に携わっていただけるローカルスタートアップ企業も募集しております。

<第1回実証実験の参加企業>
・瀬戸内サニー株式会社:瀬戸内の魅力を発信するメディア事業を展開。本実証を共催。
・株式会社未来機械:メガソーラー向けの掃除ロボットをドバイなどに展開。
・株式会社Raise the Flag.:視覚が不自由な方の知覚拡張をサポートするプロダクト開発・製造・販売。

【関連情報】
・パナソニック ホールディングス 技術部門が取り組む「ホームタウンDX」の活動
https://news.panasonic.com/jp/topics/204842
・瀬戸内サニー株式会社
https://setouchi-sunny.com/
・株式会社未来機械
https://miraikikai.jp/
・株式会社Raise the Flag.
https://rtf.co.jp/

記事の内容は発表時のものです。
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