世界の平均寿命が年々延びているなか、人々の健康への意識が高まりつつあります。「ただ長生きをする」のではなく「いかに末永く健康に、豊かに生きていくか」という点が重視されています。
パナソニックは創業以来100年以上にわたり、お客様の日々のくらしに寄り添い、一人ひとりに最適な、健康なくらしを実現すべく、さまざまな取り組みを進めています。
まず日本では、介護保険制度が施行される2000年よりもさらに前となる1990年代から、エイジフリー事業をスタートさせ、高齢者とそのご家族の心に届く最適な製品・サービスを提供し続けています。
具体的には、フィットネス機器や体組成計、血圧計などの健康家電や、ご家庭や施設向けの介護用品・設備、事業者様向けのソリューションなどの開発・提供を推進しています。
また、超高齢社会を迎える日本の社会課題解決に向けた先進的まちづくりとして、当社としては関西初となるサスティナブル・スマートタウン「Suita SST」の構想を策定。異業種協業で実現する多世代居住型健康スマートタウンとして、2022年春のまちびらきを予定しています。
こうしたノウハウをもとに、より多くのお客様に少しでも長く健康にくらしていただくことを目標に、グローバルでの取り組みも推進しています。
中国で展開中の高齢者向けウェルネススマートタウン
速いスピードで高齢化が進んでいる中国では、協業パートナー(雅達国際ホールディングス)と共同で高齢者向けウェルネススマートタウンを着工。住居のうち1,150戸は、オールパナソニックとなる住宅設備が採用されます。中国社会に深く浸透しているスマートフォンひとつの操作で健康的で快適な空間を実現するこのタウンは、2021年秋からの入居を予定しています。
●中国のウェルネススマートタウンに提案している主な当社製品
お客様の健康データに基づくサニタリー空間、快適な睡眠を促すスマートベットルームなどを一体化させた空間ソリューション
「介護」から「介護予防」へ
「歩く」ことは、介護予防の第一歩と言われています。安心で適切な歩行をお助けすることで自立したくらしをサポートし、使うたびに元気になることを目的とした高齢者向けAI歩行支援ツール「歩行トレーニングロボット」。この歩行トレーニングロボットは、歩くことに不安を抱える高齢者に、安心で適切な歩行により自立をサポートし、使う度に元気になることを目的とした歩行支援ツールです。
日本ではすでに複数の高齢施設で運用が始まっていますが、中国でも導入を検討しています。
パナソニックは、お客様がいつまでも健康で、自分らしい元気なくらしを送るためのパートナーであり続けることを目指します。ご期待ください。
第三回 中国国際輸入博覧会(CIIE2020)
期間:2020年11月5日~11月10日
場所:国家会展中心(上海)
パナソニックブースでは、「关护无界 身心如悦」(どこまでも寄り添う 心身の喜びのために)をテーマに、パナソニックならではの健康価値で中国が目指す「健康中国2030」の実現に向けたお役立ちの姿を、具体的な健康・養老商品やソリューションで提案いたします。また、ビジネスの現場に貢献する先進技術も合わせてご紹介いたします。