
2026年1月28日
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2026年2月25日
製品・サービス / プレスリリース
構造チェックと部材の概算数量の算出が、24時間・365日※1可能に
パナソニック ハウジングソリューションズ株式会社グループのパナソニック アーキスケルトンデザイン株式会社(代表取締役社長:松川 武志、本社:大阪府門真市、以下、当社)は、パナソニック ビルダーズ グループ加盟店(※2)(以下、加盟店)に対し、図面データをアップロードするだけで、計算根拠に基づいた「構造チェック」と「構造部材の概算数量算出」ができる「テクノストラクチャーAI自動構造チェックサービス(以下、本サービス)」を2026年10月に開始予定です。このたびサービスの本格運用に先立ち、2026年4月より実際の使用状況を想定した試行を開始します。
本サービスを活用することで、建物の構造設計の効率化と加盟店の商談スピードの向上を実現し、2026年2月末に累計8万棟を達成する見込みの「テクノストラクチャー工法」の建物のさらなる普及を目指します。
近年、施主のライフスタイル多様化に伴い、住宅に求められるニーズが複雑化しています。例えば建築形態や構造は、吹抜け、オーバーハング、南面への大開口配置など、構造の実現性評価が難しい仕様が増え、要望が高度化しています。
テクノストラクチャー工法は多様なニーズに応える部材開発と設計自由度の向上に努めてきましたが、設計自由度の高さを生かした複雑な構造プランの確認や概算数量の算出には時間を要し、構造設計の効率化や商談スピードの向上などに課題がありました。
AIを活用した本サービス(2026年4月から試行・同年10月に本格稼働予定)は、加盟店がアップロードした図面データをもとに、計算根拠に基づいた構造チェックを自動で行うものです。加盟店は、構造の妥当性や部材の概算数量を10分程度で把握でき、プラン検討や概算見積りの精度向上に役立てることができます。本サービスではPDFの意匠図面(平面・立面・屋根伏図)を画像認識して構造計算に必要な情報をデータ化し、AIが部材を最適配置したうえでチェック用の構造計算を自動で実施します。PDFからの画像認識により意匠CADの種類を問わず対応できるほか、従来は当社内の作業者が同様の確認を行い、返答までに数日を要していた結果を、一般的な住宅規模であれば10分程度で提示できます。
大幅な時間短縮に加えて、クラウド上での自動対応により24時間・365日、加盟店自身で構造チェックを行うことが可能になります。構造強度が不足している部分を早期に確認できることで、間取り変更や手戻りの削減に寄与し、さらに、自動算出した構造部材数量情報を用いた概算見積り作成により、加盟店の設計効率化と商談スピードの向上に貢献します。
当社は『くらしの「ずっと」をつくる。“Green Housing”』を事業スローガンに、変化する価値観や社会課題に向き合い、持続性のある豊かな社会をつくっていきます。
※1 メンテナンス期間などサービス停止期間を除きます。
※2 当社とパートナーシップ契約を結びテクノストラクチャー工法の建物を提供する住宅会社 全国350社(2026年2月時点)
パナソニック アーキスケルトンデザイン株式会社
躯体商品統括部 DX企画開発部
電話:06-6909-7676(代表)
受付:平日 9:00~17:30
本サービスの仕組み(イメージ)
本サービスでは加盟店がアップロードしたPDFの意匠図面(平面・立面・屋根伏図)を画像認識し、構造計算に必要な情報をデータ化します。PDFから必要データを収集する仕組みを構築することで意匠CADの種類を問わず対応することが可能です。データ化した情報をもとにAIが部材を最適配置し、チェック用の構造計算を自動で実施します。
結果をもとに構造上の課題を加盟店自らが早期に把握できるため、提案段階でのプラン精度を高めることができ、近年ニーズが増えている吹抜け、オーバーハング、南面への大開口配置といった構造の実現性評価が難しいプランについても、提案初期に実現の可能性を確認できます。
同様の確認を当社内の作業者が手動で行う場合は、加盟店の依頼から返答まで数日を要していました。本サービスの導入により、一般的な住宅規模であれば10分程度で結果を提示できるようになり大幅な時間短縮が見込めます。
この仕組みは協業先のウッドステーション株式会社が保有する「PDFの意匠図面から必要な情報を画像認識してデータ化する技術」と、当社が保有する「柱・耐力壁・梁などの構造部材を自動配置し、自動で構造計算を行う技術」を組み合わせて構築しています。
構造計算結果表示イメージ
従来は比較的単純な構造の建物を提案することが多く、概算見積りを提示する際には「m2単位の概算見積り」を行うのが主流でした。しかし近年は、テクノストラクチャー工法の設計自由度を生かした多様で複雑な構造へのニーズが増え、従来のm2単価による見積りでは精度が不足するケースが増えていました。一方で、複雑な構造の場合、概算見積りであっても部材数量の把握が欠かせませんが、手作業で数量を拾い出すには日数を要していました。
本サービスではAIが部材を最適配置した情報に基づき構造部材数量を自動算出できるので、その数量に単価を掛けるだけで部材費用を容易に試算できます。
これにより、提案スピードが求められる商談の場でも、スムーズかつ具体的な費用提示が可能となり、加盟店の営業力強化に貢献します。
本サービスは加盟店自身がクラウド上に図面をアップロードして利用します。図面の読み込みから構造チェックの実施、結果の表示まで、全て自動で実施されるので、加盟店は24時間・365日必要な時にいつでもサービスを利用して構造チェックを行うことが可能です。
パナソニック耐震住宅工法「テクノストラクチャー」は、2026年2月末に累計8万棟を達成見込みです。1995年6月の発売から30年、現在は全国約350社のパナソニック ビルダーズ グループ加盟店や、テクノストラクチャー工法採用ビルダーを通じて供給しています。
テクノストラクチャー工法は、構造の要となる梁に木と鉄を組み合わせた独自の梁「テクノビーム」を活用することで、木造住宅に鉄の強さを加えたオリジナル工法です。
1995年の発売以来、一般的な1・2階建ての木造住宅には義務付けられていない許容応力度計算による緻密な構造計算を独自システムを用いて全棟に対して行い、設計段階で地震や台風などの災害、積雪など荷重による建物へのダメージを計算し、万一の災害に備えた提案を続けてきました。
加えて、2023年12月には繰り返す巨大地震(※3)にも耐えるための独自の基準を設定した「テクノストラクチャーEX」の提案を新たに開始しました。「テクノストラクチャーEX」は繰り返す巨大地震への強さを実現するため、独自に生成した人工地震波を用いた「4D(フォーディー)災害シミュレーション」(※4)を実施。耐震性の高い「テクノストラクチャー」の構造躯体に地震の力を吸収する制震ダンパーを、シミュレーションをもとに算出した適切な量と配置で加えることにより建物への影響を最小限に抑制、繰り返す巨大地震への強さを実現しています。
テクノストラクチャーEX ウェブサイト
https://panasonic.co.jp/phs/pasd/technostructurenoie/long/technostructure-ex/
テクノストラクチャーEX シミュレーション動画
https://sumai.panasonic.jp/video_jump/index.php?id=6765641275ca18a
【木と鉄を組み合わせた独自の梁 テクノビーム】
※3 巨大地震とは震度7を想定しています。
※4 木造住宅倒壊解析ソフトウェア「wallstat」(京都大学生存圏研究所の中川准教授が開発)を用いた独自地震波の「繰り返し地震」を与えるシミュレーションを指します。3次元の仮想空間に再現した建物モデルに地震波を加え、「時間軸」による変化も含めて評価するものです。
記事の内容は発表時のものです。
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