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画像:Panasonic AUTOMOTIVEロゴ

2024年8月6日

企業・経営 / プレスリリース

パナソニック オートモーティブの国内3工場が操業50周年を迎える

パナソニック オートモーティブシステムズ株式会社(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長 永易 正吏)の国内主要3工場が、操業から50年を迎えました。

松本工場

敦賀工場

白河工場

当社は企業ビジョン、“世界一の「移ごこちデザイン」カンパニー”の下、パナソニックグループが培ってきた家電やデジタルAVの技術と知見を活かした、新たなモビリティ体験の創造を目指しています。車や歩行者、自転車など、街を行くすべての人々が安心してここちよく移動できる世の中と、環境貢献で地球にとってもここちよい移動の実現に貢献します。

執行役員 南尾 匡紀(製造・物流・品質・環境・安全担当)のコメント

「松本、敦賀、白河の3工場が50周年を迎えることができたのは、お客様であるカーメーカー様、部材の購入先様、工場が拠点を置く地域の皆様、それぞれのご理解とご支援の賜物です。厚く御礼を申し上げます。

当社は、パナソニックグループ初の全拠点でのCO2排出実質ゼロを達成(https://news.panasonic.com/jp/press/jn230127-1)しています。省エネ活動はさらに進化し、エネルギー使用量の削減量は年率3%を上回っています。また、国内全工場でサプライチェーン・リードタイム(※1)の半減を達成することができました。この取り組みにより、お客様に必要なモノを必要な時に必要なだけお届けできる体質強化を図るとともに、在庫の適正化とキャッシュフローの改善によって、会社経営にも大きく貢献をしています。

50周年を迎えた3工場は、モノづくりをけん引する役割を担うとともに、それぞれ独自の強みを有しています。コンカレント開発を可能にする松本の対応力、デバイスと技術をつなぐ敦賀の源泉工程、半導体技術力で他社にないモノづくりを実現する白河。多様なモノづくりで培った技術力をさらに伸ばし、融合することで、さらに大きな価値を創出し、社会への貢献を果たすべく、引き続き尽力してまいります」。

50周年を迎えた3工場は、それぞれの生産品目において最先端のモノづくりを実践するとともに、当社が世界で展開する海外工場のマザー工場(※2)としての役割も担っています。操業100周年を目指して、3工場はこれからも技術と技能を切磋琢磨し、進化を続けます。

※1 サプライチェーン・リードタイム…カーメーカーの需要情報を受信してから、当社の製品を出荷するまでの時間。
※2 マザー工場…海外の工場を「子供」として、独自の技術やノウハウを根付かせ、成長を加速させる役割を担う中心的な工場。
海外からの人材を受け入れて育成する役割も果たす。

松本工場の特長と概要:

パナソニックグループの車載モノづくりをけん引する、“グローバルトップランナー”工場です。IVI(イン・ビークル・インフォテインメント)/ディスプレイ・オーディオ/カーナビゲーションを中心とした、快適な車室空間を創出する最先端の車載製品の製造はもちろん、新工法の開発や、次世代のモノづくり人材のリーダー教育が行われています。

  • 操業開始:1974年4月
  • 所在地:長野県松本市大字笹賀5652番地
  • 敷地面積:69,000 m2、建屋面積:27,400 m2
  • 生産品目:IVI(イン・ビークル・インフォテインメント)、ディスプレイ・オーディオ、カーナビゲーションほか

敦賀工場の特長と概要:

車載スイッチやセンサーなどの設計開発、製造を行っており、製品を通して人と車をつなぎ、車室空間に新しい価値を提供することをミッションとしています。製造現場では、最新のデジタルの力を取り入れ、360度カメラで撮影した動画をAIで解析することで現場のムダと滞留を可視化し、個々の提案やアイデアで日々の改善に取り組んでいます。

  • 操業開始:1974年7月
  • 所在地:福井県敦賀市堂26号1番地の1
  • 敷地面積:45,700 m2、建屋面積:28,400 m2
  • 生産品目:車載スイッチ、バックアンドコーナーセンサー、ヘッドアップディスプレイほか

白河工場の特長と概要:

製品の進化を支える量産化技術に強みを有し、グローバル3拠点の中核工場として中国やメキシコ拠点と連携し、車載カメラやETC車載器の量産開発と製造を担っています。交通事故の低減とドライバーの負荷軽減につながる安全運転システムの高度化や、車とくらしの連携を通して、より安全で安心なモビリティ社会の実現に貢献します。

  • 操業開始:1974年4月
  • 所在地:福島県白河市白坂牛清水15
  • 敷地面積:30,739 m2、建屋面積:10,343 m2
  • 生産品目:車載カメラ、ETC車載器ほか

パナソニック オートモーティブシステムズ株式会社について

パナソニック オートモーティブシステムズ株式会社(https://automotive.panasonic.com/)は、2022年4月1日、パナソニックグループの事業会社制スタートに伴い、車載事業を担う事業会社としてスタートしました。当社は、世界22の国と地域、従業員数約3万人、売上高約1兆4,919億円(2023年度実績)の事業を展開するグローバル企業です。Tier1として、国内外の自動車メーカーに、インフォテインメントシステムをはじめとするパナソニックならではの先進技術を提供し、快適で安全・安心な車作りに貢献しています。企業ビジョン“世界一の「移ごこちデザイン」カンパニー”を掲げ、人に寄り添う技術で世界のお客様のご期待にお応えします。

<別紙>生産活動と製品の変遷

松本工場

松本工場、1979年撮影

1974年 松本工場を設立、カーラジオの生産を開始
2001年 セル生産を導入
2004年 全ラインをセル化
2011年 マシンセルを導入
2014年 液晶モジュールの生産を開始
ディスプレイ・オーディオの生産にマシンセルを導入

2016年 基板組立の自動化ラインを導入
2018年 材料供給AGVを導入
2020年 IVIの自動化ラインを推進

主要生産品目の変遷

1970年代 カーラジオ
1980年代 8トラックカーステレオ
1990年代 カーCD
2000年代 カーナビゲーション、カーマルチメディア、ポータブルナビ、メモリーナビ
2010年代 車載地デジチューナー、電子ミラー(インナー、アウター)、ヘッドアップディスプレイ
2020年代 IVI

敦賀工場

敦賀工場、1974年撮影

1974年 敦賀工場を設立、車載スイッチ、リモコンの生産を開始
1982年 パソコン用キーボードの生産を開始
1987年 源泉工程の内製化を推進
1995年 舵角センサーの生産を開始
2017年 B&C(バックアンドコーナー)センサーの生産を開始
2018年 カメラECUの生産を開始、TPS(トヨタ生産方式)による製造工程のカイゼンを開始
2021年 360度カメラとAI分析による製造工程のカイゼンを開始
2023年 後補充生産を開始
2024年 ヘッドアップディスプレイの生産を開始

主要生産品目の変遷

1970年代 車載スイッチ、リモコン、スピーカー
1980年代 パソコン用キーボード、ステアリングスイッチ
1990年代 舵角センサー
2010年代 センサー類、カメラECU
2020年代 ステアリングECU、ヘッドアップディスプレイ

白河工場

白河工場、1974年撮影

1974年 白河工場を設立、磁気ヘッドの生産を開始
1976年 ECM(エレクトレット・コンデンサ・マイクロホン)の生産を開始
1979年 補聴器の生産を開始
1981年 ビデオカメラの生産を開始
1988年 静止画テレビ電話の生産を開始
1991年 CCTVカメラ(監視カメラ)の生産を開始
1996年 車載カメラの生産を開始
1997年 クリーンルーム導入、高精度光学製品モノづくりに対応
2001年 携帯電話カメラの生産を開始
2005年 車載マイクの生産を開始
2006年 センシング用車載カメラの生産を開始
2017年 世界初 歩行者検知機能付き車載カメラの生産を開始(※2021年4月20日現在、当社調べ)
2023年 ETC車載器を海外から移管、生産を開始

主要生産品目の変遷

1970年代 磁気ヘッド、マイクロホン
1980年代 ビデオカメラ、補聴器
1990年代 CCTVカメラ(監視カメラ)
2000年代 携帯電話カメラ、車載カメラ、車載マイク
2020年代 ETC車載器

記事の内容は発表時のものです。
商品の販売終了や、組織の変更等により、最新の情報と異なる場合がありますのでご了承ください。

配信元:
パナソニック オートモーティブシステムズ株式会社

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