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2021年5月19日
製品・サービス / プレスリリース
大型球面スクリーンで没入感を実現
新たなビジネスへの展開を目指す
パナソニック株式会社 ライフソリューションズ社は、都市や建築の計画検討用VR(バーチャルリアリティ)の等身大立体投影装置として活用してきた「汐留サイバードーム」(所在地:東京都港区東新橋1-5-1)を2021年5月21日にリニューアルオープンします。
当社のVR事業は1990年システムキッチンの設計段階で使い勝手を確認するために公開したVRシステムから始まり、その後30年間にわたり将来のさまざまな空間設計に応用できるVR技術を開発してきました。そして建築計画や都市インフラ整備、市街地再開発事業などのまちづくりにおいて、行政や設計者、コンサルタント、地域住民における合意形成を促す手法としてVRを用いたプロジェクト推進支援を行ってきました。
2003年にオープンした「汐留サイバードーム」は、VR投影装置として多くのまちづくりで活用されてきました。幅8.5 m、高さ7.5 mの半球状の大型スクリーン内に利用者が入り、プロジェクターによる映像投影により、仮想空間の中に入り込んだ没入感のある顧客体験を実現しています。約20名(※1)まで同時に閲覧することが可能なため、多人数の顧客が同じ仮想空間の中で同じ映像を見ながら協議できることで合意形成を支援します。
今回、これまでのランプ光源のプロジェクター18台から、レーザー光源のプロジェクター9台に入れ替え、投影面の均一性が高いスクリーンに変更しました。以前に比べ1.5倍の解像度、輝度を実現し、経年による明るさの欠損を抑えます。また投影システムの入れ替えにより、VRコンテンツだけでなく、4K・8Kの高解像度な2D・3Dの360°映像、パノラマ静止画像を投影することができます。
当施設はVRを活用し、2000年以降1,700件以上のまちづくり・建築計画を支援してきました。今後は観光・エンターテイメント分野での活用も視野に入れながら、オフィスやスポーツ、商業施設の空間設計コンサルティグや、運営状況の可視化、運用時の課題解決、改修計画検討など運営コンサルティングへの活用で幅広いビジネス展開を目指していきます。
当施設はこれからもお客様の課題解決に対するソリューションとなるよう機能拡充を図っていきます。
※1:新型コロナ対策により、当面5名以下での活用にて運営していきます
照明と住まいの設備・建材 お客様ご相談センター
フリーダイヤル 0120-878-709(受付 9:00~18:00 365日)
幅8.5 m、高さ7.5 mの半球状大型スクリーン内に利用者が入り、プロジェクターによる映像投影を行います。仮想空間の中に入り込んだ感覚を最大限まで高めた顧客体験を実現しており、歩く目線で街路樹の高さや道幅、段差を確認したり、鳥瞰で街を上空から見下ろし、街並みや建物の全景を眺めることができます。
約20名(※1)まで同時に閲覧することが可能なため、大人数の顧客が同じ仮想空間の中で同じ映像を見ながら協議できることで多くのまちづくりにおける合意形成を支援してきました。
今回、これまでのランプ光源のプロジェクター18台から、レーザー光源のプロジェクター9台に入れ替え、以前に比べ1.5倍の解像度、輝度を実現するとともに、経年による明るさの欠損を抑えます。スクリーンはシルバースクリーンから投影面の均一性が高いグレースクリーンに変更しました。シルバースクリーンは反射率が高く、平面スクリーンには最適ですが、汐留サイバードームのような曲面スクリーンの場合は、角度により反射率が異なり、均一な明るさにするのが難しい点があります。加えて高輝度なアクティブシャッター方式のプロジェクターに変更したことで、グレースクリーンにも十分な明るさを確保でき、より均一な明るさで鮮明に投影することが可能となりました。投影システムの更新によって、4K・8Kの高解像度な2D・3Dの360°映像やパノラマ静止画像を投影することが可能になりました。
これまでの「汐留サイバードーム」はVRを用いた計画検討支援やシミュレーションによるまちづくり・建築計画の合意形成に活用されてきました。
今後は新たに、オフィスやスポーツ、商業施設における空間設計コンサルティングや運営時における実際の施設活用状況を把握した上でより良いメンテナンスや改修支援を行うなど、運営コンサルティングへもビジネスを展開します。
例えば、公共空間ではイベント時のライトアップやプロジェクションマッピングの演出状況を可視化・共有し効率的な運営を行うことができます。また、竣工後の実際の人の動きや設備の使われ方を 可視化することで適切な照明や空調の設備制御の実現します。ほかにもオフィス空間における天井や壁に隠れた配管やダクトの様子を可視化することで、効率的なメンテナンスや改修計画の検討への活用を目指していきます。
▼汐留サイバードーム リニューアル
以上
記事の内容は発表時のものです。
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