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2020年7月31日
技術・研究開発 / プレスリリース
パナソニック株式会社(以下、パナソニック)は、大阪府立大学 大学院生命環境科学研究科 獣医学専攻 安木真世准教授と共同で、帯電微粒子水の新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に対する抑制効果を確認しました。
帯電微粒子水は、空気中の水分に高電圧を加えることで生成される、OHラジカルを含んだ微粒子イオンで、酸化力が強く反応性が高いという特長を有しています。当社は、1997年に研究を開始して以来、20年以上にわたって帯電微粒子水技術の研究に取り組み、人体へ悪影響を及ぼす病原微生物(細菌、真菌、ウイルス)やアレルゲンの抑制、PM2.5含有成分の分解など、さまざまな効果を確認してきました※1。
ウイルスに関しては、2012年に第三者機関とともにウイルスクリアランス試験を実施し、生物学的特性で4つに分類したそれぞれで抑制効果が確認できたことから、未知のウイルスに対しても帯電微粒子水の抑制効果が期待できると発表しています※2。
昨今、世界的に感染が拡大する新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)については、新型ウイルスであることから、改めて大阪府立大学と共に試験を行った結果、帯電微粒子水による抑制効果があることを確認しました。なお、今回の確認は密閉した試験空間で実施したものであり、実使用空間における確認ではありません。
今後も、新たな病原微生物をはじめ、さまざまな空気リスクが発生する可能性がありますが、パナソニックは、世界中の人々が健やかに過ごせる環境づくりを目指し、引き続き帯電微粒子水技術の可能性を追求していきます。
45 Lの試験空間において、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)を対象に、帯電微粒子水の曝露有無による比較実験を実施
対象 | 時間 | 抑制率* | |
---|---|---|---|
新型コロナウイルス(SARS-CoV-2) | 1回目 | 3時間 | 99.7% |
2回目 | 3時間 | 99.9% | |
3回目 | 3時間 | 99.9% |
以上
記事の内容は発表時のものです。
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