2022年5月24日

サプライチェーンをはじめとした「現場」を体感

「カスタマーエクスペリエンスセンター」をリニューアル
エクスペリエンスを向上。店舗や物流現場で課題が起こるシーンを再現

画像:カスタマーエクスペリエンスセンター エントランス

パナソニック コネクト株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役 執行役員 社長・CEO:樋口 泰行)は、2019年1月にオープンしたB2Bのお客様の接点のハブ機能、「カスタマーエクスペリエンスセンター※1」をリニューアルしたことをお知らせします。

「カスタマーエクスペリエンスセンター」は、1. プレゼンテーションエリア、2. 展示エリア、3. 共創エリア、の3つで構成されています。当施設のリニューアルにあたり、2. 展示エリアを特に拡充し、エクスペリエンス(体験)を向上しました。

画像:1.プレゼンテーションエリア、2.展示エリア、3.共創エリア

1. プレゼンテーションエリアでは、注目分野の市場動向や事例などのプレゼンテーションを用意。当社ならではの映像・音響機器システムで、プレゼンテーション内容に集中いただける没入感の高い体験を提供します。
そして、2. 展示エリアでは、サプライチェーンをはじめとした「現場」で課題が起こるシーンを再現し、エクスペリエンス(体験)を向上。課題を解決するためのセンシング、AI画像解析などの要素技術のデモンストレーションも用意し、具体的な課題解決のイメージにつなげていただきやすくなっています。特に、サプライチェーンマネジメントの領域に、これまで以上に重点を置き、2021年7月に発表した、造る(製造)・運ぶ(物流)・売る(流通)領域のSaaS型業務アプリケーション群「現場最適化ソリューション」における、当社の課題解決アプローチ((1)可視化、(2)標準化、(3)最適化)を体感いただけます。

画像:オートノマスサプライチェーンTMの実現に向けて

サプライチェーンにおける最新のソリューションを体感できるデモンストレーションは、この分野でも最先端のものになります。また、店舗のバックルームや店頭、物流現場で課題が起こるシーンを再現し、お客様と真の経営課題を論議することが可能となりました。これにより、造る(製造)・運ぶ(物流)・売る(流通)サプライチェーン現場のソリューションをお探しのお客様や、センシングや顔認証などで有用なソリューションをお探しのお客様にも、展示エリアでのソリューションデモンストレーションやディスカッションを通じて、お客様の現場の潜在課題への気付きや解決の糸口を持ち帰っていただけるきっかけとなることを期待しています。
さらに、3. 共創エリアでは、開放感があり落ち着いた空間で、周りを気にせず、共創のディスカッションに集中いただくことが可能です。

今回のリニューアルをきっかけに、当社の事業である「現場プロセスイノベーション」を俯瞰してご理解いただくこと、また、ディスカッションや共創活動を通して新たな価値を皆様と共に創造し、現場にイノベーションをもたらすことで、よりよい社会の実現に貢献していきたいという、当社のパーパスに共感していただき、お客様やパートナー企業様とのより深い関係を構築していくことを目的としています。

■展示エリアのリニューアル強化ポイント(展示イメージ)

2019年1月にオープン以降、お客様とディスカッションする中で、特に日本のサプライチェーン現場では、現場の経験則だけでは計画通りに物流をコントロールできなくなっていることや、コントロールできているかもわかりにくくなっていることが顕在化し、当社として課題意識を強めています。展示エリアでは、そのような現場で課題が起こるシーンを再現し、当社の課題解決アプローチ((1)可視化、(2)標準化、(3)最適化)を体感いただけるような展示としてリニューアル強化しました。

(1)物流現場の最適化

<物流現場の現状・課題が起こるシーン>

  • ・配送の遅れや不測の事態に備えて、常時多めの人員リソースでオペレーション計画を組まざるを得ない。(配送する荷物が少ない日があっても、多めの人員が割り当てられている)
  • ・物流倉庫で配送予定の荷物ピッキング作業において、日々の荷物量や業務量の変動が大きいため、カゴ台車に積載する最適な荷物量の予測ができず、同じタイミングで配送する荷物が揃うまで待ち続けざるを得ない。(ピッキングリードタイムのバッファ※2が大きい)
  • ・配送トラックの台数や積載量のバッファを大きく持っているため、積載率が高くなるまでトラックが長時間倉庫の前で待機せざるを得ない。もしくは、低い積載率のままトラックの台数を増やして配送せざるを得ない。

<課題解決アプローチ例>

  • ・積載量可視化(左)で荷物量を把握。適切なタイミングで荷物を倉庫からトラックに運ぶことができる。
  • ・配送計画最適化&動態管理ソリューション(右)で配送のPDCAを回し、トラックの待機時間を削減。最適な台数で効率の良い配送が可能になる。結果的にはCO2排出量の削減につなげられる。
画像:積載量可視化(開発中)(左)と配送計画最適化&動態管理ソリューション(右)
【積載量可視化(実証実験中)】

対象物の距離を取得するTOF方式3Dセンサーでカゴ台車の積載容積率を可視化。カゴ台車が積み込まれるトラックの積載量も可視化されることで、積載率の改善による配送効率の向上につなげる。

【配送計画最適化&動態管理ソリューション】

最適な配送計画を作成し、トラックの動態管理で配送支援・実績管理を実施。配送におけるPDCAを回すことで積載率の向上や労務費の削減につなげる。

(2)流通現場の最適化

<流通現場の現状・課題が起こるシーン>

  • ・店舗のバックルームや店頭の棚にある商品の在庫状況をリアルタイムかつ正確に把握するには手間がかかり、欠品による販売機会ロスが発生。また、店頭の棚にある商品の在庫状況と、補充する作業時間が合っていない。
  • ・現場の経験則による発注で在庫のバッファが生まれ、在庫の過不足が発生し、不要な在庫が過剰になることで結果的に廃棄ロスなどにつながっている。

<課題解決アプローチ例>

  • ・センシング、AI画像解析などの要素技術や棚の可視化ソリューション(左)で、リアルタイムに棚の商品の売れ行き状況を把握。補充作業の基準を設けて、基準を下回ったタイミングで棚に品出しできるようなオペレーションを実現。
  • ・来店客可視化ソリューション(右)で、店内のエリア別の滞在人数が分かる。何時に、どの棚に人が集まっているのかを可視化することで、適切なタイミングでの品出し作業を実現。欠品による販売機会ロスの削減につなげられる。
画像:棚の可視化ソリューション(左)来店客可視化ソリューション(実証実験中)(右)
【棚の可視化ソリューション(開発中)】

来店客との接点である「商品棚」を可視化。販売機会ロス削減に向けたタイムリーなオペレーションを提案。統計データから適切な需要予測が可能になり、在庫/物流コスト最小化につなげる。

【来店客可視化ソリューション(実証実験中)】

カメラによるセンシングで、店内をエリア別で来店客の滞留状況などを把握することが可能。

(3)サプライチェーン全体の最適化

<サプライチェーン全体の現状・課題が起こるシーン>

  • ・変動が大きい状況に柔軟に対応するために、製造・物流・流通の現場でそれぞれバッファ(生産数やリードタイム、人・トラックのリソース、在庫など)を大きく持った運営をせざるを得ず、それが結果として大きなムダを生むことにつながっている。
  • ・バッファの一例
  • [製造]注文量が読めないため、先回りして余分に生産。
  • 優先順位をつけて/計画通りに製造することが難しい。
  • [物流]注文されたものをその都度運んでいる。
  • ピークに合わせて常に多めの人・トラックのリソースを確保している。
  • [流通]売れるタイミングで店頭に商品が無いと困るため、必要数よりも多めに発注。

<課題解決アプローチ例>

  • ・世界トップクラスのサプライチェーン・ソフトウェアBlue Yonder ソリューションとの将来的な技術連携による「オートノマスサプライチェーン™」を構想。オートノマスサプライチェーン™の実現に向けて、現場データの統合とS&OP(Sales&Operations Planning)を起点としたサプライチェーンの最適化と、各現場の最適化を提案。実証実験等で終わらず、自社の製造現場やお客様先で実装しているソリューションを提供できることの強みを活かしていく。
画像:Blue Yonder ソリューション

■「カスタマーエクスペリエンスセンター」の位置づけ

「カスタマーエクスペリエンスセンター」は、お客様とのインタラクティブなコミュニケーションを通して真のお困りごとを可視化し、お客様と共に解決していく当社の共創の中心的な施設です。業界や技術に対する深い知識や経験を持つエキスパートであるエバンジェリストが、お客様の現場のお困りごとをサポートします。また、「カスタマーエクスペリエンスセンター」でご覧になった各々のソリューションについて、さらに深く理解されたいお客様は、各営業を通じて、当社のその他共創拠点にて各ソリューションの最新状況をご覧いただくことも可能です。

なお、「カスタマーエクスペリエンスセンター」をハブとして、5つの共創の拠点がございます。

  • ・「Network Connect Lab」
    お客様やパートナー企業様と、ローカル5GやプライベートLTE等の各種無線ネットワークを通じた様々な実証・検証を行っていただく共創スペース
  • ・「AMP(Advanced Material Processing)Connect Lab」
    製造現場において、当社の高出力・高ビーム品質の青色レーザ加工機等によりファインプロセス(実装・溶接など、精緻精密な加工プロセス)ソリューションを実証・検討できる共創スペース
  • ・「Media Connect Space」
    映像制作現場における、お客様のニーズに合わせたリモートプロダクションや最新のメディアソリューションを体感できるスペース
  • ・「Service Business Connect Lab」
    日々進化するクラウドビジネスにおいて、お客様やパートナー企業様に当社のクラウド・運用サービスをご体験いただき、システムの検証を行えるオープンイノベーションのスペース
  • ・「Sensing Connect Lab」
    世界最高水準※3の顔認証技術や、センシング技術に特化した、R&D部門における、お客様のリアルな現場に近い技術検証環境を構築する共創スペース

既に公開済の「Network Connect Lab」と、「AMP Connect Lab」以外の拠点については、今後順次発表を行ってまいります。

当社は、「現場から 社会を動かし 未来へつなぐ」をパーパスにかかげ、現場にイノベーションをもたらすことで多様な人々が幸せに暮らせる、持続可能な社会の実現を目指してまいります。

  • ※1 カスタマーエクスペリエンスセンターは、ビジネス向けのため一般公開は行っておりません。ご希望の方には当社営業よりご案内差し上げます。
  • ※2 必要なバッファと必要以上のバッファ(ムダ)が存在。また、個別の現場での必要なバッファ量と、全体最適ができる環境でのバッファ量があります。
  • ※3 2017年4月28日に公開されたNIST公式の評価レポート(IJB-A Face Verification Challenge Performance Report、IJB - A Face Identification Challenge Performance Report)において世界最高水準の評価を得ており、引き続きNIST「FRVT 1:1」(2021年9月10日発行)の「Ongoing Face Recognition Vendor Test」においても、世界最高水準の評価結果を獲得しました。

▼パナソニック コネクト カスタマーエクスペリエンスセンター(Customer Experience Center)

https://connect.panasonic.com/jp-ja/about/who-we-are/experience/customer-experience-center

▼パナソニック コネクト 共創活動

https://connect.panasonic.com/jp-ja/about/who-we-are/experience

■パナソニック コネクト株式会社について

パナソニック コネクト株式会社は2022年4月1日、パナソニックグループの事業会社制への移行に伴い発足した、グローバルで約28,500名の従業員を擁し、売上高が9,249億円の、B2Bソリューション事業成長の中核を担う事業会社です。当社は、企業としての存在意義であるパーパスを、「現場から 社会を動かし 未来へつなぐ」と掲げています。このパーパスには、製造業100年の知見とソフトウェアを組み合わせたソリューションや、高度に差別化されたハードウェアの提供を通じて、サプライチェーン・公共サービス・ 生活インフラ・エンターテインメントのそれぞれのお客様とつながり、お客様の「現場」をイノベートすることで、人と自然が共存できる豊かな社会・地球の「サステナビリティ」と、一人ひとりが生きがいを感じ、安心安全で幸せに暮らすことができる「ウェルビーイング」の世界を目指していきます。

  • ※ 2021年度、旧パナソニック株式会社コネクティッドソリューションズ社として

▼パナソニック コネクト株式会社 ホームページ:

https://connect.panasonic.com

【お問い合わせ先】

パナソニック システムお客様ご相談センター
電話:フリーダイヤルのマーク0120-878-410(受付:9時~17時30分<土・日・祝日は受付のみ>)

以上