2016年08月25日

高機能帯電微粒子水「ナノイーX」(※1)が、アレルギー性疾患検査

「View 39」に含まれる吸入系アレルゲンすべてを無力化することを検証

パナソニック株式会社は、麻布大学 獣医学部獣医学科 微生物学第一研究室 阪口雅弘教授の監修のもと、新たに開発した高機能帯電微粒子水「ナノイーX」が、主要アレルゲンである「View 39」に含まれる生物由来の吸入系アレルゲン17種(※2)すべてを分解し、無力化することを検証しました。

アレルギー性疾患を引き起こすアレルゲンを体内に取り込む経路は、「鼻や気管支からの吸入」、「食物や内服薬などの摂取」、「昆虫や薬剤などの刺入」、「植物や金属などの接触」の4種に大別されます。
「View 39」は、この中の花粉やダニなどの「吸入」系や、食物などの「摂取」系アレルゲン(食餌アレルゲン)39種について簡易的に行えるアレルギー検査です。この検査により、アレルギーの症状が疑われる疾患原因の推定や、今後症状が出る可能性があるアレルゲンを把握することができます。

今回、パナソニック株式会社は、居住空間の浮遊や、床や衣類への付着で存在すると考えられるアレルゲンの中で「View 39」に含まれる生物由来の吸入系アレルゲン17種に着目し、空質改善機能を強化した「ナノイーX」が、対象アレルゲンすべてに対し、分解、無力化効果があることを検証しました。

【View 39 生物由来の吸入系アレルゲン17種】

  • (1)ダニヤケヒョウヒダニ
  • (2)樹木花粉スギ、ヒノキ、ハンノキ、シラカンバ
  • (3)草本花粉カモガヤ、オオアワガエリ、ブタクサ、ヨモギ
  • (4)真菌アルテルナリア、アスペルギルス、カンジダ、マラセチア
  • (5)動物ネコ(フケ)、イヌ(フケ)
  • (6)昆虫ゴキブリ、ガ

【検証方法】

約6畳空間にて、「ナノイーX」デバイスから1.5m離れた位置にアレルゲンを設置し、高機能帯電微粒子水「ナノイーX」を24時間曝露。電気泳動法により分解効果の有無を判別。

【検証結果】

「ナノイーX」の曝露、非曝露で比較するとバンド色強度の低下が見られた。この結果により「View 39」生物由来の吸入系アレルゲン全17種の分解を確認。

【高機能帯電微粒子水「ナノイーX」の発生原理】

「ナノイーX」デバイスは、「ナノイーX」生成部である対極板の形状を、同心円ドーム形状から4本針形状に変更することで、放電方式も「コロナ放電」から、より集中的に放電できる「マルチリーダ放電」に進化。これにより、「ナノイー」の特長である弱酸性、長寿命はそのままに、浄化・脱臭効果などを発揮するOHラジカル量を従来の10倍(※3)に増加。

  • ※1:水に高電圧を加えることで生成されるナノサイズの帯電した水微粒子
  • ※2:アレルギーの原因物質スクリーニングに用いられ、吸入系アレルゲン18種、食餌系アレルゲン20種、その他1種の39種で構成される吸入系18種の内、構成する物質が特定できないハウスダストを除いた生物由来の17種を検証対象と設定
  • ※3:ラジカル発生量 「ナノイー」 4,800億個/秒に対して、「ナノイーX」 4兆8,000億個/秒 ESR法による測定。(当社調べ)
  • *今回の検証は、約6畳の試験室内の効果であり、実使用空間での効果ではありません。

【お問い合わせ先】

パナソニック株式会社 アプライアンス社 技術本部 ホームアプライアンス開発センター
TEL: 077-567-9925

【検証内容】

「View 39」に含まれる生物由来の吸入系アレルゲン17種を無力化

  • ・検証機関: パナソニック株式会社 プロダクト解析センター
  • ・検証時期: 2015年10月~2016年7月
  • ・検証対象: 「View 39」生物由来の吸入系アレルゲン17種
  • ・検証装置: 「ナノイーX」デバイス
  • ・検証方法: 約6畳空間にて、床面から1.2m、「ナノイーX」デバイスから1.5mの位置に試料を
    塗布したシャーレを設置し、高機能帯電微粒子水「ナノイーX」を24時間曝露。
  • ・分析方法と判定:電気泳動法を用い、「ナノイーX」の曝露、非曝露で、バンド色強度(※4)を比較。

  • ※4:バンドの位置はアレル物質の分子量(種類)で決まり、色強度はアレル物質量が多いと濃くなる。
  • ※5:ハウスダスト1:家のごみ。主要なアレルゲンはダニ(死骸・フン)。
  • ※6:ラテックス:職業性アレルギーとも呼ばれ、ラテックス手袋による接触系のアレルギー。
  • ※7:オボムコイド:卵アレルギー成分のひとつ。耐熱性卵タンパクで、加熱してもアレルゲン性を失わない。

【検証結果】

「ナノイーX」の曝露、非曝露で比較するとバンド色強度の低下が見られた。
この結果より、「View 39」に含まれる生物由来の吸入系アレルゲン17種の分解を確認。

【結果代表例】ヤケヒョウヒダニ(Der p 1)

  • ※8:分子量既知のタンパク質を用いて、評価対象のアレルゲンサイズを測る目安
種別 生物名 主要アレルゲン名 結果
ダニ ヤケヒョウヒダニ Der p 1 分解
樹木花粉 スギ Cry j 1 分解
ヒノキ Cha o 1 分解
ハンノキ Aln g 1 分解
シラカンバ Bet v 1 分解
草本花粉 カモガヤ Dac g 1 分解
オオアワガエリ Phl p 5 分解
ブタクサ Amb a 1 分解
ヨモギ Art v 6 分解
真菌 アルテルナリア Alt a 1 分解
アスペルギルス Asp f 1 分解
カンジダ Cand a 1 分解
マラセチア Mala f 2 分解
動物 イヌ(フケ) Can f 1 分解
ネコ(フケ) Fel d 1 分解
昆虫 ゴキブリ Bla g 2 分解
Bomb m 1 分解

■麻布大学 阪口教授のコメント

「View 39」の吸入抗原である17種のアレル物質に対する分解効果を電気泳動で調べた検証実験において高機能帯電微粒子水である「ナノイーX」はその分解効果が十分に認められた。
「View 39」は吸入系の代表的なアレル物質である「花粉、ダニ、ペット、昆虫、真菌」を網羅しており、「ナノイーX」はさまざまなアレルギー症状緩和に有効なデバイスであるといえます。

●麻布大学 阪口教授の経歴

阪口 雅弘(さかぐち まさひろ):麻布大学 獣医学部 獣医学科 教授
・略歴 大阪府立大学獣医学科卒業、東京大学農学研究科獣医博士課程修了(農学博士)
東京大学医科学研究所、ラホヤ・アレルギー免疫研究所(米国)、
国立感染症研究所主任研究官、理化学研究所チームリーダー等を経て平成19年より現職。
・所属学会 日本アレルギー学会、日本獣医学会

【「ナノイーX」の発生原理】

霧化電極をペルチェ素子で冷却し、空気中の水分を結露させて水をつくり、霧化電極と向きあう対極板の間に高電圧を印加することで、OHラジカルを含んだ、約5~20nmの大きさの「ナノイーX」が発生します。

従来の「ナノイー」デバイスは、同心円ドーム形状の対極板に放射線状に分散して放電する「コロナ放電」でしたが、新開発の「ナノイーX」デバイスでは、4本針形状の対極板を採用、針の先端部に向けて集中的に放電する「マルチリーダ放電」を実現しました。これにより、電子密度の高いOHラジカル生成領域が拡大し、OHラジカル量を従来の10倍※3に増大することができました。

以上