2024年12月13日
- イベント・スポンサー活動
- トピックス
2015年11月12日
イベント・スポンサー活動 / トピックス
2015年11月10日(火)、11日(水)の両日、東京都内で第17回日経フォーラム「世界経営者会議」が開催されました。パナソニック株式会社 津賀一宏社長は、10日のオープニングセッションに登壇。講演とともにディスカッションに臨みました。
以下の映像では、講演全編をご覧いただけます。
▼津賀一宏社長が第17回日経フォーラム「世界経営者会議」で講演
http://channel.panasonic.com/jp/contents/16633/
https://www.youtube.com/watch?v=oZ5pSTNab8k
日経フォーラム「世界経営者会議」は、優れた実績をあげたグローバル企業のトップが集まり、企業戦略や経営哲学、経営の最新トレンドについて議論する国際会議。1999年の創設以来、数々の著名経営者が参加し、今ではアジアを代表するイベントとなっています。第17回となる今年は、「未来の扉を開く突破力」をテーマに、日本経済新聞社、スイスのビジネススクールIMD、米ハーバード・ビジネス・スクールの主催で行われ、2日間で1100人が来場しました。
津賀社長は10日のオープニングセッションで、「未来に向けた『お役立ち』への挑戦」と題して講演を行い、社長に就任してからの改革と成長戦略の取り組みを紹介しました。発表骨子、概要は以下のとおりです。
■発表骨子:
【「シンプル」と「スピード」の改革】
社長就任にあたって強く意識して心掛けたことは、
・会社をシンプルに見える化すること
・意思決定をスピードアップすること
の2点。この観点で、さまざまな改革を進めてきた。そして、社員と危機感を共有し、全社一丸となって、お客様への「お役立ち」の報酬である「利益」を最優先とした経営に徹することで、業績を回復することができた。優先順位を付け、順番にできることを一つひとつ積み上げた結果として、今の姿があると実感している。
【「逆算」と「掛け算」の成長戦略】
「パナソニックには未来に向けたポテンシャルがある」という新たな方向性を、社長就任後6カ月という短期間に発信できたことで、社内外ステークホルダーの気持ちをつなぎとめることができた。さらに、私たちが目指す姿、価値観をグローバルで共有するために、新たなブランドスローガン「A Better Life, A Better World」を制定した。注目してほしいのは、「A」。この「A」には、一人ひとりのお客様へのお役立ちを追求することこそが、パナソニックらしい成長の鍵であるという思いを込めている。
そして、どの領域で「お役立ち」を拡大すればよいのかを、今後の伸びしろが大きい産業からの逆算で考え、「自動車産業」「住宅産業」を選定した。この2つの事業領域に、家電、法人向け事業であるBtoBソリューションとデバイスを加えた5事業で成長を目指している。そしてこの5事業で勝ち抜くために複数の事業を束ねるカンパニー制を導入した。4つのカンパニーが、しっかりと産業と向き合い、キーとなるお客様との信頼関係を深めるとともに、One Windowでオール・パナソニックとして価値を提供していく。そして、競争力の源泉たる個々の事業部は、それぞれの専門性と技術力に、他事業部の強み、さらには社外のパートナーの強みを掛け算することでイノベーションを起こし、新たな「お役立ち」を提供する。今では、このCross Value Innovation(クロスバリューイノベーション)が、次々と生まれている。
さらに、成長を実現する上では、地域軸からの視点も不可欠だ。5事業に、「日本」「欧・米」「海外戦略地域」の3地域を掛け合わせた「5×3マトリックス」で、具体的な成長戦略を立案し、実行することで、成長加速を図る。
【最後に】
大切にしている言葉は、「素直な心で衆知を集めて未知なる未来へ挑戦する」。これは、創業者が大事にされた「素直な心」と「衆知を集めて」という経営に不可欠な言葉に、「未知なる未来へ挑戦する」という私の経験に基づく造語を組み合わせたもの。私の出身である研究・開発の世界では、先が見えている事象はほとんどなく、逆に、分からないからこそ挑戦のしがいがある。同じことが経営にも当てはまる。新しい挑戦で未知なる未来をつくり、お客様への「お役立ち」を最大化していく。
▼【講演全編映像】津賀一宏社長が第17回日経フォーラム「世界経営者会議」で講演
http://channel.panasonic.com/jp/contents/16633/
<関連情報>
・パナソニック企業情報
http://www.panasonic.com/jp/corporate.html
・経営の考え方
http://www.panasonic.com/jp/corporate/management.html
・ブランド
http://www.panasonic.com/jp/corporate/brand.html
記事の内容は発表時のものです。
商品の販売終了や、組織の変更等により、最新の情報と異なる場合がありますのでご了承ください。